うつけ者 俄坊主泡界 江戸破壊篇 (二)

  • 早川書房 (2023年4月25日発売)
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本 ・本 (256ページ) / ISBN・EAN: 9784152102171

作品紹介・あらすじ

激動の大塩平八郎の乱──大坂から脱出し、江戸に潜伏する泡界坊。ここでも不正を許せぬ心に火がついた。公方様御側衆の土田新吉郎が、将軍のおぼえめでたいのをかさにきて利権をめぐって悪行三昧。泡界は新吉郎を破滅させるため、類例のない大胆な策を講じる!

感想・レビュー・書評

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  • 江戸で願人坊主になり非合法瓦版作りに勤しむ泡界。時は水野忠邦が老中で天保の改革真っ最中。悪辣な役人をやっつけろと依頼される。幻術を使う少年を弟子にして泡界は暴れまくる。

    めちゃくちゃ面白かった。痛快無比。将軍の下の世話をする御側衆土田新吉郎の悪役キャラの悪さが際立っている。江戸の風物の描写も知らないことだらけでそちらも目からウロコ。

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著者プロフィール

東郷隆/横浜市生まれ。国学院大学卒。同大博物館学研究員、編集者を経て、作家に。詳細な時代考証に基づいた歴史小説を執筆し、その博学卓識ぶりはつとに有名。1990年『人造記』等で直木賞候補になり、93年『大砲松』で吉川英治文学新人賞、2004年『狙うて候 銃豪村田経芳の生涯』で新田次郎文学賞、12年『本朝甲冑奇談』で舟橋聖一賞を受賞。その他著書多数。

「2022年 『妖変未来記』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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