デジタル・ミニマリスト: 本当に大切なことに集中する

制作 : 佐々木 典士 
  • 早川書房
3.59
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本棚登録 : 1217
レビュー : 81
  • Amazon.co.jp ・本 (320ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784152098870

作品紹介・あらすじ

TwitterやLINE、Netflixから、ぼくらの可処分時間を守りぬけ! 「テクノロジー界のコンマリ」が、つながり疲れと情報メタボを解消し真の豊かさを手に入れるための思考法・実践法「デジタル・ミニマリズム」を提唱。全米を席巻中のNYT&WSJベストセラー

感想・レビュー・書評

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  • 去年めっちゃSNS辞めたかった時に発売されてすぐに買った本。
    当時はなに言われても「でも私、今の生き甲斐は月9のシャーロック見ながらツイッターで実況してみんなで感想を語り合うことなの……!」と思って半分くらい読んで放置してたけど、なんかコロナでまたSNS疲れて読み始めたら結構刺さった。
    スマホからツイッター消したら楽になった

  • いますぐネットの世界を遮断しよう!と声高に論じられるのだろうか……と若干身構えながら読み始めたけど、全然そんなことはなかった。

    最近、漠然と感じていたインターネットやSNSに対する不穏な空気をわかりやすく言葉にしてもらった感じ。具体的なメソッドや例が登場するので、気になるものはすぐに行動に移せます。実際にやってみたら、TwitterとInstagramのフォロー数が三分の一に減り、半日で充電していたiPhoneのバッテリーが三日間もつようになって、自分と向き合う時間が増えた。

    あと、なぜかロングセラーの海外文学を読み漁りたくなりました。

  • 【No.21】「遠く離れて住む友だちと連絡を取り合うためにフェイスブックを始めたのに、いつしか目の前にいる別の友達との会話を続けることができなくなっている。以前なら友達とおしゃべりをしたり本を読んだりして過ごしていた夜のひとときに割り込んでくるインスタグラムに神経をすり減らす」「デジタル・ミニマリストは知っている。現代のハイテクな世界で生き延びていくために必要なのは、テクノロジーを使う時間を大幅に減らすことだ」「誘惑に屈してしまうのは、その人がだらしないからではない。使わずにいられないようにするために何十億、何百億ドルもの資金が投じられているからだ」「私たちが新しいテクノロジーに抱いている不安は、テクノロジーが有益であるかどうかという問題とは関係がない。主体性が脅かされていることが問題なのだ」「生活のなかでデジタル・ツールが占める役割を減らしたいなら、デジタルの手軽な気晴らしに代わる価値の高い活動に親しんでおく必要がある。携帯電話のスクリーンにかじりついているのは、余暇が充実していないせいで生まれた空白を埋めるためであることが多い」「一人で考える時間を持ち、いま何が起きているのか、何が起きたのかをじっくりと探り、理解することなしには、私の真の生活の一部とは呼べない。心の栄養になるものであれ、心を波立たせるものであれ、邪魔してくるものがなければ、人生は退屈そのものになるだろう。それでも、人生を満喫できるのは、一人きりでいるときだけなのだ」「孤独の欠乏=他者の思考のインプットに気を取られ、自分の思考のみと向き合う時間が限りなくゼロに近づいた状態」「常時接続を要求する文化にあって孤独の欠乏を避けるために、一人きりで考える時間と他者とつながる時間を日常のなかで行き来すること、それことが私の提案の重要なポイントだ」「何を警戒すべきかといえば・・・面と向かって話したり、友人と一緒にコーヒーを飲んだりする代わりに、投稿に”いいね”をつける行為です」「ソーシャルメディアのアイコンやコメントを交流の手段に使うのをやめると、一部の知り合い、とくにソーシャルメディア上でのみつながっていた人たちは、あなたの人間関係から脱落するだろう。私からの愛をこめた厳しい助言はー去る者は追わないこと」

