鏡と光 上

  • 早川書房 (2021年9月16日発売)
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本 ・本 (704ページ) / ISBN・EAN: 9784152100481

作品紹介・あらすじ

大規模な反乱が勃発し、トマス・クロムウェルは奔走する。しかしヘンリー八世は彼に不信感をいだく……。庶民の生まれながら自らの才覚で一国の宰相となり、陰謀と欲望に満ちた16世紀イングランドを生きた男を新たな視点で描く傑作歴史小説三部作、ついに完結

感想・レビュー・書評

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  • 感想下巻にて

  • わーお。
    親の因果が子に報い…じゃないけど。
    賢明なるカトリック両王とは言ってもやっぱり人の親。良かれと思って…異国に嫁ぐ娘の幸先を案じただけだったのに。巡りめぐって結局は、娘を不幸に、孫娘を苦境に、そしてイングランドを混迷に…。一見やりたい放題なヘンリー8世だけど、所詮は歴史の歯車でしかなかったのね。
    これぞクロニクルの醍醐味…いやこのシリーズ、主人公はクロムウェルだから、ヘンリー8世の治世の全貌ですらないけどな。
    長い長い三部作、ここにたどり着くのか。
    歴史って、こんなにも懐深く豊かなものか。
    久々に鳥肌が立ったわ…ってとこから先が長かったですわ。

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