- 本 ・本 (328ページ)
- / ISBN・EAN: 9784152100702
作品紹介・あらすじ
未知の物質によって太陽に異常が発生、地球が氷河期に突入しつつある世界。謎を解くべく宇宙へ飛び立った男は、ただ一人人類を救うミッションに挑む! 『火星の人』で火星でのサバイバルを描いたウィアーが、地球滅亡の危機を描く極限のエンターテインメント
感想・レビュー・書評
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一昨年の12月に刊行されて、半年後にpalebluedotさんが5月9日にレビューを書き「上巻の時点でオールタイムベストに入れちゃう」とまで書いたので、私もBestレビューリストに入れて図書館予約して半年以上待った。やっと順番がやって来て紐解く。年末の読書タイムで読めました♪
ワォ!面白い!
1ページ目から映画のイメージ満載(既にライアン・コズリング主演で映画化進行中)。宇宙船〈ヘイル・メアリー〉号で目覚めた男が次第と記憶を取り戻してゆくと、人類が絶滅の危機に晒されていて、男はそれを救うために存在していたのだった!!
‥‥4行で書けばそれだけ。SFでは(しょっちゅうでないけど)有り得る展開だけど、ともかく細部の設定が科学音痴にも想像できるギリギリの描写で、ワクワクする。しかも、上巻ではこれまた全く新しい未知との遭遇がある。
オーケイ。私は少しお喋りしすぎたようだ。私の美的センスだとこれぐらいなら許されるんだけど、世の中の「ネタバレ厳禁」風潮には抵触するらしい。書きたくないんだけど、「面白いから読んでみて!」的なSFですと言っておきましょう。
‥‥抵触序でに。
未だ明らかにされていない最大の謎について、私の予測を‥‥。うん、そうだよね。もちろん私の予想なんて「三体」でも外れたし‥‥。全く当てにできないんだけど、なにしろ図書館から下巻が降りてくるのはまだまだ先になりそうなんだよね。「三体」でもそうだったんだけど、地方では下巻はなぜか予約する人少なくて、もう一度予約し直したら、今度は少し間が開くことになったというわけ。で、いろいろ妄想するわけです。ネタバレにならない、ギリギリの表現で言います!
私は現代パンデミックが、作家の発想にヒントを与えていると思う!
どうだい?ロッキー。
♪♪。
えー!!
もちろん、いまだ下巻のレビューは1行も読んでいません。どうでしょ? -
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まことさん、こんにちは♪
いやいや、私も本来はSF物って苦手ですから^^;
なんとなくですが、ロボットインザガーデンのタングのような愛くるし...まことさん、こんにちは♪
いやいや、私も本来はSF物って苦手ですから^^;
なんとなくですが、ロボットインザガーデンのタングのような愛くるしさをロッキーに感じてしまいました。
人それぞれ好きな分野も、好きな作家も違って当然なわけで。
お気になさらずに。
でも、かえって変にオススメしてしまったようで...
2023/04/06 -
匕ボさん、こんばんは♪
そうですね、ロッキーのキャラクターは、確かに愛らしく、楽しかったですね。
オススメされたというより、ブク友の、皆さ...匕ボさん、こんばんは♪
そうですね、ロッキーのキャラクターは、確かに愛らしく、楽しかったですね。
オススメされたというより、ブク友の、皆さまの、レビューを拝見して、読まずにはいられなかったというか。
先に言ってしまうと、私はSFが苦手なので、下巻の科学用語に、ちょっとついていけない部分もあって。
ロッキーとぼくの友情は気になるけど、ギブアップしようかなとチラリと思ったりもしましたが。
詳しくは、明日、レビューに書きますね。2023/04/06 -
2023/04/06
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★5 記憶を失くした状態で目覚めたらそこは… 壮大すぎるSF巨編 #プロジェクト・ヘイル・メアリー
普段はSFはほぼ読まず、ミステリーばっかり読んでいます。
しかしどうやら全体的に謎っぽいお話なのと、世間での圧倒的な評判の良さに思わず手を伸ばしてみました。
何コレ! 超絶面白いんですけど!
