クリスマスの殺人 クリスティー傑作選

  • 早川書房 (2021年11月19日発売)
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本 ・本 (336ページ) / ISBN・EAN: 9784152100665

作品紹介・あらすじ

ミステリの女王アガサ・クリスティーの短篇から、冬をテーマにした作品を収録した傑作選。ポアロ、ミス・マープル、トミー&タペンス、クィン氏と、クリスティーを代表する名探偵たちが勢ぞろい。クリスマスプレゼントにぴったりの豪華な装幀のギフトブック。

感想・レビュー・書評

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  • アガサ・クリスティ作品の中の、クリスマスに関した短編集。

    ああ、至福の読書体験だった。
    ポワロ、ミス・マープル、トミーとタペンス、クィン氏、パーカー・パイン氏。
    アガサ・クリスティ大好きな私にとってたまらない一冊だ。
    アドベントカレンダーをめくるように、一編一編を楽しみながら大切に読んだ。
    たくさんの登場人物たち、多様な事件、ワイダニット、ハウダニット…。
    どれを取っても「最高!」の一言に尽きる。
    よくもまあ、こんなにたくさんの作品を生み出してくれた!と、改めてアガサに敬意を抱くとともに、やっぱりアガサ作品大好きだ!!と叫びたくなった。
    惜しむらくは、短編だから登場人物たち同士のやり取りが少なく、感情描写が少ないこと。
    それでもそれぞれの個性が立っているし、物語として読み応えがある。
    クリスマスの雰囲気も目いっぱい楽しめた。
    収録の順番もいい。
    特に、最後に「クリスマスの冒険」を持ってきたところがグッとくる。
    「クリスマスの冒険」は私も大好きな作品。
    もちろん事件は起こるけれど、幸せな気持ちに包まれる。
    晩年のポワロの幸せなときを思って、クリスマスまでの時間を過ごしたい。

  • 冬をテーマにしたクリスティーの短編集。
    おもちゃ箱をひっくり返したようなごちゃっとした感じがたまらないですね。
    やはりポアロものが多いですが、トミーとタペンスやクィン氏が出てくるのが嬉しい。
    クィン氏の「世界のはて」や「ヘイスティングスが出てこないポアロもの「クリスマスの冒険」が好みでした。

  • こちら、実はこれから読むところなのですが、ぜひクリスマス前にシェアしたいと思い先に登録させていただきました!

    「クリスマスにはクリスティーを」のキャッチコピーができるくらい、この季節に新作が刊行されることが多かったクリスティー女史。この本は早川書房から出版されている、冬をテーマにしたクリスティー傑作選です。
    チョコレートの箱、クリスマスの悲劇、クィン氏登場、バグダッドの大櫃の謎、牧師の娘、プリマス行き急行列車、ポリェンサ海岸の事件、協会で死んだ男、狩人荘の怪事件、世界の果て、エドワード・ロビンソンは男なのだ、クリスマスの冒険……と、贅沢に12篇を収めた特別版。

    既読のお話は2つほどなのでこれからクリスマスに向けてじっくり読んでいこうと思うのですが、とにかく装丁がステキなのです……!
    2023年版も刊行されていてそちらは赤い表紙なのに対し、私が購入したものは深い青を基調として、箔押しの金と白のコントラストがとても美しい装丁。
    そんな美しい装丁に惚れ惚れしながらケースから本を取り出すと、まるで図書館に置いてある本のように重みがあり、それでいて手にしっくり収まるサイズ。こちらはポワロとミス・マープルをモチーフにしたデザインが施されています。

    私をフォローしてくださっている方の中には、収録されているお話はぜんぶ読んだよ、という方も多いかも
    しれませんが、こちらはぜひ本棚に並べたい一冊。
    自分へのクリスマスプレゼントに、とってもオススメです!(本文の感想はまた後で書きます)

    • あやごぜさん
      ゆのまるさん♪

      眺めているだけで気分が上がりそうな、素敵な装丁ですね!
      私も、こちらではないですがクリスマスにクリスティーを読むぞ!...
      ゆのまるさん♪

      眺めているだけで気分が上がりそうな、素敵な装丁ですね!
      私も、こちらではないですがクリスマスにクリスティーを読むぞ!と目論んでおります~(´艸`*)
      2024/12/19
    • ゆのまるさん
      あやごぜさん、コメントありがとうございます*

      「この季節はクリスティー読みたいな」と調べていて見つけた本でした。
      あやごぜさんも、やはりク...
      あやごぜさん、コメントありがとうございます*

      「この季節はクリスティー読みたいな」と調べていて見つけた本でした。
      あやごぜさんも、やはりクリスティーを手に取りたくなるのですね〜。
      クリスマスには素敵な殺人を、ですね!笑
      2024/12/19
  • 恥ずかしながら、初めてまともにアガサ・クリスティの本を読みました。
    ミス・マープル、エルキュール・ポアロはもちろん名前くらいは知っていましたが、それだけでなく、クィン氏(彼が現れるといつの間にか真っ暗な観客席にいて、舞台にスポットライトが当たって劇が開幕する感じ)、パーカー・パイン(しれっとなんでも解決してしまう)、トミーとタペンス(掛け合いがコミカルで楽しい)と、個々の魅力が全く被らなくてどれも面白いのだから凄い!
    おかげで今月はアガサ・クリスティ月間になりそうです。

  • 冬、クリスマスをテーマにしたクリスティの短編集。ポアロ、マープルを始めお馴染みの人々が登場する、ファンには嬉しい企画。こんなのをクリスマスプレゼントに貰ったら最高。

  • 2022/06/05

  • 昨冬、素敵な短編集が出ていた。早速読み始めると40年前の若き頃の時間が甦ってくる~ミスマープル・ポアロ・トミー&タペンス・パーカー・マイン

  • たまたまこんな短編集が出ていて、実に久しぶりにクリスティーの作品に触れることができた。
    ポアロ、ミス・マープルだけでなく、クイン氏、パーカー・マイン、トミーとタペンスといったおなじみのメンバーが勢揃いとても懐かしく楽しめた。その時代のイギリスなどの社会描写、数々の名トリックなど、さすがクリスティーを再実感。

  • まさに、クリスマスプレゼント

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