  • タイトルが薄っぺらい感じだったり、腰帯が胡散臭い感じなのがもったいないほど中身は良かった

    単なるスマホ断ちのライフハック本ではない
    テクノロジーとの向き合い方を語るにあたってGAFAのビジネスモデルに立ち返り、人間の欲求や、なにに充実感を感じるかなどの話題に触れるところから述べていた

    最終的にはアプリ消せとかありきたりなことを言うではあるけれど、そこに至る過程・理由がしっかり語られているので説得力がある

    特にGAFAのビジネスモデルの項目と人間の欲求についての項目は、それ単体でも読む価値がある

  • ◇本書を読んだ理由

    この数年、仕事中やネットフリックスで映画を見てる最中や友人との会話中など、何をしていてもスマホが気になってしまっています。

    注意が散漫になることで、本来出せるはずのパフォーマンスも出せず、効率の悪さを感じていました。

    特に在宅勤務となってからは、スマホをいじっている時間が激増し、重度のスマホ依存に気がついたので本書に手を伸ばしてみました。

    ◇感想
    本当に伝えたいであろう大事な部分は少なく、後は自分の生活に当てはめられない極端な演習や、外国の歴史などに沿った例などが多い構成で読み飛ばして良い部分が多い。全部読むのは娯楽&自己満として、一度だけで良いと思います。

    しかし、その本当に伝えたいであろう大事な部分がとても価値のあるものだと感じました。たったの数ページの1文だけでも価格以上に自分の人生を変える大きなキッカケに出来そうなので読んで良かったです。

    ◇インプットしたい部分

    ・デジタル依存の正体とは
    テクノロジーに注意を奪われ、主体性を失っている状態。酒やタバコやドラッグなどに比べたら依存度は低いので、辞めたからといって禁断症状などは少ない。

    ・テック企業のビジネスプラン
    スマホ利用者の注意を奪い、長時間の閲覧をするように設計されている

    ・どのような手段でそれを実現させたか
    1 間欠の強化
    人間は、予期しないタイミングだ刺激を与えられることによって報酬系の脳内物質ドーパミンが多く出るように出来ている。
    スマホ利用に当てはめると、SNSでいいねの数がたくさんもらえる投稿や、検索でたくさんのクズページにまみれた良記事を見つけた時に快楽を司るドーパミンが出る。
    ⭐︎投稿や検索は1回するごとにギャンブルをしているような構造となっている。

    2 承認欲求
    人間は本能的に社会性を持つ生き物なので、「他人からどう思われているか」を意識せずにはいられない。その本能をテクノロジーで巧みに乗っ取ることを考えている。個人の主観ですが、迷惑系のYouTuberやくそパクツイやくそリプラーなどは、承認欲求が刺激され過ぎて壊れてしまっている状態に思えます。

    ◇デジタルミニマリズムとは
    最適化した方法でテクノロジーを生活に取り入れ、他の不必要なテクノロジーは捨てることで人生を良くするための哲学。

    デジタル依存を抜け出すためには、小手先のライフハックだねだと根本的な原因の解決は難しい、そのため利用のための哲学が必要となる。

    ⭐︎スマホ利用を減らすことで小さなチャンスを逃すことよりも、確実に人生が良くなるための大きなメリットを取りにいく。

    ◇デジタル片付け
    断食のように、30日間スマホからSNSなどを削除したあとで、デジタルミニマリズムの観点から再度インストールするものを選んで利用するといった紹介されています。

    ほか、孤独=他人のアウトプットに触れていない時間
    6章の趣味を取り戻そうなどが面白かった。

    注意経済という単語も初めて聞きましたが、新しい判断の基準として積極的に取り入れたい。

  • スマホに操られていないか、SNSやネットでのインフルエンサーなどに自分の人生の舵をとらせるのはもうやめよう。そのかわりにリアルな活動や交流をスケジューリングして置き換えよう。という本。
    37歳の大学卒業後mixi全盛期、Twitter、Facebookとともに社会人前半戦を過ごしてきた私、リアルに子供が三人いて、これから中間管理職まっただなか、これから活かすべきもの捨てるものがハッキリしました。時間管理含めて自分の時間を取り戻そうと思ってる人は一読の価値あり。