空想科学小説とはよく言ったもので、作者の頭の中はどうなっているんですか?!という発想力。こんなドデカいスケールの背景設定をよくぞ考えた。
そして物語として成立させる構成力、登場人物、プロット、そして痛烈な心情描写。
バチクソ完成度が高く、そのまま映画で見てみたいというレベル。
また知識量もすごいんです。もちろんプロのSF作家で専門知識もあるんでしょうが、次々放たれる化学や数学の情報が本の中で自由自在に踊っているようです。
この小難しい理系知識を圧巻の筆力で、読者をどんどん世界に引き込んでいきます。
そして何といっても登場人物がいいんです!
誰が一番良いのかって、読んでいたらすぐわかるんですけど…言えないの(是非読んで)。主人公との絡みが激アツで、思わず手に汗握って応援しちゃいましたよ!
もうね、読めば読むほどワクワクが止まらない。
そして、ついにそんなことになっちゃうの?! って感じで…上巻が終了。
本作の絶賛推しポイントは、下巻のレビューにて。 -
化学や物理の知識を使って疑問や課題を解決していくワクワク感がたまりません。
これからどうなるんだろう。下巻が楽しみです。 -
ジョン、ポール、ジョージ、リンゴに
そこは家族の名前とかが入るん違うんかい!というね
冒頭から早くもアンディーの悪ふざけが始まっていて期待が高まりますw
本作はもちろん前々から気になっていて市の図書館に予約はしてたんですが、予約人数が多くて読めるのはまだまだ先だったんです
んでも秋さんのレビューを読んで待ち切れなくなってしまい近隣を探したら隣町の図書館にあったので借りてきました!(隣町は貸出可)
ナイス!隣町!
買おうと思ってたのでグッジョブ隣町!
そして期待に違わぬ抜群の面白さ
いやー上巻はほぼほぼ何かしらの「説明」をしてるんですよ
ただただ延々と「説明」が続く小説なんて普通退屈この上ないじゃないですか
それがなぜこんなに面白いの?
不思議すぎる
アンディーすげー!
限界突破の面白さ確定の下巻へGO! -
『地球上の全生命滅亡まで30年・・・。全地球規模のプロジェクトが始動した!』
何かとんでもないことが起こり、とんでもないことが始まりそうだ!ヮ(゚д゚)ォ!
そのとんでもないことに巻き込まれた主人公グレース
彼は真っ白い奇妙な部屋で一人で目覚めた
自分の名前も思い出せない、自分のいる場所もわからない、自分の目的もわからない…
しかし!だんだんと記憶が蘇ってくると真実がわかり始める
さぁ、ここから宇宙を舞台にした冒険の始まりだぁーっ!\(^o^)/ワクワク
本作は科学、物理の専門的な内容もいっぱいでてくる
ヤード・ポンド法、E=mc²、ペトロヴァ周波数…
オーケー、私には全く意味不明だ!
大丈夫、意味不明でも物語は面白いw
そして、上巻最大の見どころはグレースが出会うんです!
(何に…?)
宇宙と言ったらコレしかないでしょ(^。^)
異星人に!
この出会いは人類史上もっともエキサイティングな瞬間だ\(◎o◎)/!イェーイ
さぁ、異星人と親交を深めたグレースは今後どうしていくのか、そして全地球規模のプロジェクトの行方は…!?
下巻へゴーだけど…、オーケイ、一旦地球へ帰還して図書館へ行かないと(^_^;)
順番がまわってこないのでまだ手元に下巻がないんだなぁ_| ̄|○ il||liガーン
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1Qさん、ノリノリなレビュー面白い( 。˃▿˂ )੭ꠥ⁾⁾
スピード感もあって、ワクワクしました。
しかしもう帰還(⊙⊙)!?
では今はゆっ...1Qさん、ノリノリなレビュー面白い( 。˃▿˂ )੭ꠥ⁾⁾
スピード感もあって、ワクワクしました。
しかしもう帰還(⊙⊙)!?
では今はゆっくり休んでくださ〜い!
