ゾンビとの論争 経済学、政治、よりよい未来のための戦い

  • 早川書房 (2020年7月16日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (496ページ) / ISBN・EAN: 9784152099563

作品紹介・あらすじ

2008年にノーベル経済学賞を受賞したポール・クルーグマン教授の最新著作。ニューヨーク・タイムズ紙で連載中の人気コラムが待望の書籍化。高所得者への減税による経済成長など、旧来の保守派の主張を厳しく批判しながら、現代のアメリカやEUにおける政治・経済に関する問題の誠実な見方を明らかにする。

感想・レビュー・書評

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  • 20221022読了。エッセイやブログなどに筆者が書いたものを纏めたもの。文体に癖があるので内容はともかく読むのに疲れた‥訳もなんかふざけた感じがあって(おそらく原文に忠実なのかとは思うが)、首尾一貫しない感じ。
    各テーマごとに時系列でまとめているので、当時のアメリカの臨場感が伝わってくると思う。

  • 図書館で借りる。いい本だと思うが、自分が求めていた中身と違った。

  • 記述型経済学=政策には関係なく、パターンを理解しようとする。
    規範的経済学=どういうふうに動くべきかを考える。

    公共財=企業に供給のインセンティブがない=皆保険制度、退職年金、など。
    アメリカの退役軍人保険局は成功している。

    ケインズ政策のおかげで、不景気はなくなりはしないが、ましになった。
    政府支出は中途半端にやると、効かない。

    MMTの機能性ファイナンスの理論は正しいが、増税や支出削減が政治的には困難なことを見逃している。

    緊縮策は信頼と安心感をもたらすから経済回復を阻害しない、というのは嘘。アイルランド、ラトヴィア、エストニアなどの例。

    求人と失業者との技能ギャップは嘘。本当に困っているなら教育が進むはず。
    もっともはやく求人が回復するのは、当初最も打撃を受けた職業。これは、構造的なものではなく循環的なものであることの証拠。

    ユーロはセーフティーネットが最初からなかった。
    自前の通貨がないから、内的減価=賃金と物価をカットする、しかない。

    デンマーク人の満足度が高いのは、福祉国家としての所得移転と高い政府消費があるから。

    暗号通貨への懐疑論=取引費用がかかることと、係留策がない。暗号通貨の使用はシグナリングのため。

  • 東欧はファシズムという本来の道に復帰するのか。
    アメリカの内田樹かな、アンチ共和党!

  • なかなか決着のつかなかった今回のアメリカ大統領選の合間に読み進めました。あまりに無茶苦茶に感じるトランプやトランプ支持者の言動になんとも言えない気持ちの悪さを覚え、著者クーグマンにシンクロして、共和党ってヤバくない?と思いながらページをめくりました。でも基本的にアンチ共和党や新自由主義経済学者に対する怒りの噛みつきなので、なんかネガティヴパワーに当てられ、ぐったりしてなかなか読了出来ませんでした。ブッシュ政権以来の共和党の右シフトによって民主党とのバランスラインがどんどん右に寄っているという主張の下、マスコミの有り様や両論併記の原則が共和党を利している、という指摘にはなるほど。社会民主主義が社会主義と呼ばれるアメリカの現状は、2つのアメリカが存在し、どんどんその距離は離れているようです。南北戦争の時は北と南でしたが、現在は汽水派経済学者のいる沿岸部と淡水派経済学者のいる内陸部の相容れない対立。一方でガンガン著者が吠えるほど、一致点は生まれなくなっているような気がします。そう言えば、先日話した大学の先生が、ニューヨークタイムスの最近の論調は、トランプのコロナ対策についてのヒステリックなキャンペーンだと言ってました。彼の立ち位置はわかりませんが、あんまりヒステリックって言われるのもなぁ、と思ったりしました。

  • 過去10数年にわたるクルーグマンのニューヨークタイムズのコラムやブログ記事を、ジャンル毎にまとめたもの。自分がアメリカにいて関心を持っていたことを振り返って懐かしくなったし、それが今はどうなっているかを知ることもできた。
    共和党を徹底的に非難し、民主党を持ち上げているが、これがどれだけ妥当かは考えなければならない。
    社会保障制度、オバマケア、バブル、危機管理、ユーロ、財政、減税、貿易、格差、気候、トランプなどがテーマ。

  • 東2法経図・6F開架:332.53A/Kr8z//K

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著者プロフィール

NY市立大学教授。2008年、ノーベル経済学賞受賞。
イェール大学で学士号を、MITで博士号を取得。イェール大学、スタンフォード大学、MITで教鞭をとったのち、プリンストン大学経済学部教授。1982~83年には1年間大統領経済諮問委員会(CEA)のスタッフも務めた。主な研究分野は国際貿易。収穫逓増と不完全競争に焦点を置いた「新しい貿易理論」の創始者の1人である。国際金融、特に通貨危機の問題にも取り組む。1991年、アメリカ経済学会のジョンベイツクラーク賞受賞。日本語への翻訳書多数。

「2019年 『未完の資本主義』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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