プロジェクト・ヘイル・メアリー 下

  • 早川書房
4.56
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  • / ISBN・EAN: 9784152100719

感想・レビュー・書評

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  • 最後まで読みました。
    途中意味のわからない科学用語のでてくる場面もありましたが、大スジはわかりました。

    これは友情の物語ですね。
    人類と人類初の知的異星人種属エリディアンのロッキーとの。


    のびのびすくすくと育った少年たちが好みそうな物語だと思いました。まあ、少女でも好まないことはないとは思いますが。
    でも、私はブクログで皆さま方が「何これ!凄く面白い!」とおっしゃっている程ではなく、普通の面白さでした。だからこれは少年の好きな物語だから皆さん、特に男性が面白いとおっしゃっているのだと思いました。
    たとえ話をすると少女漫画のベルばらが好きな男の子はいても、女の子のように超絶好きだという男子はあまりいませんよね。
    そんな感じだと思います。


    そして、わたしが途中投げ出したくなったのは上下巻にわたる長篇だったせいもあるかもしれません。
    でも、前半の展開と後半の展開を考えるとこの長さはやっぱり必要だったと思います。


    ガンで死ぬはずだったぼくが「カードを正しく使えば世界を救って、しかも家に帰れる」と救いを見出したところからはワクワクしました。
    そこからまた、二転三転するのですが。

    • まことさん
      kuma0504さん、ひまわりめろんさん、おはようございます♪

      「友情・努力・勝利」がジャンプのテーマだったのですね。
      少年ジャンプ...
      kuma0504さん、ひまわりめろんさん、おはようございます♪

      「友情・努力・勝利」がジャンプのテーマだったのですね。
      少年ジャンプって、昔、弟が読んでいたのでたまに読んでいましたが、そうだったのですね。だから、日本一の売り上げの人気なんですね!
      「ワンピース」は読んだことがないのですが、きっとジャンプのテーマに沿った漫画なのでしょうね。
      アンディ・ウィアーも広い意味でのジャンプファンなんですね。
      少年の普遍的テーマは今も昔も変わらないのですね!
      2023/04/10
    • kuma0504さん
      まことさん、ひまわりめろんさん、こんにちは♪

      流石に創刊当時からは50年以上の年月が経っているので、アンチ長野編集長(初代編集長)の編集長...
      まことさん、ひまわりめろんさん、こんにちは♪

      流石に創刊当時からは50年以上の年月が経っているので、アンチ長野編集長(初代編集長)の編集長はたくさん誕生しているみたいですが、例えば『鬼滅の刃』『スラムダンク』は見事に「友情・努力・勝利」だと私は思っています。伝統は続いている。例えば、これがテーマだと家族愛や恋愛は入りづらい。「ワンピース」も(読んだ事ないけど)そうなのかな。

      アンディーさん、ワンピース・ファンなのか。忘れてた。日本アニメは世界ブランドだった!
      2023/04/10
    • まことさん
      kuma0504さん、ひまわりめろんさん♪

      「友情・努力・勝利」は初代編集長のテーマだったのですね。
      『鬼滅の刃』は私は知らないけれ...
      kuma0504さん、ひまわりめろんさん♪

      「友情・努力・勝利」は初代編集長のテーマだったのですね。
      『鬼滅の刃』は私は知らないけれど、うちの姪っ子も女の子だけど映画観たと言っていました。
      でも、やっぱり純真な男子が好むテーマですよね。
      女の子は恋愛系が好きですよね。
      2023/04/10
  • 「状況は、質問?」
    「サンプラーを回収した。これからもどる」
    「驚き!しあわせ、しあわせ、しあわせ!」
    「ぼくがなかに入るまで、しあわせとかいうな!」
    「了解」(97p)

    ‥‥近ごろ巷に流行るもの。「伏線回収」「ネタバレ厳禁」。
    本作では、レビューで奇妙なほどに「ネタバレ厳禁」の緘口令が敷かれた。
    ワタシはオカシイと思っている。もちろんエンタメ作品、ましてやミステリなどでは、ラストやトリックネタバラシなどはマズイというのはよくわかる。
    しかし、それ以外で「ただ、ただ、真っ白なまま読んで欲しい」「ゼッタイ面白いから!」というレビュー、つまりそういうレビュー自体は果たして面白いだろうか?人は知らず、私は糞食らえ、だと思う(失礼)。