  • SNSを使うことで時間を無駄にしてる感覚に嫌気が差し、SNSのアプリを削除する、フォロー数を減らすといったことは行なっていたものの、どうもスマホを取り上げて意味もなくアプリを徘徊する行為をやめられないので、何かヒントを得ようと手に取ってみました。

    スマホを使う中で薄々感じていたことが、やっぱりそうだったのかと、目から鱗な情報が満載でした。

    イイねやRTが「承認欲求」を煽っていることは知っていましたが、写真へのタグ付けもその一環であり、SNS企業は自動タグ付け機能に莫大な投資をしていることは驚きでした。

    もう一つの「間歇強化」は目から鱗。「スマホはスロットマシンである」というくだりには衝撃を受けました。Facebookはリロードするたびにフィードの並びが変わりますが、何でこういう仕様なのだろうと思っていましたが、ランダム性を持たせるためなのですね。この本を読んでからSNSアプリを見ると、なんだ全部アプリを長時間使わせるための仕掛けじゃないかと意図が透けて見えるようになりました。。。

    スマホ使用を減らすための施策もたくさん紹介されていて、自分に合いそうなものを早速試していこうと思います。まずは次の施策をやってみます。
    ・YouTube、Safari、Amazonに制限時間を設定
    ・Twitterのアカウント削除
    ・Facebookの不要な投稿のフォロー外し
    ・スマホは家では目につかないところに置く
    ・スマホのタイマー・目覚ましを使わない
    ・朝起きてすぐにスマホを触らない

    この本は、スマホを使う全ての人に読んでほしいです。人間に主体性を取り戻すために。人間らしい生活を取り戻すために。

    ---

    有益かどうかは問題ではない。主体性が脅かされていることが問題

    スマホはスロットマシン。携帯をチェックするのは、さぁ当たり出るかなと期待しながらスロットマシンのレバーを引くようなもの

    タバコメーカーが狙ったのはあなたの肺
    アプリストアはあなたの魂を乗っ取ろうとしている

    間歇強化: 決まったパターンで報酬を与えられるより、予期せぬパターンで与えられた方が喜びが大きくなる。記事の徘徊も同じ。時々「当たる」から魅力的に思えるり面白そうな記事をクリックする行為は、スロットマシンのレバーを引くのと同じ

    承認欲求: タグを付けられる側は、「自分のことを考えてくれていた」ことを知って満足感を得られる

    主導権を取り戻すには、小手先の対処を考えるのではなく、自分が本当に大事にしている事柄をじくとして、テクノロジーとの関係を一から築き直す

    デジタルミニマリストは、「これを成し遂げるためにはテクノロジーを利用するのが最善か?」という根源的な問いを出発点として、世の中のほとんどの人々が漫然と利用している数々のサービスを慎重に取捨選択している

    一生続くストレスや骨の折れる労働と、いまあるものより質の良いブラインドとを交換する?

    計算を怠るな。比較考察を怠るな。私にどれだけの利益があるか。どれだけの損失を被るか

    大部分の人はこういった種類の最適化にほとんどエネルギーを投資していない。経済学的には、生産曲線の初期段階にある

    便利と必須を混同しない

    無知は幸いと言うが、場合によっては本当にそう

    スマホからウェブブラウザを削除した。「何でもかんでもすぐに答えが分からなくても構わないと思った」。昔ながらの紙のノートを購入して、退屈した時にアイデアを書き留めるようにした

