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本 ・本 (360ページ) / ISBN・EAN: 9784152100306
作品紹介・あらすじ
絶対に無くせない意見の対立。企業で、家庭で、そこから前向きな一歩を踏み出すにはどうすればよいのか? Amazon、Twitter社などでチームを率いてきた著者が導き出した、人が必ずもっている認知バイアスを逆手にとる、実りある対話のための必須テクニック。
感想・レビュー・書評
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会議を上手に回す方法ではなくて、銃規制や移民の問題など、すぐには答えが出ない問題について議論する方法についての本だった(それはそれで興味深く読んだけれども、この邦訳版の題名は「釣り」だと言われても仕方がないのでは…)。
避けられない認知バイアスや内なる不安を克服しようとし続けること、言い負かすのではなくてオープンな質問をすること、中立的な議論の場を作ること、と話が進むうちに、筆者は銃規制について議論する持ち寄りパーティを開いたりし始めるので、ああ自分はそんなに対話がしたいわけじゃないんだよなあとどっしり疲れてしまった。次の1年をやり過ごせるレベルで円滑に仕事をしたいだけです。
ということで本書の有益性は、オープンですぐに決着を付けない対話をしたいのかどうかによって変わってくるのだけれども、相手の意図を憶測しないこと、賛成できない意見を持つ賢い人の話を聞くこと、などは普段の暮らしをギスギスさせないためにも有効なので、正攻法の対話をする気力に満ちている人にはお勧め。巻末の参考文献(認知心理学や行動経済学系の本)も、少なくとも筆者が読んでよかった本なわけなので助けになりそう。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
邦題の付け方が意地悪な気がする。会議という言葉でイメージするよりも、もう少し深く“議論”に軸足を置いている印象。期待値とは異なるという意味で星2つだが、ニュートラルに読めばもう少し学べることはあったかも。
他のレビューでも邦題については留意されていたので、読む前にここに目を通せば良かったか。 -
自分の理解力がないのか、会議を上手に終わらせる方法がさっぱり分からなかった
原題と邦題が乖離してる気がする
主張したい方法みたいなのは3ページくらいにまとめるのでは?
その内容も具体的にどうしたら良いのかさっぱりわからない
本にするために無理やりエピソードを書き加えてて、それが主張の補強になってるかな… -
良い
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コミュニケーション、対立を上手く生かすにはどのようなステップを踏めばいいか分かる。
会議の種類(頭、手、心)、不安のレベル、内なる声、バイアス、一人称で語る、質問、中立的空間を築くといったTipsが分かる。
ただ、少し具体例が長いと感じた -
装画担当
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Why Are We Yelling?: The Art of Productive Disagreement
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