    私は本作レビューで「ネタバレ厳禁」流行の元凶が、下巻末の山岸真さんの「解説」にあるのではないかと推測している。彼は冒頭で「できれば本書は、内容についてなんの事前情報もなしに読んでいただくのがいちばんいい」と書いているからである!!何故なら、主人公がヘイルメアリー号で目覚めて、最初自分が誰でどこに、何故いるのかわからない状況から、持ち前の科学的知識とキッカケを通じてそれを解明していくのが「読みどころ」だからだ、と述べている。その「解説」については100%同意する。私もそれが本作品の魅力だと思う。それならば、山岸さんは、それ以降作品内容について一切言及していないか?というと全くそうでは無い。あと何と5ページにかけて、ラストと大きな展開を避けながら、ほとんど上巻の全部と作品テーマまで言及しているのである!!!
    いや、違う。山岸さんは上巻の半分までしかネタバレしていないという貴方、それは違う。上巻の半分ならば充分「事前情報」だとおもうのだが、それは置いといて(他の方のレビューでは幾つか直裁なネタバレが散見するけど)一応山岸さんは真綿に包んだ言い方でこう表現している。「宇宙パートはバディものとして展開する」。こう書く事自体でほとんどネタバレなのである。だって冒頭ヘイルメアリー号に残っていたのは、主人公だけだったんですよ!これを書くだけで、普通の読者ならば下巻の展開まで見通してしまう。山岸解説を私は支持しない。山岸さんは「ネタバレ厳禁」の「呪い」をかけてしまった。もっと書きようがあったろうと思う。

    因みに冒頭の「抜き出し」は、本作の重要パートでもなんでもない。普通の「会話」である。でも、会話できている事自体が不自然だし、この会話、いろんな不自然がありますよね。このぐらいのネタバラシが私の「水準」です。この辺りが、この作品のセンス・オブ・ワンダーな処です。

    でも、答え合わせの楽しみだけは担保しておきたいので、以下私は「真綿に包んだ言い方」で本書の魅力を展開したい。

    山岸さんは、本作のテーマ・魅力を約2ページにかけてじっくりと解説していた。一応それはあるだろうと思う。是非読んでいただきたい。それ以外で、私は一点指摘しておきたい。

    私は上巻のレビューにおいて、下巻の展開を予測した。ネタバレを避けながら以下のように書いた。
    「私は現代パンデミックが、作家の発想にヒントを与えていると思う!」
    実は(ネタバレだけど)上巻冒頭で、ヘイルメアリー号のクルー3人のうち主人公を除く2人が冷凍睡眠のまま死んでいたことが、本作を貫く大きな謎だし、それが宇宙を貫く本作の「事態」の原因になっていたのだと「私は」推測していたのである。結果は「スカ」(※)でした。ごめんなさい。2人の死亡原因は裏の裏ではなく、途中で説明されていた通りだったし、宇宙の真意は「パンデミック」とは関係なかった。「三体」の第二部途中での私の推理が「スカ」だったのと同じように、私の創作才能の無さが露呈したようです。

    で、「三体」に言及したことで気がついたのだけど、もしかしたら本作はSF世界的歴史的ベストセラー「三体」のアンチテーゼになっているのでは無いか?ココは未だ誰も語っていない(はず)。私独自の視点です!!

    「三体」は壮大な宇宙歴史絵巻でもあったのだけど、それを貫く重要な宇宙的真理として「黒暗森林」理論がある。第3部下巻のレビューにおいても私は疑問を呈しているが、実は私はこの作品の背骨とも言える理論に同意できない。
    「宇宙は実は手探りの黒暗森林のようなもので、文明を持つ星は別の文明星を見つけ出し次第、自らが殺されないように直ぐに相手を抹殺しないわけにはいかない」という理論である。つまり、暗闇のジャングルでヒトとライオンが出逢った時には「ハロー」なんて言うヒマは無いと言う理論である。

    でもホントにそうだろうか?
    それが知的生命体のとるべき道だろうか?

