オウムアムアは地球人を見たか? 異星文明との遭遇

  • 早川書房 (2022年4月5日発売)
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本 ・本 (288ページ) / ISBN・EAN: 9784152100993

作品紹介・あらすじ

2017年、太陽系外から突如飛来した謎の天体「オウムアムア」。常識外れの形状と謎の加速。科学的検討を重ねた末に出た結論は、正体は「異星人の宇宙船」と考えるしかない、というものだった! ハーバードの天体物理学者による大胆かつ心躍る宇宙ロマンの書。

感想・レビュー・書評

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  • 初の恒星間天体オウムアムア、その「UFO説」の真偽を考える | WIRED.jp(2019.1.30)
    https://wired.jp/2019/01/30/oumuamua-alien-spaceship/

    「宇宙人の船は地球を訪問済み」 米ハーバード大の天文学者が新著 写真3枚 国際ニュース:AFPBB News(2021年2月12日)
    https://www.afpbb.com/articles/-/3330704

    宇宙人を信じるハーバード大学の天体物理学者「宇宙に人間しかいないと考えるのは傲慢だ」 | パンケーキ形の恒星間天体「オウムアムア」を巡る論争 | クーリエ・ジャポン(会員限定 2021.2.28)
    https://courrier.jp/news/archives/234078/

    オウムアムアは地球人を見たか?──異星文明との遭遇 | 種類,単行本 | ハヤカワ・オンライン
    https://www.hayakawa-online.co.jp/shopdetail/000000015095/

    • 猫丸(nyancomaru)さん
      本ぶらさん
      フォロー有難うございます。でもお薦めはしません。かなり鬱陶しいですから、、、
      本ぶらさん
      フォロー有難うございます。でもお薦めはしません。かなり鬱陶しいですから、、、
      2023/05/09
    • 本ぶらさん
      >かなり鬱陶しいですから、、、
      大丈夫です。
      それは、ある方の本棚で見て、わかってますから(爆)

      ていうか、新八犬伝で船虫が好きだ...
      >かなり鬱陶しいですから、、、
      大丈夫です。
      それは、ある方の本棚で見て、わかってますから(爆)

      ていうか、新八犬伝で船虫が好きだったって、どういう性格してるんですか!?(^^ゞ
      よかったら、船虫が好きになったエピソード(回)を教えて下さい。
      2023/05/21
    • 猫丸(nyancomaru)さん
      本ぶらさん
      まぁ猫は舟虫に負けない性格かな?
      ヒーローより敵役の方が好きなので、、、
      今風に言うなら声フェチで、舟虫を演じた阿部寿美子...
      本ぶらさん
      まぁ猫は舟虫に負けない性格かな?
      ヒーローより敵役の方が好きなので、、、
      今風に言うなら声フェチで、舟虫を演じた阿部寿美子が素敵だった。。。と言う訳で特にエピソード(回)は無いです。

      敵役・悪役と言えば、さもしい浪人網干左母二郎も忘れられません。確か子ども絡みで泣かせるエピソードがあったのですが、具体的には何も覚えてない。。。
      2023/05/22
  • 視点を逆転した意表をつくタイトル。著者はハーバード大学で研究所長や各種の委員長をつとめており、科学的データに基づく推論を展開し、眉唾物ではないノンフィクションとして纏めている。
    2017年10月に太陽系外から飛来し、その奇妙な振る舞いからオウムアムア(ハワイ語で斥候)と命名された天体?(飛行体?)の謎に迫っている。8時間周期で自転し長短比が10倍という前例なき天体?であり、太陽からの重力で取り得る軌道から外れ、彗星に見られるような噴出物もなく、謎の加速をして飛び去った。その異様な軌道データからは天体か飛行体(知的生命が関わる)を判別できず、近くに寄って観測する手段もない中、太陽系外へと逃してしまう。'オッカムの剃刀'という有名な言葉があるが、その意味するところは、複雑に仮説をたてることなく、根拠なき仮説を棄却して説明を単純化することに意義がある。この方針に従うとあり得ない仮説を除いていった先には、オウムアウアは彗星や小惑星などの自然にできた天体では説明できずに、知的生命が作った物体ないしは痕跡である可能性があるらしい。宇宙誕生から138億年が経過した空間と時間の中で、知的生命が存続できている天体と空間軸かつ時間軸で重なるには、あまりにも宇宙は離散的であり過ぎる。オウムアウアを見逃した経験から、人類は学ぶべき教訓があると思う。

  • 読みたい!なので、★はナシ。

    ていうか、これ、読みてぇーっ!(^^)/
    なんでこんな面白いコト、TVで特集番組をやらないんだろ?
    どー見たって、「作ってんだろ、コレ!」みたいなアホバカ動画をダラダラ流す番組なら、いくらでもあるのに!?
    風船が動いた映像に「座敷わらしだっ!」なんてやってるヒマあったら、このネタで番組作れ!(爆)

    うん。まー、座敷わらしは座敷わらしで好きなんだけどさ。
    ただ、その現象を何でもかんでも「座敷わらし」としてしまうのは、オバケに対する人間の価値観の押し付けだ。
    今は多様性の時代なのだから、オバケの多様性も認めなきゃダメだ(^^ゞ

