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本 ・本 (760ページ) / ISBN・EAN: 9784152100429
作品紹介・あらすじ
成功を夢見て米国に渡ったヘンリー青年。彼の小さな店は、弟とその子らの手でみるみる拡大、利益のためなら祖国すら犠牲にして膨らんでゆく。そして破綻。リーマン・ブラザーズ創業者一族の視点から描く、野望と破滅の三代記。イタリアの文学賞に輝く長篇小説
感想・レビュー・書評
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最初分厚さに怯んだものの、散文詩のような形式と、リズミカルな会話体?のテンポの良さ、それと軽快で妙なユーモアがあってスイスイ読める。読み終わってみれば、これは確かにお芝居やミュージカルっぽいし、映画化もありだなと思う。
面白かった。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
大傑作。NTL版より初代三兄弟以降の登場人物が多く、同じ登場人物でもその葛藤がより丁寧に描かれていたりもして、7,500円の価値は充分にある。マッシー二の他の作品も気になる。
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とにかく本の厚さに持つ手が痛くなった。
でも、リーマンショックと言う世界中を
巻き込んだ経済破綻は、良く覚えている。
その実リーマンブラザーズの内実は良く知ら
ず、この分厚い本でリーマン兄弟がユダヤ人移民で
綿花で成功し、時代と共に先見の明を持って
投資して行く様は読んでいて凄いと思うと同時に
勝機を如何にして掴むか?と言うヒントも
この物語には描かれていると思う。
そして三兄弟の結束が、後々リーマンブラザース
成功につながって行く。