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本 ・本 (520ページ) / ISBN・EAN: 9784152099921
作品紹介・あらすじ
〈氷と炎の歌〉で描かれる世界の300年前、東方のヴァリリアからドラゴンを従えてウェスタロスを征服したエイゴン一世に始まるターガリエン家の治世を綴った年代記。原書を二分冊・2カ月連続刊行。本書を原作にした米ドラマ「House of the Dragon」が製作中
感想・レビュー・書評
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ターガリエン家一族のことを長いスパンで書いた架空の歴史書。台詞の掛け合いよりも起きた事象の羅列になってる場合が多く本編のような「小説的」な楽しみを求めて読むと面食らう。しかしドラゴンとともに王家の覇権争いが為されていくのでファンタジックな面白さは担保されており、文章の密度は濃いものの、訳が良いので案外すらすら読める。体裁としては『百年の孤独』に近いだろうか。あれに近い「架空の歴史が内に溶け込んでくる」グルーヴ感があった。征服と継承と対立によって紡がれていく歴史の中には、本編へとつながる要素も多々あり、あの地名や名称にはこんな過去が関係してたのかーとわかる瞬間が快い。んー、ただこれも途中で終わってるんですよね。マーティンはあれか、風呂敷だけ広げて後は気持ちが離れたら作品を放置しちゃうタイプか。本編、七王国の騎士、炎と血。作品によって文章のノリがまったく異なっており、そこだけとっても面白いとは思うのだけど、まずは本編の続きを書いてほしいという気持ちが強く、そのせいかいまいち乗り切れない。とりあえず飛竜がいっぱい出てくるのでドラゴンと空が好きな方ならマストな小説だ。
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家系図見てこれで完結かと油断してたけど、えっ、、これまだ続くの?笑
いやおもしろいから全然大歓迎なんだけど・・・本編よ笑 -
双竜の舞踏の話がメイン。大河ドラマやね。
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炎と血Ⅱ、サブタイトルなら「双竜の舞踏」か。
本編の「氷と炎の歌」でもサブタイトルがとても好きです。
Ⅰに続いて、歴史の教科書を読んでいる感覚の本書。ただ訳が素晴らしく、スイスイ読めます。
出てくる登場人物も癖のある奴しか出てこない。とてもおもしろかった。
早く本編を出してくれ!!!!!!!!!!!!!!!!! -
本物の「歴史書」を読んでいるようだった。時代が過ぎるにつれ、登場人物も増え、同じ名前、似た名前も多く、巻末の家系図を確認しながら読んだ。そこもまた本当の歴史書みたいだった。
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1巻の征服王もジェヘアリーズもいい人扱いだし、レッドウエディングとラムジーより酷いことはないと思い込んで読んでたら、まったくそんなことなくて、さすがターガリエン家。ひどい。
双竜の舞踏後はヴェラリオン家が結構活躍してて、鉄諸島のその後も気になる。
エッグでも生き残ってたプリンスの本篇でも、これでもいいからとりあえず続き書いてほしい。 -
今月に控えるGOTのスピンオフ
ハウス・オブ・ザ・ドラゴン の原作。
とんでもない規模で一族間が争うので戦争の規模やドラゴンの数が桁違い。
ドラゴン同士よ激しい闘いなども詳細に描かれるため、ドラマ版は物凄いアクション大作になる可能性が高くてめちゃくちゃ楽しみ -
人間はもう死にすぎでいちいち悼む暇もない。
ドラゴンの知能と生態をもっと詳しく知りたい。
特にターガリエンの人間を火葬する時。
故人の乗っていたドラゴンが担当するのか?
遺体とはいえ慣れた人間に火を吐けるのか?
そもそも騎乗者以外の命令を聞くのか?
ジョージ・R.R.マーティンの作品





