ひげねずみサミュエルのおはなし あるいは、ねんねこロール (絵本ピーターラビット)

  • 早川書房 (2022年9月23日発売)
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本 ・本 / ISBN・EAN: 9784152101167

作品紹介・あらすじ

トム、モペット、ミトンは、いつも元気な子猫のきょうだい。ところが、モペットとミトンがおびえています。家のなかで、こわい生きものを見たというのです。そのころトムの前には、大きなねずみが2ひき。なんと、トムを食べようと、おそいかかってきました!

感想・レビュー・書評

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  • ピーター・ラビットシリーズですね。
    16作目になります。

    この作品はちょっと怖いお話になります。
    子猫のトムが、なんとネズミのサミュエルに食べられそうになるのです。さぁ~どうしましょう?

    イギリスのお話には、マザーグースのようにとても恐ろしいブラックユーモアの伝統があります。
    ビアトリクス・ポターさんも、メルヘンながら、いたずらっ子にはそれなりのリスクを背負わせます。
    日本の小さなお子さんには、ちょっとドキドキが強いかな。
    日本の昔話でも、鬼ババや、うわばみ、カッパ、妖怪、魔物など恐ろしいものが登場します。
    お母さんやお父さんが、しっかり子供を守る気持ちを伝える手だてになりますね。

    この物語でも、トムのお母さんのタビタさんは必死にトムを探して救出します。
    川上未映子さんの訳は、そんなやり取りをユーモアを交えながら、柔らかく描き出しています。
    今まで読んだ、ピーター・ラビットシリーズで一番長いお話でした。

  • いたずらっこのトムが「ねんねこロール」になって食べられなくて良かった。

    『番ネズミのヤカちゃん』はここからヒントをえたのかなぁ。

  • こねこのトム、モペット、ミトンとお母さんねこのタビタさんが住むお家に大きなねずみのサミュエルとアナ・マライア夫妻が住み着いていて、なんと、トムがねずみに捕まってしまう!
    ねんねこロールにされてしまって、危うく食べられてしまうところで、救助されました。ねずみ恐怖症になってしまったトム、なんだか面白いですね。

  • ブラックユーモアが効いていてわりと好きなお話だった。

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著者プロフィール

1866年イギリス・ロンドン生まれ。絵本作家。『ピーターラビットのおはなし』シリーズで知られる。

「2020年 『大人の塗り絵 POSTCARD BOOK ピーターラビットの絵本の世界編』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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