新エクセレント・カンパニー: AIに勝てる組織の条件

  • 早川書房
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  • Amazon.co.jp ・本 (584ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784152099150

作品紹介・あらすじ

AI時代の今こそ、数字や分析よりも人材や組織文化を重視するエクセレントな企業の強みが生き、アルゴリズムでは導けないエクセレントな製品やサービスを生み出せる。名著『エクセレント・カンパニー』待望の続篇にして、ピーターズ流マネジメント論の集大成

感想・レビュー・書評

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  • 時折、こんな本を読むとよい。
    忘れていたものを呼び起こしてくれる。

  • ふむ

  • 成功を目指すのなら、経費削減ではなく金を稼ぐことを目指せ。社員と設備に過剰投資、経費削減は悪循環のもと。
    シャワーカーテンの原理=シャワーカーテンはかならずバスタブの内側に入れること。
    大体の戦略を決めたら、死に物狂いで実行せよ。
    株主価値は結果、大事な支持者は従業員と顧客。
    一日1時間一分を休まずに。
    測定できないものは存在しない、と考えることは自殺行為。
    コモディティだからといって諦めない。心構え次第。金を費やすに値する差別化をする。サービスをエクセレントに。
    とにかく人が一番。すべての従業員がリーダーであること。
    トレーニング、さらにトレーニング。
    パートタイマーは会社の一因。厚遇する。小売業の従業員の待遇をよくすることは、すべての人をより豊かにする。
    人はみな企業家である。かつては全員自営業者だった。
    「数うちゃ当たる」ライターになりたければ山ほど文章を書く。
    さっさと失敗するほど成功する。失敗は成功のもと。
    イノベーションは筋肉増強剤。すべての決定に多様性を持つ。
    大きなことより小さなこと。小さなことに気づかう。小さなことを褒める。
    聞き上手は話し上手。
    グラミン銀行は、店に顧客を呼ばない。銀行が顧客を訪ねる。
    ビジネスをするのは楽しいから。現場の人たちと過ごすのは楽しい。
    敵のことは忘れる。妨害を取り除くことは考えない。妨害を避け、新たな小さな勝利の方法を考える。
    熱意のある人を雇う。
    熱意をもって1週間を始める。
    ありがとう、と笑顔とアイコンタクトのマジック。
    君はどう思う?=承認のあかし。
    ありがとう、は魔法の言葉。大きいことより小さいことに感謝する。
    メールは焦らず、深呼吸して、待つ。

  • 東2法経図・6F開架:336.3A/P45s//K

  • 超優良企業の条件を説いた世界的ベストセラー、『エクセレント・カンパニー』。その続編
    である本書では、AI(人工知能)には決してマネできない、「エクセレント」な企業活動の条件、ビジネスの本質を自身の経験をもとに伝授する。

    1 実践
    2 エクセレント
    3 人びと
    4 イノベーション
    5 付加価値―取りつかれたように優先せよ
    6 エクセレントなリーダー

  • 人がいちばん大事。いますぐに試してみよう。積極的に人の話を聴こう。ワオか、さむなくば失墜を。いつもエクセレントであれ。
    (引用)新エクセレント・カンパニー AIに勝てる組織の条件、トム・ピーターズ著、久保美代子訳、株式会社早川書房、2020年、90

    いま、私の目の前に2冊の本がある。1冊は、1983年に発行された「エクセレント・カンパニー 超優良企業の条件(株式会社講談社:大前研一訳)」。そして、もう1冊は、先日、私が書店で「ワオ!」と言って新刊コーナーで見つけてしまった2020年発行の「新エクセレント・カンパニー AIに勝てる組織の条件」だ。著者は、言わずとしれたトム・ピーターズ。まさか、37年の時を経て、私は、伝説の名著「エクセレント・カンパニー」の続編に”再会”できるとは思わなかった。

    トム・ピーターズの考えの根底には、いつも「人」がいる。このたび、トムは、カオス状態のテクノロジーの世界でいま現在起きていることを知るべく、100冊を超える本を読んだという。そして、これからの時代に即した組織文化、行動、エクセレントなリーダーになるためのエッセンスを続編に盛り込んだ。特に248ページに記載のある「リーダー就任の宣誓 管理者であり奉仕者であることを誓う」は、私も自身の手帳に書き記しておいた。この宣誓は、トムがAIMで行った副産物だそうだが、これからどんなにテクノロジーが進化しようとも、またどんな職業に就いていようとも、不変的であり、人間重視の原則に則ったあるべきリーダー像のことだ(詳細は本書で)。

    1983年発行の「エクセレント・カンパニー」は、私が学生時代に読み漁った一冊だが、当時、少し読みづらいところもあった。しかし、今回の続編は、トムが1998年に発行した「トム・ピーターズの起死回生(TBSブリタニカ:仁平和夫訳)」のように読みやすい。この「起死回生」は、世界23カ国、約400回の経営セミナーの集大成として纏められたものだが、まるで、トムのセミナーを受けているかのような感覚で、読者の心にスーッと入ってくる。このたびの続編も同じようなタッチで書かれており、570ページにも及ぶが、読者を飽きさせることがない。

    この続編では、ソーシャルビジネスやIoTにも話が及ぶ。しかし、本書で指摘していることは、いつの時代でも「人間」を第一に考えたトム流のマネジメントだ。例えば、些細なことに気配りをする、リーダーは熱意を持つ、人の話をよく聴く、目の前の仕事にいますぐとりかかるといったトムの指摘は、自分自身の仕事を振り返る良い機会にもなる。

    この新しいエクセレント・カンパニーでは、もうすぐ80歳になろうとするトムだけがたどり着いた「エクセレント」へと、道案内してくれる。さあ、読後は、自分たちの仕事で実践しよう。なぜなら、本書に登場する珠玉の言葉たちは、私たちをエクセレント・リーダー、エクセレント・カンパニーへと導いてくれるからだ。

    私の青春時代からずっと寄り添ってくれているトム・ピーターズに改めて敬意を表したい。

  • 読了

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