死者と生きる

  • 早川書房 (2022年10月4日発売)
4.50
  • (2)
  • (2)
  • (0)
  • (0)
  • (0)
本棚登録 : 54
感想 : 2
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • 本 ・本 (216ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784152101754

作品紹介・あらすじ

ユダヤ教における宗教的指導者、ラビ。本書は、数少ない女性ラビのひとりである著者が語り手となり、無名の市民から政治家シモーヌ・ヴェイユまで11の死や葬儀を通じ、死者を葬ることの意味や、死を超えて死者と共に生きていくことの意味について説き明かす。

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 「死者と生きる」デルフィーヌ・オルヴィルール著 臼井美子訳|日刊ゲンダイDIGITAL
    https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/book/318926

    『死者と生きる (原題)VIVRE AVEC NOS MORTS』デルフィーヌ・オルヴィルール著著(早川書房) 2750円 : 読売新聞
    https://www.yomiuri.co.jp/culture/book/review/20230110-OYT8T50042/

    「死者と共に生きるとは?」フランスで今売れている、生と死のつながりを問う本:朝日新聞GLOBE+
    https://globe.asahi.com/article/14364774

    Delphine Horvilleur(@delphinehorvilleur) • Instagram写真と動画
    https://www.instagram.com/delphinehorvilleur/

    死者と生きる | 種類,単行本 | ハヤカワ・オンライン
    https://www.hayakawa-online.co.jp/shopdetail/000000015244/

  • ユダヤ人には墓に花を供える習慣はないが、石を置く習慣がある。ほとんどの人はその意味を知らないが、それはとても象徴的な意味がある。昔、死者が道端や野原に埋葬されていた時代には、そこを通る人々に、特に祭司(コーヘン)と呼ばれる階級の人々に、そこに墓があることをどうしても示す必要があった。聖書の法によってこの聖職者の家系の人々がしたいに近づくことは禁じられていたからだ。死者と接触すると彼らは穢れてしまい、神殿での祭司の役割を果たせなくなる。つまり、墓に置かれた石は、その土地のコーヘンに通ってはならない道を示すためのものだったのだ。P33

全2件中 1 - 2件を表示

デルフィーヌ・オルヴィルールの作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×