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本 ・本 (368ページ) / ISBN・EAN: 9784152100849
作品紹介・あらすじ
整形中毒のルームサロン嬢。アイドル好きの美容師。赤ちゃんが欲しい会社員。恋愛に悩むアーティスト。容姿や家柄、学歴、結婚、妊娠――。韓国女性を取り巻く呪縛を乗り越えて、今日も彼女たちは強く生きていく。ソウルの一角に暮らす女性たちのオムニバス。
感想・レビュー・書評
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韓国で生きる四人の女性の視点で描かれる物語。
階級格差、女性蔑視、美容整形…韓国の女性たちが直面している問題が詰まっていて、読んでいてものすごく息苦しかった。日本もここまでひどくないにせよ、そう大して変わらないようにも思う。
完全に手を取り合っているわけではないけれど、4人の奇妙 な連帯感に支えられて読み進めた。
彼女たちの未来に希望がないわけではない、という程度の微かではあるがハッピーエンドの光があった事に救われた。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
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「直美」への流出を食い止める秘策:(谷口恭の「都市型総合診療の極意」)日経メディカル(2024/12/18)
https://medical...「直美」への流出を食い止める秘策:(谷口恭の「都市型総合診療の極意」)日経メディカル(2024/12/18)
https://medical.nikkeibp.co.jp/leaf/mem/pub/series/shintaniguchi/202412/586881.html
谷口恭 | 毎日新聞「医療プレミア」
https://x.gd/1mypW2024/12/19
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複雑な事情を抱えて現代を生きる、4人の韓国女性たちの等身大の姿を描いた物語。背景に韓国ならではの事情を色濃く反映させながらも、日本でもどこでも共通する彼女たちの思い悩む姿は共感できるもので、段々浮き上がってくる彼女たちのキャラクタもとても魅力的でした。
美容整形を「三人に一人」がなんらかの形で行っていること、超高学歴社会であること、そして少子化や社会構造のひずみにさらされていること。その無慈悲さすら湛えている社会に、彼女たちは後ろ盾もなくさらされていき、傷を負ってもしまいます。
その傷を抱えながらも、彼女たちがそれぞれのかたちで立ち向かっていく様子がみずみずしく描かれていて、とても好ましかったです。
挑戦してみることそのものに意味がある、その一歩は仲間たちのやさしさと、自分のほんの少し振り絞った勇気でなせること。苦い展開を多く含みながらも、その大切なもののあたたかさに、気持ちがやわらぐような読後感を残してくれました。 -
章が名前ごとに分かれていて、同じ場面を色んな人の目線で描かれているので、ドラマみたいな感覚だった。
キュリの結婚観についての話は、他の韓国本でもよく見る、夫、姑、子供の世話と女性は失うものが多いからしたくないというフェミニズム観点。
ミホの身分違いの財閥の息子と付き合っている、生まれが重視な韓国的思考。
こういった韓国を題材としたリアルフィクションの、ほとんどが財閥、女性の扱いの同じような問題を取り上げている。
それでも強く支え合い生きていくという感じのストーリーなのだと思う。
韓国ドラマとか韓国料理はすごく好きだけど、この小説みたいな感じがリアルだとしたら、やっぱり韓国では生きていきたくないなぁ。
すごく女性は生きにくいと思う。日本もだけど。
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好感持てる人が1人も出ない本。
オチはどうつけるのだろうか?
という興味だけで読み進めたけど、
最後までパッとしない感じだった。
一点、よかったのは、
整形のデメリットについて知れたこと。 -
色々な人達の生き方が描かれている
人それぞれ欲しいものは違うし、感じることも違う
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韓国の壮絶な格差社会、男尊女卑、整形について、、、
読んでて辛くてリアルやった -
リアル。男女、整形、家族、社会。4人の女子。残酷?最後急に上向きになったように感じたけど、別にハッピーエンドではないかも。