- Amazon.co.jp ・本 (320ページ)
- / ISBN・EAN: 9784152099617
感想・レビュー・書評
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本格館物連続殺人事件をテーマにしたミステリ作品。
粗筋の通り、犯人が二人を殺害した時点で、地獄に落とされるという特殊ルールがあり、物語の深さを増すことに貢献している。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
先にテッド・チャンの地獄とは神の不在なりを読了していたのと
スタァライトの制作陣が作る新作アニメの脚本が斜線堂先生という事でお名前を気になっていたのもあり購入
こういった特殊な世界観でのクローズドミステリーは屍人荘の殺人を思い出させた
トリック周りのミステリー的な要素はあまり個人として価値判断を持っていないので割愛するが
登場人物の過去や価値観、善悪についての考え方などそういった物の方がメインになってるかなとは思った
僕はそういうのが好きなので高評価しておきます -
本著者は初読。巻頭に舞台となる館の見取り図があり、自分の苦手な本格ロジック系かと思ったが、天使のいる世界の設定が興味深く、探偵を取り巻く面々の熱さが気持ちよく、ロジックも程よく楽しめた。自分にしては珍しく一日で一気読みしてしまったのは文章の読みやすさによるところも大きいと思います。
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可もなく不可もなく…そんな作品でした。ハウダニットがこの作品のキモで、特殊な設定を上手く活かしているなぁとは思いますが…
特殊な世界観についてもっと詳しく説明が欲しかったかなぁ、と。 -
2人以上殺すと降臨している「天使」に地獄に落とされる世界で、孤島で連続殺人事件が起こるという特殊設定ミステリ。
重点は連続殺人の段取りがどのようなモノだったか?解決編を読んでも綱渡り感がありあり。
それでも楽しめた。 -
気になっていのだがやっと読めました。
設定が面白く、「二人は殺せない」世界での連続殺人と、ならではのトリックがよかった。
それにしても天使が怖い。 -
やはり「二人殺したら地獄いき」の特殊設定の中、次々と連続殺人が起きるのが不可解で面白かった。
また、登場人物がトリック上の駒ではなく、みなやけに魅力的で、トリック以外のところでも読んでいて楽しかった。