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本 ・本 (144ページ) / ISBN・EAN: 9784152101723
作品紹介・あらすじ
声優であり、同時に屈指のSFマニア&読書家でもある池澤春菜による、「SFマガジン」でのコミックエッセイ(イラスト:coco)の50回ぶんを集成! 読書やゲーム、チリ留学、コロナ禍のなか日本SF作家クラブの会長に就任してからの激闘の日々のすべて。
感想・レビュー・書評
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隔月で刊行されているSFマガジンで、小説以外で必ず見るのが、酉島伝法、宮崎夏次系、SF BOOK SCOPE、観光局、柿崎憲、そして本書の基になる「SFのSは、ステキのS」。作者は、知ってる、知ってる、声優の花澤香菜・・・じゃなかった、池澤春奈だった。ええ?どちらも声優だし、どちらも歌手だし、どちらもカワイイし。いったいどういうこと?混乱した頭を整理するためには、池澤春奈のプロフィールを徹底調査しなければならない、Wikiで手っ取り早く。そしたら、「すごいな、ビスリーチ」的な「すごいな、池澤春菜」。こんな逸材、どこから?ビスリーチ!もしかしたら日本SF界の転換期が訪れるか?池澤春菜の詳細はSFファンの皆様だったらご存じのとこだろう。一方、私はコロナが出回り始めた頃にSF界に復帰したものですから、最近のSFにはとんと疎くて。改めて、名前を間違えてすいませんでした。本の表紙・裏表紙写真、ステキです。
池澤春菜の素晴らしさを十分に堪能してから本書を読み始めた。最初の数作品を読み終えて、これが延々と積み重なっていくのはちょっと重かった。二か月に一回2ページを読むライト感覚とは全く異なっていた。例えは悪いが、大好きなケーキを一度に3ホール、最近気に入ったカヌレを一日に5個食べたくらいの満腹感だ、胃もたれ発生。それが四コマ漫画付きであっても、読み切るのにかなり時間がかかった。やはり、一冊に纏めるのはいかんよ。これはもうエッセイ集の宿命なのか?連載開始からSFマガジンを読んでいた人はどう思うだろうか。本書を買っても読む、読み返すだろうか。座談会も2023/2月号に抜粋が載せてあった、なぜ抜粋?また、伴名練の色紙1枚を挟み込むのも意味が判らない。単に入稿が間に合わなかっただけなのだろうか。
ところが、最後に載っていた巻末小説「糸は赤い、糸は白い」これには驚いた。今、流行りの言葉で言えば、異次元の素晴らしい作品だと思った。マイコパシーという概念・アイディアには脱帽、百合世界は今では当たり前なのでそこには特に思うところは無いが、主人公のじわじわと湧き上がる高揚感に思わず引き込まれていった。卓越したというか洗練された文章力に久々に出会った気がする。機会があれば他の作品も読んでみたい。 -
エッセイ。本、ゲーム、映画、語学、外国、SF作家クラブのこと。
cocoさんの4コママンガ。
短編小説も一作。青春キノコSF。
読書案内になるかと思っていたが、具体的な作品はほぼ紹介されず。
cocoさんのイラスト好き。
表紙がお洒落。 -
『ミッシング』・『プリンプリン物語』を初めとして長く語り継がれるピノチェトのクーデターは遠い南米の年中行事という認識だった
小泉「痛みを伴う」改革で成功例として言及されたチリは格差を放置した結果、本書で語られた暴動に発展したというのがSFとは関係ないが一番の驚き -
今回は注釈なしなので自分で探さないと
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申し訳ありません
さっぱり面白くなかった。半分読んでギブアップした。ごめん。 -
好きなものを好きと言うために、好きなものの魅力を伝えるために、最大限以上の力を持って凛と立つ。だからこそ好きを己に引き寄せるのだろう。
その姿は憧れであり目標です。
巻末小説は少女の心理の危ういバランスを描いたYAでありSF。実に好みの作でした。 -
池澤春菜「SFのSは、ステキのS+」読了。まるでSFのおもちゃ箱のようなワクワク楽しい本だった。SFマガジン連載のエッセイと4コマ漫画は関心したり心地よく笑わされたりで一気読み。次の対談ではSF作家クラブ会長の苦労と実績に労いと感謝の気持ちで一杯だった。おかげで改めてSFの良さを再認識できた!
著者プロフィール
池澤春菜の作品






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