おやすみなさ〜い (¦3[▓▓]2023/02/26 -
なおなおさん、本当は帰還したくないんですよ!٩(๑`^´๑)۶プンプン
せっかく異星人とも仲良くなって、これからというときなのに…
すぐ...なおなおさん、本当は帰還したくないんですよ!٩(๑`^´๑)۶プンプン
せっかく異星人とも仲良くなって、これからというときなのに…
すぐに下巻へいけるようにと、上巻も返却ギリギリまで粘って読んだんですが、順番待ちがまわって来ないんです(TOT)
なので、仕方無しの帰還です…w
一度戻って休みます=͟͟͞͞ (¦3[▓▓]
ちなみに異星人も寝るみたいですよw2023/02/27
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上巻を読んだだけでも、非常に面白い。面白すぎるぞこれは。主人公は、冷凍睡眠あるいは人工冬眠と思われる状況から目覚める、そして、「ここはどこ?」、「私は誰?」となる。ありがちな導入部である。
そして、現在の状況と過去のエピソードが交互に語られる。さらに第6章では驚愕の事態が… 下巻も一気に読みたい。
上巻だけでも☆5つ付けておく。 -
ひたすら面白い。
一つの事象、物が別の視点からだと全く違う要素になり組み合わさる面白さと、軽いユーモアの連続が素敵。
感想は下巻で。 -
【感想】
本書は、「推論と実験の教科書」と呼べるかもしれない。
地球の急激な寒冷化を食い止めるべく、主人公のグレースは宇宙船ヘイル・メアリー号に乗ってタウ・セチという星を目指す。タウ・セチに存在するペトロヴァ・ラインを調査し、寒冷化の原因となっている「アストロファージ」に対抗できる手段を模索するのというミッションなのだが、その途中、グレースは異星人のロッキーと出会う。グレースとロッキーは、全く異なる環境に暮らす知的生命体どうしであり、普通であれば交わることはない。生きるために必要な空気の組成や大気圧がバラバラであるため、同じ空間にいればどちらかは死んでしまう。しかし、二人のあいだには「アストロファージ」という共通の敵がいる。二人は母星を救うべく、限られた手段を駆使してコミュニケーションを取り合い、理解を深め、やがて仲間になっていく……。
物語は、恒星間航行を舞台としたスケールの大きいSFなのだが、主人公の行動は徹底的にリアルだ。周囲の状況を把握するべく「推論と実験」を重ね、限られたヒントの中から世界を明らかにしていく。これが宇宙という「未知の空間」を探索するプロセスと重なることで、読者に「宇宙開拓」というテーマを追体験させることに成功している。
例えば、異星人と接触したときの安全確認の方法なんて、感心するほど「現実的」だ。相手方の宇宙船の空気に毒性はないか。空気の温度は。宇宙船の材質は。気圧はどのぐらいか。気圧を均等に保つためにどのような手段を講ずればよいか。可視スペクトラムは同じなのか。そもそも物を認識する手段は目(光)なのか。それとも耳(音)なのか。コミュニケーション方法は身振り手振りなのか。なにせ相手が酸素で呼吸していて、言葉を喋るのかもわからないのだ。そんな真っ暗な状態から、何度も推論と実験を繰り返して、次第に言葉を共有していく。
加えて、その異星人「ロッキー」の、どこか愛くるしい存在感も作品に花を添えている。ロッキーとグレースのコミュニケーションをたっぷりと描くことで、閉塞的な世界観に軽さが生まれていく。SFらしからぬ読みやすさとすっきりした読後感は、間違いなくこの「ロッキー」というゆるキャラから来るものに違いない。
お話自体はハードなのだが、その底には徹底したリアリティとユーモアが敷き詰められており、物語の厚みを何重にも増してくれている。上巻は文句なしの面白さであり、下巻も引き続き読み進めていきたい。
アンディ・ウィアーの作品






ウィアー本は口調が移っちゃいますよね~。わかります。
下巻のレビューも楽しみにしています。
ウィアー本は口調が移っちゃいますよね~。わかります。
下巻のレビューも楽しみにしています。
そうなんです。わかってくれて嬉しいです。
下巻が楽しみですが、あと2ヵ月くらいは...
そうなんです。わかってくれて嬉しいです。
下巻が楽しみですが、あと2ヵ月くらいはかかりそうです(//∇//)。