    「三体」自体が今までのSFのアンチテーゼだった。だから「三体」は、私は傑作だったと思っている。しかし、「三体」の存在自体がココまで大きくなった。今この時に「いや、そうじゃない」という物語を紡ぐのは重要なことなのではないだろうか?特に139ページの問答とラストの展開は重要である。人類の物語の水準はこうやってアウフヘーベン(止揚)される。

    私ブクログにおいて、ネタバレ注意のためのスクリーンは使用しない。使っても使わなくても、人の嫌うネタバレ水準はさまざまであって意味はないからである。私は私基準のネタバレ注意記述をしてゆく。

    ただ、書いていて何か四角張ったつまらないレビューになってしまった事が悔しい。本書はもっとポップで楽しいものである。そんなレビューにしたかったのではあるが、才能がないので、ここまで。

    ※ 文脈でわかるとは思ったが、もしかしたら「すか」という言葉自体、初めて聞く人が多いと気がつき、解説を残したい。

    ‥‥「スカ」とは昔の駄菓子屋で使われた言葉。高くて10円で引かせてくれた「くじ引きお菓子」の「外れ」の意味である。転じて「外れ」「ダメ」という意味で使われる。「今日はスカやった」(←もしかしたら私の周りだけだったのだろうか?)
    因みに新明解国語辞典(第五版)では以下。
    すか(関西方言)(肩すかしを食わされる意)あてが外れること。(ーを食う)
    ‥‥微妙に違う。

    • みんみんさん
      kumaさんお疲れ様です♪
      スカに食いついてしまいました笑
      わたしは愛知、スカ…何か選んだ時にハズレだった時に使いますね(^ ^)
      駄菓子の...
      kumaさんお疲れ様です♪
      スカに食いついてしまいました笑
      わたしは愛知、スカ…何か選んだ時にハズレだった時に使いますね(^ ^)
      駄菓子のハズレ、まさにスカ!カスの反対だと思ってました〜♪
      2023/03/19
    • まことさん
      kuma0504さん。こんにちは♪

      私も今、図書館にこの本、予約取り置き中です。
      苦手なSF作品なので、読めるかどうかわかりませんが。
      私...
      kuma0504さん。こんにちは♪

      私も今、図書館にこの本、予約取り置き中です。
      苦手なSF作品なので、読めるかどうかわかりませんが。
      私も皆さんがレビューで、ほとんどどなたも内容を全く書いてくれなくて、ただ面白いとだけあるのが、不満でした。
      なぜ、皆さんが総じてネタバレなしなのか、少しわかり、内容も少しわかりました。
      ありがとうございます。
      もし、ちゃんと読めたら思い切りネタバレでレビューしちゃおうかと思ったりして。
      2023/03/19
    • kuma0504さん
      みんみんさん、こんにちは。
      「スカ」という言葉自体は割と広範囲に使われているんですね。それとも、愛知は関西圏内なのか?
      駄菓子屋のくじ引きで...
      みんみんさん、こんにちは。
      「スカ」という言葉自体は割と広範囲に使われているんですね。それとも、愛知は関西圏内なのか?
      駄菓子屋のくじ引きで「スカ」を使うのは、一部地域だけだったのかな。

      まことさん、こんにちは。
      「ネタバレ厳禁、面白いから事前情報なしに読んでみて!」というレビューは、自らレビューする事を諦めている様にしか思えないんですね。レビューする以上は、一定はネタバレしないと出来ないというのが私の持論です(^_^;)。そう言った解説子自体が、事前情報を随分と出していることでも証明できます。

      最近、SNSで国民総評論家現象が起きていて、伏線回収強制ファシズム、ネタバレ厳禁ファシズムが横行している様に感じるのは私だけなのでしょうか。

      でも、一方でネタバレはどこまで許されるか、というのは古くて新しい問題であり、難しい。今回はもう少しネタバラシしても良かったと実は思っているのですが、私の関心はエピソードやキャラではなくて、テーマなので、そのあたりを紹介する余裕がなかったというのが実情でした。まことさん基準でネタバレレビューして「面白いレビュー」を期待しています♪
      2023/03/19
  • だよね。

    午後の時間を外出に使っても、休日なら一気に読んじゃうよね。

    上巻を読み終えるのに1週間もかかったのは、やっぱり仕事が多忙だからだったんだ。

    ヤバイ位に面白い‼︎

    著者のデビュー作『火星の人』が長期間積読となっていますが、きっとすぐに手をつけることになると思います。

    SF物って名作と言われる『星を継ぐもの』(ジェイムズ•P•ホーガン)位しか手にしてきませんでしたが、まさかこんなに面白いとは...