  • 奇妙な天体オウムアムアが、果たして人工物だったか否かは、むしろ副次的なテーマで、本旨はものの見方や考え方がもたらす世界について、と感じた。オウムアムアが異星人によるものとすれば、我々の世界観は一変し、取るべき行動や学ぶべき事も大きく変わるはずで、その結果は"そうでなかった場合"に比べて、人類の発展によほどポジティブなものかもしれないと(逆も然り)。オウムアムアを人工物とする所謂異説を、権威ある科学者が仮説として提示したことは、一見ロマンのようで、(正体が証明されていない以上)ちゃんとした科学であり、正解を当てる事がそれではないと改めて気付かされる。

  • 著者はハーバード大学教授で、天文関連の団体の委員長を兼任する。異星文明の証拠を探索するプロジェクトのリーダーでもある。 タイトルに惹かれて読んでみた。 恒星間天体オウムアムアが話題になったことがあり、その科学的な分析の本と思ったが、内容はオウムアムアをめぐる論争の考察、著者の半自伝的な話、自己の見解を記述したもので、正直あまり面白くなかった。
    オウムアムアがただの岩石なのか、何か意図を持って送られた物質や物体なのかが話の焦点。 著者は後者の方と考えているが、科学者の多くは単なる岩石説を支持している。 これがただの岩石であれば、理論上の軌道から大きく外れてしまったことが不可解であり、著者は何らかの未知の力が働いていると考えている。 将来の科学の発展を考えると、従来の考えに固執せず他の説も検討すべきであるという。
    この本は翻訳が少々難しく、著者が回りくどい言い方をするため、内容を理解するのが難しかった。 著者の愚痴っぽい感じもした。 とりあえず最後まで読んでみたけれど、よくわからないもやもやした印象だけが残った。

  • オウムアムアが人工物とする推定の妥当性をどう捉えるかで著者に対する印象が変わると思う
    オウムアムアがどこから来てどこへ向かったかの説明はなくがっかり
    現在の科学の問題点が繰り返し語られるが、アメリカの科学研究/教育は優れた点が多そう

  • 2017年9月に突如現れて太陽を周回し加速して飛び去った謎の物体をハワイの言葉で「オウムアムア」と名付けられた。著者はハーバード大学の天文学課長でこの本に書かれている事実は紛れもないもの。そこから導き出した可能性が、恒星間航行物体ではないか、というものだ。人類ではない未知の太陽系外の知的生物が作った何らかの飛行体。
    もしかしたらそれは宇宙のブイのようなもので、太陽系がたまたまそのブイに接近してしまったという可能性も。
    これが慧星や小惑星だとしたら物理的に軌道が説明できない不思議な動きをしている。さらに表面は輝いており、8時間で自転する円盤形だと推察される。
    本書ではこの仮説から、宇宙に知的な生命体がいる可能性について言及し、さらにその生命体とコンタクトを想定して人類が準備しておくべきことにまで触れている。
    著者のロジックを科学的に否定することのできる学者が(本書を読む限り)いそうないが、気持ちとして否定するのは簡単だ。だが本書ではガリレオが地動説を唱えた時代に触れて、「あり得ない」と思い込むことの危険性まで展開している。
    自分は科学者ではないのでコメントできないが、信じる信じないという次元の話ではなく、宇宙へのロマンをこの夏に想像する素晴らしい時間を提供していただいたという感謝を感じた。

  • 外国の本で抽象的な言い回しの多い本はなかなかアタマに入らないなぁ

  • アヴィ・ローブ「オウムアムアは地球人を見たか?」読了。2017年太陽系の惑星公転軌道をある天体が横切った。それは従来の彗星に比べ奇妙な特性を示した。オウムアムアと呼ばれるその天体は棒構造あるいは面状でありその形成には何らかの意図が含まれるとの仮説が筆者らの主張だ。著名な天体学者の大胆な仮説と科学者の在り方を問う渾身の物語に胸を打たれた。

  •  2017年、観測史上初めて太陽系外から突如飛来した謎の天体「オウムアムア」。
     この常識外れの形状と謎の動きをする天体を、どう捉えるか? それを、「異星人の宇宙船」と考えるしかない、という大胆な仮説を唱えた著名天文学者による書。

     その真偽、眉唾度合い云々の話でない。
     本書は、自由な発想がブレイクスルーを起こしてきた歴史を踏まえ、囚われないものごとの考え方、発想の仕方、ひいては、生き方そのもに刺激を与える好著。

     だが、もう少しオウムアムアについて整理して、興味深く書いてくれているのかと思ったが、話があっちへ飛び、こっちへ飛びで集中できなかったな。
     でも、要は、人生論、あるいは哲学的なお話だった。いかにものごとを捉えるか? その大切さを説いた書。それはそれで、別の意味で面白かった。。。。 としておこう。

    冒頭に記された、この一文が、本書の一番のメッセージ。
    「時間がとれたら、外へ出て宇宙に見とれてみよう。(中略)思うに、空を見上げるだけでも物の見方は変わりうる。」

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