大江戸奇巌城

  • 早川書房 (2023年1月24日発売)
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本 ・本 (392ページ) / ISBN・EAN: 9784152102058

作品紹介・あらすじ

学問好きのちせ、男装の浅茅、阿蘭陀人と遊女の間に生まれたアフネス、お家騒動から逃れた喜火姫、武術に優れた野風――少女たちは徳川12代将軍・家慶が治める御世に偶然出逢った。やがて五人は、摩訶不思議な計画で世界統一を目論む存在と対峙することに!!

感想・レビュー・書評

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  • 江戸時代を舞台に繰り広げられる冒険活劇。それぞれに秀でた能力を持つ少女たちが騒動に巻き込まれ、強大な陰謀と対決するというハラハラドキドキのストーリー。しかもこの時代の兵法だとか歴史的な蘊蓄部分もたっぷりで読みごたえはずっしり。なのだけれど、五人の少女の交流にはほっこりさせられたりと、いい意味でゆるさも感じます。
    この時代はいくら能力があろうと、女性というだけで門戸が閉ざされてしまう局面が多かったわけですが。それにめげることなく自ら学び鍛錬し力を発揮する少女たちが、それはもうめちゃめちゃにカッコいいのです。しかも可愛いし。シリアスな部分もありつつも、なんだか楽しそうなんだよねえ。
    さらに行きつく先は、タイトルにもあるけれどまさかの奇厳城。あの言葉まで出てきちゃいますよ! ひたすら楽しい作品でした。

  • 水滸伝的なスタートかと思いきや、あとがきからは
    オ-シャンズ11だと?(見てないw)
    初出一覧を見て、変わり種の娘を出していくうちに
    全体を貫くアイデアが生まれたと判断した

    でも、本当の主人公は佐藤信淵じゃないかと(*´▽`*)

  • 二部構成
    表紙カバー絵の可愛らしい少女達のそれぞれの紹介エピソードが5話
    で ワシはそこまででギブアップ。
    読み返す事も無いだろう。

  • 2023/02/05読了

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著者プロフィール

一九五八年大阪市生まれ。同志社大学法学部卒業。
一九八六年、「異類五種」が第2回幻想文学新人賞に佳作入選。
一九九〇年、『殺人喜劇の13人』で第1回鮎川哲也賞受賞。
代表的探偵「森江春策」シリーズを中心に、その作風はSF、歴史、法廷もの、冒険、幻想、パスティーシュなど非常に多岐にわたる。主な作品に『十三番目の陪審員』、『グラン・ギニョール城』、『紅楼夢の殺人』、『綺想宮殺人事件』など多数。近著に『大鞠家殺人事件』(第75回日本推理作家協会賞・長編および連作短編集部門、ならびに第22回本格ミステリ大賞・小説部門受賞)。

「2022年 『森江春策の災難』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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