    ライアン•ゴズリング主演ですでに映画化も進行中、いや、読み終えたからこそこの作品がどう実写化されるのかも楽しみです。

    上巻の感想も含め、ここまで具体的な本書の内容には全く触れていませんが、触れちゃダメな気がします。

    興味を持たれた方は是非手にとってみて下さいね☆


    説明
    内容紹介
    人類の希望は、遥か11・9光年の彼方――。
    たったひとりの冴えた相棒と、謎の解明に挑む!

    未知の地球外生命体アストロファージ――これこそが太陽エネルギーを食べて減少させ、地球の全生命を絶滅の危機に追いやっていたものの正体だった。
    人類の英知を結集した「プロジェクト・ヘイル・メアリー」の目的は、ほかの恒星が光量を減少させるなか、唯一アストロファージに感染していないタウ・セチに赴き、その理由を探し出すことだ。
    そして、〈ヘイル・メアリー〉号の乗組員のなか、唯一タウ・セチ星系にたどり着いたグレースは、たったひとりでこの不可能ミッションに挑むことになるかと思えた……。

    2021年アメリカでの発売以来、NYタイムズをはじめ様々なベストセラー・リストに挙がり、ライアン・ゴズリング主演で映画化が進行中の、ファースト・コンタクトSFの新たな金字塔。
    著者について
    1972年6月16日、カリフォルニアに素粒子物理学者でエンジニアの息子として生まれた。宇宙開発に強い関心を寄せ、作家志望だったウィアーが初めて書いた小説が『火星の人』(ハヤカワ文庫刊)である。まず自らのウェブサイトに公開された『火星の人』は、その後Kindle版、紙版が発売され、世界的なベストセラーとなった。2015年、マット・デイモン主演で映画化され、世界中で大ヒットを記録した(映画化名「オデッセイ」)。本書『プロジェクト・ヘイル・メアリー』は、ウィアーの第3長篇にあたり、2021年アメリカで刊行されるとすぐにベストセラーになった。MGM製作、ライアン・ゴズリング主演で映画化が進行している。

    • まことさん
      ヒボさん。こんにちは♪

      朝から、レビュー気になっていました。
      何人もの、ブク友さんが、面白いとおっしゃっていますね。
      そんなに面白いなら、...
      ヒボさん。こんにちは♪

      朝から、レビュー気になっていました。
      何人もの、ブク友さんが、面白いとおっしゃっていますね。
      そんなに面白いなら、内容をちょっと教えて欲しいところですが、本棚登録します。
      今、図書館に予約者いないみたいなんですが、雪が多くて借りに行けないので、読むのは春になってからだと思いますが。
      2023/01/16
    • ヒボさん
      まことさん、こんにちは♪
      コメントありがとうございます。

      あっ、やっぱり内容気になりますよね^^;

      個人的にはSF物ってあまり好きではな...
      まことさん、こんにちは♪
      コメントありがとうございます。

      あっ、やっぱり内容気になりますよね^^;

      個人的にはSF物ってあまり好きではないと思っていたのですが、食わず嫌いなのか、ただ単に本書が面白いのか...

