そして誰もいなくなった (ハヤカワ・ジュニア・ミステリ)

  • 早川書房 (2020年3月18日発売)
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本 ・本 (376ページ) / ISBN・EAN: 9784152099228

作品紹介・あらすじ

なぞの人物に招待された十人の男女が孤島の邸宅に集まったとき、おそるべき殺人ゲームがはじまる。童謡の歌詞どおりに一人また一人と殺されてゆく。犯人は誰か? そして生き残るのは…? クリスティーの傑作を、ルビと挿絵つき、完訳で贈る。小学5・6年生から

感想・レビュー・書評

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  • 思ったより恐い・・・。(´;ω;`)

    イメージでは難しそうだったので、中学生用を読見ました。人が次々死んでゾッとなって、結末であっとなる、とても面白い本でした。

  • そういえば読んだことないなと思って図書館で検索してみたらティーンズ棚で発見。

    ティーンズ向けだからというのもあるかもしれないけどストーリー展開がスピーディー。緊張感を保ったままどんどん登場人物が殺されていって、残りページあとこれだけだけど全員死んでトリックの解説までできる?と途中心配になるくらい。
    「実は犯人はおらず集団ヒステリーでした」とか「屋敷に住む幽霊の仕業でした」とかいうオチだったらどうしようと思いながら読み進めると、ちゃんと犯人がいてホッとした。

    読んだ後、名作をありがとうございます!とスッキリした気持ちになれる。

  • とても有名な小説を今さらながら読んでみた。
    そうするとやはり面白いものですね。
    過去の時代の話であるからそれほど面白いものかと
    疑心暗鬼でしたが、とても面白かった。

    トリックの内容も初めて知った。
    そういうことか。
    アガサさんの作品を読みあさろう。

  • 何十年も前に読んだ作品のため犯人もトリックもすっかり忘れていたのでとても楽しめました!
    最近、『十角館の殺人』を読んだのでクローズドサークルの王道を感じました!
    いつも犯人を推理しながら読み進めるのですが、私は当たった事が一度もありません(^_^;)
    今回も思ってもみない人でした!
    アガサクリスティを久しぶりに堪能しました!

    • katz21さん
      クリスティーの古典的名作、必携の一冊ですよね!!
      クローズドサークルの絶品はまだまだあります。
      方舟もお楽しみに!
      まさかの展開に驚愕...
      クリスティーの古典的名作、必携の一冊ですよね!!
      クローズドサークルの絶品はまだまだあります。
      方舟もお楽しみに!
      まさかの展開に驚愕間違いなし
      2024/05/13
  • アガサ・クリスティは前々から読んでみたいと思っていたのだが、機会が無かったため本作が初読。
    『十角館の殺人』を先に知っていたので、構造が非常に似ていると感じた。やはりクローズドサークルミステリは王道ながら面白い。その王道を作ったのがアガサ・クリスティなのだろうが。
    犯人やトリックはそこまで意外ではない(というか最近のミステリでも何回か見たことある)感じだったが、寧ろこれを黎明期にやってしまったからこそ最近の作品はネタ切れになっているんだろうなと言った感じ。あと、ジュニア文庫である故か目次の頁に全員の名前及び見た目とちょいちょい挿絵が挟まっていたため、海外小説あるあるの『こいつ誰だ』現象が起きなかったのが良かった。
    まあそれにしても全員見た目がかわいすぎると思うが。子どもでも楽しめるのは良作なのだろう。

  • 最初読む時は、「誰もいなくなった」ってどういう意味だろうと思っていました。犯人がいるなら、1人もいなくなるのはおかしいなぁと思いながら読みました。そしたら最後で「なるほど〜〜〜‼︎」と。面白かったです!(この本は少し怖いところもあるので夜に読むのはオススメしません。)

  • まずは、各メンバーがどのようにして兵隊島に呼ばれたのかの話が始まり、兵隊島に到着してからは事件が始まる。

    話はおもしろかったが、名前の統一がされておらず、わかりにくかった。
    小・中学生向けなら、統一してもいいのではないかと思った。
    ロンバードは・・と書かれてる数行後には、
    フィリップ・ロンバートは・・・とわざわざ書いてあったりする。必要か??

    作中について兵隊さんの歌に習うなら、9人目の日向ぼっこに関して、銃殺は関連あるのだろうか??と思ってしまった。
    絵に関して、ヴェラは体育教師だというのに学生の制服を着ているような絵で、違和感しかなかった。

  • 途中でネタバレ検索しちゃった。
    登場人物の名前がカタカナで誰が誰だか何が何だか。ジュニア版を読んだおかげで登場人物ページがあってしかもイラスト付きだったから名前が出る度に登場人物の確認しながら読んだ。
    単純に最後に残った人が犯人ではなかったのが良かった。

  • オススメされて読んでみたけどめっちゃ面白い!
    この本でアガサ・クリスティさんが好きになりました!

  • ミステリ食わず嫌いだった私でもタイトルだけは知っていた、アガサ・クリスティの代表作。『放課後ミステリクラブ』の巻末でも紹介されていたので、勢いで読んでみることにしました。

    おもしろすぎる……!!!!!!!!!!

    兵隊島のお屋敷に集められた十人の男女。
    不気味な声を合図に、死のゲームがはじまる。
    童謡の歌詞どおり、一人ずつ命を落とす……
    つぎに狙われるのは? 犯人は何者なのか?(見返しより)

    あまりにも金田一少年で一瞬怯みましたが、いやいやいや、これが元祖なのですよね。そう考えるとすごいや。

    序盤は登場人物を把握しきれず、本文と冒頭の人物紹介ページを行ったり来たりしながら読んだのですが、イラスト付きでわかりやすく、助かりました。ありがとうハヤカワ・ジュニア・ミステリ。完訳版なのがいいですね。

    読んでいる間中ずっとハラハラしていたし、最後にスカッと種明かしされるのも爽快でした。
    オチでひっくり返るほどびっくりしたの、映画『セブン』や『シックスセンス』を観た時以来かもしれません。記憶無くしてもう一回読みたいです。

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