- Amazon.co.jp ・本 (272ページ)
- / ISBN・EAN: 9784152099365
作品紹介・あらすじ
地球外病原体のアンドロメダ病原体によるパンデミックを封じ込め、人類絶滅の危機を乗り越えた5日間から50年。その再来を監視する「永続警戒計画」は、アマゾンの密林奥に異常を検出した……人類は再び未曾有の脅威に立ち向かう! 著者の遺族公認の公式続篇
感想・レビュー・書評
-
2008年に亡くなったマイクル・クライトン氏のパンデミック小説「アンドロメダ病原体」の原書が刊行されてから50年。
クライトン氏の遺族が認める公式の続編を若きSF作家ダニエル・H・ウィルソン氏が書いた。
『アンドロメダ病原体』の50年後の世界を描いている。スリリング。下巻へ続く。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
1969年に発表されたクライトン作『アンドロメダ病原体』の続編である。クライトンの死後に発表されているため関与の程度は不明だ。タイミングを図ったかと思うほどいい時期に翻訳・出版されているにも関わらずあまり関心をもたれていないようで、読書メーターの登録も少ないし図書館でもずっと貸出可能だった。中学生の頃(40年前!)深夜のテレビで映画を、その後原作も読んだ(やたら文字が小さかった記憶がある)がほとんど覚えていない。ま、事件が起きたのも50年前のことなので、問題はないかな? 本作のSFとミステリーが融合し、ドキュメンタリータッチで進む展開は好みだった。下巻も楽しみだ。
-
SF。パンデミック。
クライトンの前作は未読。
報告書のような形式で書かれるのが特徴。
サバイバル的な展開が多め。
どのような結末になるのか、下巻に期待。 -
“存在する証拠がないからといって、それが存在しないことの証拠にはならない” -
うーん、なぜクライトン遺族はこのような続編を許してしまったのか・・・これは驚きのない普通のSFだな。
-
続編、しかも第三者による作品が前作を凌駕するという稀有な例。第一作が生物学の実験室の中で展開されたスリラーとすれば、本作はロボット工学と宇宙科学を駆使したスケールの大きな冒険サスペンスに昇華している。