- 本 ・本 (304ページ)
- / ISBN・EAN: 9784152101792
作品紹介・あらすじ
関ケ原が戦場となったのは重なる偶発の結果だった!? 立花宗茂は将軍家光から〝天下分け目〟に関して考えを述べるよう命じられる。神君家康を軽んじる失言をすれば、将軍の勘気に触れる。だが真実を話さねばなるまい……天下無双と呼ばれた男の矜持が輝く歴史長篇
感想・レビュー・書評
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乗れない
回りくどい文章で
字面だけ追っていて内容が頭に入ってこない
立花宗茂の血湧き肉躍る話を期待していたのに
メインは聞き役…
興味のない話を聞いていて
いつの間にか上の空になっている
そんな感じの読書体験だけが残った(残照)
2章以降は何が面白いのか
さっぱりわからない
オススメはしない詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
同一の大名の名前がいろいろ出てきて知識のない読者には分かりづらい。家康、内府、神君、大御所、東照大権現、などなど。
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たまたま目に入ったから読んでみました。
ページ数も少なく、程よく楽しめました。
江戸幕府の小説は読んでませんでしたが、この時代も緊張感があって良いね。 -
大名に返り咲いた後の立花宗茂の話
鬼神の戦話ではなく、戦国の生き残りの盟友とのエピソードが -
これまでにあまり無いストーリー構成で独創性の高い作品とは思うが、読み進めるにつれ、ん?と感じる部分が多かった。宗茂が家光に関ヶ原を語るのがこの物語の主たる舞台と当初は思っていたが実際はそうではなく、パーツそれぞれが全て半端なものが組み合わさって構成された物語という印象だった。主人公の宗茂も、「あの頃の俺たちは....」とジクジクしているイメージが浮かんでしまい、これがタイトルにある赫赫か?と、?ばかりのモヤっと感満載の読後であった。
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石田三成の西軍に属して敗戦したものの、家康、秀忠から能力を買われ、いまは三代将軍家光に伺候している立花宗茂を主人公とした時代小説。三篇の中篇が収められている。
第一章の『関ヶ原の闇』では、関ヶ原の戦場で本当は何が起こっていたのか、西軍についた者から真相を知りたがる家光に対して、毛利秀元が懺悔のように逡巡しながら語る話。真相は、西軍の総大将となった毛利の恥をさらすような卑小な理由であり、関ヶ原に至る伏線がやたらと丁寧に書かれているところは歴史解説番組のようだった。
残り二篇も、人生の晩年に差しかかった立花宗茂という微妙な立場の人間を中心に、戦を経験しておらず被害妄想の気がある家光、その姉で豊臣家から出戻り将軍を裏から支える天寿院(千姫)、秀頼の娘で天寿院の養女となった天秀尼、関ヶ原で戦わずして敗れた毛利秀元など、時代が代わってもいまだ過去の因縁に引きずられている人々の思いが交錯して書かれており、多少の読みにくさはあったものの、複雑な人物模様を楽しめた。
ただ、西国無双と言われた初老の宗茂が年増の天寿院に心酔している様子が、なんとも気持ち悪かった。年をとってから小説を書き始めた男性の例にもれず、女神のような美人とのロマンスを書きたがるのは習性のようなものなのだろうか。 -
お話は大変おもしろかった。オチはもどかしさが残るが、これも残照か。
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輝元と秀元の関係が途中からわからなくなった。吉川は毛利一門とあ?が、どういう血のつながり?家来? 大樹って結局誰だっけ? 大御所は秀忠?家康? 第一章がこれだけ長いと次に進むのが辛くなる 天寿院の話は何が言いたいのだろ。第三章のアタマでようやく大御所秀忠と書いてあった。やっぱり秀忠でいいのね。家康かと思ったけどなんか変なので秀忠だよなぁと思っていたら当たったようだ。あれでも秀忠のセリフで大御所と出てくるので結局家康なのか?あららら
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立花宗茂は好きな武将。
密度の濃い会話が続きます。緊張します。