- 本 ・本 (464ページ)
- / ISBN・EAN: 9784152099051
作品紹介・あらすじ
11歳になる少女モリガン・クロウは不吉な〈闇宵時〉に生まれたため呪われた少女とされ、この世のすべての不幸が彼女のせいとされていた。ある日現れた謎の男ジュピターに導かれて秘密の魔法都市ネバ―ムーアに来た彼女は、特技を持つ数多くの子供たちと競争する試練を課される!
感想・レビュー・書評
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まりもさんのレビューを読んで、装画が大好きなまめふくさんだったこともあり、図書館で借りた。
他の方もレビューに書かれているし、訳者もあとがきで言っているのだが、読み始めしばらくは、物語の設定が似ているせいか、どうしてもハリーポッターのあんな場面やこんな場面が、脳裏によみがえり、「うーん、どうなんだ?」という気分になる。
けれど、読み進めていくと、ネバームーア独特の世界観も広がり、主人公が女の子という、また違った魅力もあってその先が気になる。
早速続巻を借りてみよう。
2021.7.5詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
「呪われた子」モリガンは、町中の災厄(過失も含めて)の原因とされていて、しかも11歳の誕生日に死ぬと決まっていた。しかし、誕生日のまさにその日、モリガンを連れに来た人物がいた。彼は魔法都市ネバームーアの「輝かしき結社」の入会候補者としてモリガンに試験を受けてもらいたいという。ただ死を待つだけだったモーガンの前に、わくわくするような冒険がやってきたのだ!
魅力的な「ネバームーア」と、ふしぎな入会試験、モリガンを狙う悪人…、舞台設定が秀逸で、次回作への期待が高まります。 -
たまにはこういう感じの物語を読みたくて手に取りました。
1作目なので何とも言えない。
最後らへんは流し読みしてまいました。
本当に最後のほうで次巻は面白くなるか??と思える所があったので巡り合えましたら読んでみようと思います。 -
とってもファンタジーらしいファンタジー!はじめの部分ではモリガンの置かれている状況はかわいそうなものだが、そこから抜け出して、ネバームーアという世界で大切な人たちや大切な友人を作っていく。登場人物はみんないいキャラクターだ。わたしはフェンが好き。これからモリガンの仲間になっていくホーソーンや同期生たちのことも。ところどころで伏線がはられているのもいい。これから先の展開も楽しみ。ハリポタとの類似点はあるかもしれないけれど、そんなこといったらどのファンタジーだって同じになってしまう。不幸な子どもが別の世界で活躍する、実は特別な子どもだった、というのは昔からある物語の骨組みであって、そこに、どう肉付けするかが大事なのだ。そして、ネバームーアは見事に読者をドキドキワクワクさせる肉付けがされていると思う。
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完全にジャケ買い路線だけど、大当たり。
とても面白かった。
正直ハリーポッターのこと思いださないではいられなかったけど、わたしこういうファンタジーがだいすきなのですよ。
ぜひ続きを出していってほしい。
楽しみにしてたのに途切れることけっこうあるから、、、
文体も軽快で読みやすいし、人物も魅力ある。
訳者が良いのかな。
あと装丁可愛くてすきだ。 -
第6回ビブリオバトル全国大会inいこまオフライン予選会で発表された本です。
2021.2.20 -
本が…読めなくなる時期に…入ってしまったこの身体、(?)もうとにかく読書に集中できない。長編が読めない。理由はわからない。が、大概長編を読んだあとはだいたいこうなる。まそし…まそしのせいなのか…いま、家族総出でちんじょれを見ています。笑。
三体が読みたい。読みたくて発売日に購入した。のに、もう何ヶ月も経ってるのに積読。満を持して開くがなんか集中できない。冒頭、おんもしろっってなったのに、なんか止まる。そして陰陽師をなぜかこの奇跡的なタイミングで手に入れ(意図せず)1話目を読み、世界文学をケアで読み解くをつまみ食いし、営繕かるかやを1話読みそして、魔道祖師4巻を一・二ヶ月のうちに再々再読…こういうときは、児童文学を読むとなおる(?)んだよ!と、ここに取り出したるはネバームーア。天下のまめふく先生が装画ですことよ。まめふく先生…愛しているーーー『ぼくがスカートをはく日』で出会い、表紙を見るだけで涙が溢れそうになる、なんて素敵な絵を描かれる方なんだろう…と。『思いはいのり、言葉はつばさ』『神様の貨物』『波打ちぎわのシアン』『人魚の夏』『飛ぶための百歩』『イーブン』『魔女たちは眠りを守る』児童文学ばかり、作家さん読みならぬイラストレーターさん読み。どの本も良かった…!(読んだのは3年ほど前)
ネバームーア、エックスで続刊求ム!のポストを見かけきになっておりました。ちょっとダークな世界観、なんと可哀想…というかこいつら酷すぎる…なまわりの大人たち…後々わかってくるとはいえ、この設定は…モリガンをそっとだきしめたい。もう、わたしはもうクリスマスの朝、ジャックとモリガンがきゃあきゃあ遊んでいるのを見られてもう、ありがとう。ありがとうの気持ち。感謝。最後まで<ワンダー細工師>の語感に慣れず、いまいちよくわかっていないままなのですが、邦訳のある2巻のタイトルはWundersmith らしいので掘り下げられるのですよね。スミス?!(ブレバン)となり調べてsmithの由来を知る。こういうのも楽しいですね。続きもたのしみ。 -
呪われた子と呼ばれ絶望の中にいた主人公が、別の世界で新たな生き方を探していく物語。
物語の中に出てくるキャラクターがそれぞれ個性があって良い。物事が見える才能、ドラゴンを操れる才能等それぞれ癖があるけどみんなが主人公の成長を手助けしてくれる。
中でも元格闘家でぶっきらぼうだけど温かい巨大な猫のフィンがいい。
ホテルの生活、クリスマスの街の中、試験の日々、不思議で素敵な日々がとても鮮やかに描かれていて、主人公のワクワク感や緊張感が伝わる。
私もそんなネバームーアの世界に行ってみたいと思った。 -
ファンタジーあるあるなのか?
物語の立ち上がりが遅くて、最初がなかなか進まなかった。世界観の説明とかが必要なのあるけどね…
後半どんどん面白くなって、最後は一気読み。
これはまたつづきも読む。
呪われた子と呼ばれたモリガンクロウが、ネバームーアに渡り、ネバームーアに住むための資格を手に入れるため、選抜試験を受ける。
モリガンに隠された秘密が最後の最後までわからない。続編ではもうちょっと明かされているかな?たのしみ。 -
世界観とキャラクターがしっかり作り込まれていて、ネバームーアの世界にグッと引き込まれる。
呪われた子と呼ばれてあらゆる不幸の元凶とされていたモリガンが、新たな世界で自分の居場所や仲間を見つけようとする。思わずハリーポッターを思い浮かべてしまうけど、また違った楽しさを味わえるファンタジー。