    時刻を確かめたくて携帯電話を取り出すことで、非生産的なウサギ穴に吸い込まれる。そこで、腕時計を購入して生活の質を向上させた

    リンカーンは、散歩中に何か思いつくと紙片に書きつけ、シルクハットの裏地に挟んでいた

    人間が引き起こす問題は全て、一人静かに部屋に座っていられないことに起因する

    会話は理解を豊かにするが、孤独は天才の学校

    iPodは史上初めて途切れることなく人の意識を内面からそらす能力を備えたテクノロジー

    イヤホンを耳に押し込む手間が惜しい場面、無作法に当たりそうな場面もまた存在していたが、スマホは「チラ見」を提供して残りの孤独のひとかけらを追放した

    他人と1時間過ごしたら、そのX倍の時間を一人きりで過ごす必要がある

    長い散歩に出よう - 歩いて到達した思想にのみ価値がある

    イイね、コメントをしない。沈黙を貫く

    人間が社交生活に関心を持つのは、暇な時間ができると、デフォルトモードネットワークを起動するように作られているから

    営業時間を設ける。例えば1730なら確実に時間を空けていて、電話をかけても構わないと宣言することで、質の高いコミュニケーションを行う

    他人がスポーツをやることを眺める楽しさは理解できない。手を動かして何か作る、問題を解決して改善する方がずっと楽しい

    チェーンソーの使い方を学ぶのは簡単ではない。道の木や草を払うという一見退屈な仕事が、SNSをぼんやり眺めるより遥かに報いのある行為に思える

    良い余暇活動とは、楽しむのにより多くの知的労働を要求するもの

    ボードゲームのカフェ

    ソーシャルフィットネス: クロスフィットジム、F3

    スマホサイズの本: マウスブッククラブ

    新聞社は、読者を顧客とみなすことから、広告主を顧客とみなすビジネスに切り替えた。アテンションエコノミーの走り

    フリーダム: 気を散らすウェブサイトやアプリをブロックリストに入れて、予め設定したスケジュールに従って接続を制限できる

    最新のノートパソコンは究極の生産性マシンなのに、その生産性を高めるためには機能の一部をシャットダウンする必要があるから、皮肉な話

    インスタグラムのストーリー機能: 自分と友人の日を迫ったリアリティ番組。ユーザーが生成するコンテンツ量を増やすことを狙って導入された機能であり、ユーザーがコンテンツに費やす時間を増やす

    ダムフォン/ライトフォン: 手持ちのスマートフォンの代替にはならないが、それを拡張してシンプルな形で使える電話

    SNSを見る基準は「その投稿を見てやる気になるかどうか」。好きかどうかではない。チェックすべきかどうかでもない

    大切な友人と思う相手とは、何年も会わなくても昨日会ったかのように心を許して話せたり、お互いがしている事をリスペクトしあえる関係。どれだけ長く続いたかは関係ない

    何より大事なことは、デジタルツールにどの程度関わるか自分で選ぶこと。有名なミニマリストの生活をなぞるだけなら、広告に踊らされてモノを買うのと全く変わらない

    利用するツール類を意識的に選択する行為そのものが幸福感につながる

    Twitterで流れてくる速報を追っていると大量の情報をえられたようなきになるが、翌朝まで待ってワシントンポスト紙に目を通す方が遥かに理解できる

    政治評論と文化問題に関心がある場合、自分が選ぶ立場とは反対の立場から書かれた中で最高の議論に触れると、大概の場合何よりも勉強になる

  • 改めて自分のアウトプットの少なさに気が付く。
    距離感って大切ですね…

  • DAIGOさんがオススメしていたので見てみました。内容が少し難しいところがあったのですが、本当に大切なことに集中するためにはスマホを手放した方がいいなと思いました。なかなかミニマリストまではなれませんが、snsを見ないようにしたいです。

  • ソーシャルメディアから解放されたほうが良い根拠と
    解放されるためのトレーニングを紹介

    個人的には
    時間術大全の方が
    実践的だと思う

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