      ただ個人的にはすごく面白かった作品でした‼︎

      楽しんで頂けると良いのですが、雪が多くて借りに行けない...って、大変ですね( ; ; )

      って、結局内容には触れないのかい‼︎って突っ込みが入りそうですが、感想楽しみにしてますね。
      2023/01/16
  • うおおお〜おもしろかったですね〜。
    途中から完全に世界に引き込まれて一気読みしてしまいました。
    専門的な科学の話が大量に出てきますが、そのあたりは雰囲気の理解のみで問題なく読み進められます。
    SF小説苦手な方にも強くオススメできます。

    とはいえ、単なる異星人との友情物語と思ってしまう自分もいて、少し物足りなさを感じる部分もありました。
    (科学的な考証の凄さが全く分からないという私の不足は非常に大きいと思いますが。。)
    主人公と異星人以外の登場人物も魅力的なだけに、広げた風呂敷がそのまま放置されている感が否めず、もったいないなあと感じます。
    高すぎる前評判だっただけに、あえて星4としましたが、、、、

    やっぱりめちゃくちゃおもしろかったです。

  • 緊迫と重圧に耐えられるか? 最先端SFなのに心に深く突き刺さる #プロジェクト・ヘイル・メアリー

    上巻レビューからの続き。
    ここからは、本作の絶賛の推しポイントです。

    ■登場人物 ストラット
    彼女の覚悟と勇気を称えたいです。

    わたしが子供の頃は、1999年に大魔王が空から降ってくる。といった、ありもしない噂話が世間を騒がせてました。でも当時は凄く怖くて、その時がきたらどこに逃げようか考えたものでした。

    大人になって、さすがによくある終末論を怖がることはなくなりました。
    しかし戦うことは、大人になった今でもできないでしょう。

    頑張れば家族のために戦うことはできるかもしれません。しかし地球のために戦うことはできるのか… 私ならきっと重圧につぶされてしまいます。
    彼女のように、どんな状況でも胸を張って生きてみたいです。

    ■バディとの絆
    本作の一番の読みどころ。
    主人公はこんなにも熱い仲間と一世一代の大勝負をかけれるなんて幸せですね。

    私も日ごろ仕事に従事するにあたり、仲間たちとチームを組んで挑んでいます。
    こんなにスケールの大きな仕事はできないでしょうが、仲間を信じる力、助け慈しむ想い、勇敢にチャレンジすることなど、とても大切なことを学びました。

    ■ラストシーン
    全然関係ないんですが、今日、とある自殺者の記事を読みました。
    彼女にどんな辛いことがあったのか、私にはわかりませんし、何もしてあげられなかった。薄っぺらい倫理観を振りかざすつもりもありません。

    本作はもちろんリアルな話ではない、いわゆるエンタメのSF小説です。
    しかし本作ラストシーンを読むと、私は涙が止まらなかったし、人はどんな困難な状況、考えもしなかったような変化であっても、きっと前向きに生きていけると思えるのです。

    別に地球を救わなくとも、目の前のたったひとつのことに前向きになってほしい。

    本作、海外SFですが読みやすいですし、壮大なSFエンターテイメントの傑作だと思います。超絶にオススメです!

    • ひまわりめろんさん
      アキさん
      こんにちは!

      『プロジェクト・ヘイル・メアリー』行きましたか!
      自分は図書館の予約待ちです

      たまにはSFもいいでしょうw
      『火...
      アキさん
      こんにちは!

      『プロジェクト・ヘイル・メアリー』行きましたか!
      自分は図書館の予約待ちです

      たまにはSFもいいでしょうw
      『火星の人』も超絶おもしろいんで絶対読んだほうがいいです!

      それにしてもアンディーは超天才だと思うんですが、難しいことを分かりやすく説明する達人でもあると思うんですよね(アキさんも触れてましたよね)
      そこが物語の面白さに繋がってると思うし、SF読んだことのない人の入口として最善の作家さんだと思うんです
      本当にたくさんの人に読んでもらってSF好きを増やしたいんでブクログ界で影響力のあるアキさんも協力して下さいw
      2022/09/19
    • autumn522akiさん
      ひまわりめろんさん、こんちわです!
      ありがとうございます。

      マジですかっ 火星の人も読みます。

      影響力なんてないすよw
      でも...
      ひまわりめろんさん、こんちわです!
      ありがとうございます。

      マジですかっ 火星の人も読みます。

      影響力なんてないすよw
      でもSFもいいものですね、空想的なものだけでなく、しっかりリアルも忍ばせてある。そして最後は切なく熱い… いや、最高じゃないすか!

