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本 ・本 (400ページ) / ISBN・EAN: 9784152101952
作品紹介・あらすじ
河南省の延津には、夢に現れて笑い話をせがむ"花二娘"の伝説があり、彼女を笑わせられない者は死んでしまうという。そんな延津で伝統劇『白蛇伝』を演じた三人の男女の運命が、花二娘の伝説と絡み合う。中国の茅盾文学賞作家が上質なユーモアで描く最新長篇
感想・レビュー・書評
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いゃあ、ちょっと難かったなぁ
なんていうか中国の文化的背景みたいなんをもう少しちゃんと分かってないとダメだった気がします
ワタクシもまだまだですな
古典を除くと中国の作家さん初読だと思います
別に意識的に避けてたわけでなく、近いうちに『三体』は読もうと思っていたのでそっちが初になるはずだったんですが
ま、同じ劉さんだしね
それにしても最近の中国の作家さんの活躍はめざましいものがありますね
日本でも以前よりかなりたくさん目にするようになりました
面白いものもたくさんあるみたいなんで、これからは積極的に読んで行きたいと思います
だいたいあちらは日本の10倍の人口がいるわけですからね、天才も日本の10倍いるわけで
いやいや天才が産まれる確率が一緒のわけないだろ!という根拠のない超絶ひいき目で見たとしても、日本で天才が産まれる確率が中国の10倍ってことは流石にないわけで
絶対数はあちらの方が上になるわけです
そこはもう認めましょうよ
実際すでにいろいろ抜かれてるわけだし
相手を正当に評価するところから始まるわけです(完全に仮想敵国の言い方)
あれ?話がズレはじめてる?
いやいやワタクシが言いたいのはね
きっと自分が知らないすんばらしい作家さんが中国にもたくさんいて、めっちゃ面白い物語を紡ぎまくっとるに違いないってことなんよ!
レミオロメン!間違えた
こうしちゃおれん!読まねば!
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いい小説を読んだなぁ…。
著者の作品を読むのは初めてで、解説でこれまではリアリズム小説ばかりだったと知って仰天するほど、自然なマジックリアリズム小説だった。
三部構成のそれぞれで個人に焦点を当てているけれど、その個人の後ろに積み重なる数多の人生が感じられ、大河の流れを眺めているようだった。
読み終わって数日経っても、まだ余韻に浸っている。
再読したい。 -
花二娘が夢に現れた時、笑い話をしないと押しつぶされる。それに備えて、毎夜寝る前に笑い話を仕込む延津人は、常日頃から笑いにうるさい。(日本で言うと関西人?)花二娘に翻弄される親子の話。テンポの良い展開で、貧しかったり悲しい場面もあるのに、ユーモアたっぷりに語られて楽しい。
香港俳優ですな_φ(・_・
香港俳優ですな_φ(・_・