      ということで、また読みたい本が増えてしまった。
      2022/09/19
  • 立ちはだかる問題に仮説検証を繰り返し解決していく過程でグッと物語に引き込まれ、主人公と一緒に宇宙を探検している気持ちになりました。
    最後の最後までワクワクして楽しめました。
    探検や冒険が好きな方にぜひ読んで欲しい一冊です。

  • 面白かった〜〜!
    1週間もこの世界にいたので、読み終わってしまってなんだか放心状態。。

    どちらかと言えば苦手な分野だし、科学の事なんてちんぷんかんぷんだけど、そんな私でもエンタメ性が強いのでとても面白く読めた。
    これ翻訳もきっと良いのだと思う。

    話の大筋はざっくり言うと、太陽になんらかの異常が生じ、そのせいで地球が近い未来滅亡の危機に襲われる。
    謎を解き、それを回避すべく宇宙に飛び立たされた科学者が人類を救うミッションに挑むというもの。

    主人公の困惑や葛藤、ハラハラする展開に終始目が離せなかった〜!
    物語は任務遂行のための話でもあるけど、同時に壮大な友情の物語でもあった。
    グレースとロッキー、この2人の間に芽生えた友情に胸熱!
    もうとにかくロッキーが可愛すぎる〜♪
    そして終盤の2人の絆に、思わず泣きそうになった。
    ハラハラあり、クスッとあり、うるっとあり、存分に心揺さぶられた。
    ラストは寂しさも感じるものの、これはこれで幸せな結末なのかな〜と思えて良かった!

    映画化されるみたいなので、そちらも楽しみ〜♪

    『しあわせ!しあわせ!しあわせ!』


    • mihiroさん
      シンタロウさま〜、おぉ〜さらに近いですね!
      ほんとどこかですれ違ってるかもしれませんね〜笑笑

      86%が★5って凄すぎですね〜!!
      でもSF...
      シンタロウさま〜、おぉ〜さらに近いですね!
      ほんとどこかですれ違ってるかもしれませんね〜笑笑

      86%が★5って凄すぎですね〜!!
      でもSFに馴染みのない私でも面白すぎたので納得です(๑˃̵ᴗ˂̵)
      オデッセイの原作が、この作家さんの「火星の人」なんですね!
      と言いながらオデッセイも見たことないです。
      そちらも高評価ですね〜!
      そちらもチェックしとこ〜✌︎(๑˃̶͈̀◡︎˂̶͈́๑)✌︎
      2024/01/25
    • shintak5555さん
      mihiroさま
      早速いいねあざっす!
      読む本がない!って時にでも思い出して読んでくださいませ。^_^
      mihiroさま
      早速いいねあざっす!
      読む本がない!って時にでも思い出して読んでくださいませ。^_^
      2024/01/25
    • mihiroさん
      シンタロウさま〜♪
      はーい!ありがとうございます〜(*^^*ゞ
      シンタロウさま〜♪
      はーい!ありがとうございます〜(*^^*ゞ
      2024/01/25
  • 『プロジェクト・ヘイル・メアリー』とはアンディー・ウィアーから僕たちへ向けた「授業」だったのではないでしょうか

    「授業」の内容はもちろん科学と、そして友情についてだ
    友情とは相手を思いやる心、友情とは相手を信じる心、友情とは相手を尊ぶ心、互いに見返りを求めずに助け合うこと
    そして最も大切なことは相手を理解することで人は“誰とでも友達になれる“ということだ

    アンディーはこの物語を通してそんなことを教えてくれようとしてるのでないでしょうか
    だとすれば主人公の科学教師グレースとは実はアンディー・ウィアー自身なのかもしれません
    だからこそこのヒーローはこんなにも勇敢で、こんなにもユーモラスで、こんなにも機知に富んでいて、こんなにも“格好悪い“のでしょう

    日本人もアメリカ人もロシア人も中国人も北朝鮮人もみんなアンディー・ウィアーの科学学校に入校して、隣の国の人と友だちになっちゃえばいいじゃん!
    みんなで手を繋いじゃえばいいじゃん!

    例えそれがゴツゴツした三本指の手だったとしても!

    • autumn522akiさん
      ひまわりめろんさん、こんばんは~

      超ステキなレビューじゃないですかっ
      自分も本作にこのテーマ性は感じてました。
      わが星、地球のみん...
      ひまわりめろんさん、こんばんは~

      超ステキなレビューじゃないですかっ
      自分も本作にこのテーマ性は感じてました。
      わが星、地球のみんなが、手を繋いで生きていきたいすね。
      2022/09/29
    • ひまわりめろんさん
      秋さん
      こんばんは!

      鬼ステキなレビュー担当のひまわりめろんです

      そうなんですよね
      そしてできればこの物語のようなとんでもない地球の危機...
      秋さん
      こんばんは!

      鬼ステキなレビュー担当のひまわりめろんです

      そうなんですよね
      そしてできればこの物語のようなとんでもない地球の危機みたいなんが来る前に手を繋げたらいいですよね
      2022/09/30
  • やべーーーっ!!
    下巻を取りに行くために地球へ一旦帰還して30日以上が過ぎてしまった…
    図書館から順番待ちがなかなかまわって来なかったよ〜٩(๑`^´๑)۶プンプン

    グレースとエリディアン(異星人)のロッキーに会いに急いで宇宙へ戻らないと!


    ここからは彼ら(グレースとロッキー)の会話風に書いてみようw
    「下巻はおもしろいのか、質問?」
    「イエス!最高だよ」

    「下巻も科学、物理、生物学など専門的な内容はでてくるのか、質問?」
    「もちろん出てくるよ!オッケー、私には理解不能だ!けど、問題ない。物語は面白いから」

    「ロッキーってすごいのやつなのか、質問?」
    「イエス!そりゃ、すごいやつだよ。彼は単口、つまり、食べたものが入るのと同じ開口部から排出物がでる…。要するに食事をするときに同じ口からウ○コをするのだw」
    「もちろんエンジニアとしても宇宙一だよ」

    「ところで、全地球規模のプロジェクトは大丈夫なのか、質問?」
    「イエス!最高の科学者・グレースと最高のエンジニア・ロッキーがいるから大丈夫だろう」

    「最後に本作は読むべきか、質問?」
    「イエス!もちろんだとも。広大な宇宙を舞台にした大冒険、次から次へと襲いかかるアクシデントにハラハラドキドキの展開、そして人類グレースと異星人ロッキーの心温まる友情、これは絶対に読むべき★5コ以上の大作だぁ!!!!!!!!」


    さぁ、私はこれからどうしようかな?
    地球に帰ろうかもう少し残っていようか…

    • みんみんさん
      宇宙はニガテ…火星の人もダメだった_| ̄|○
      宇宙はニガテ…火星の人もダメだった_| ̄|○
      2023/03/28
    • 1Q84O1さん
      宇宙と考えずに友情の物語として読んでみては?
      なかなかいけますよ(≧∇≦)b
      宇宙と考えずに友情の物語として読んでみては?
      なかなかいけますよ(≧∇≦)b
      2023/03/28
    • 1Q84O1さん
      ほん3さん、これは是非読んでみてください♪
      主人公のグレースのキャラもいいですし、グレースとロッキーのやりとりも楽しいです!
      ほん3さん、これは是非読んでみてください♪
      主人公のグレースのキャラもいいですし、グレースとロッキーのやりとりも楽しいです!
      2023/03/28
  •  一難去ってまた一難。それらを何とか乗り越えて前へ進む。あれ、これは「火星の人」と同じような展開だな。「火星の人」では主人公一人で何とかするしかなかったが、今作は頼りになる相棒ができる。プロジェクトは二人に共通するものなのだ。

     解説によると 「ヘイル・メアリー」とは、「アヴェ・マリア」のことで、アメフトで試合終盤に一発逆転を狙う神頼みのロングパスのことを「ヘイル・メアリー・パス」というそうだ。果たして、イチかバチかのプロジェクトは成功するのか。

     今作のラストのシーンは、「火星の人」が原作の映画「オデッセイ」のラストシーンを彷彿させる(原作にはない)。もしかして、オマージュか。胸熱シーンで泣けてくる。

     今作も映画化進行中とのこと。とにかく面白い。特にSFファンは必読。私、正月休みを使って一気読み。

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