細胞 生命と医療の本質を探る (上)

  • 早川書房 (2024年1月29日発売)
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本 ・本 (328ページ) / ISBN・EAN: 9784152103000

作品紹介・あらすじ

ピュリッツァー賞受賞の医師による『がん』『遺伝子』に続く圧巻の科学ドラマ。顕微鏡による発見の数々から、感染症やがんとの苦闘、脳の仕組みの解明、最新の遺伝子治療まで、「細胞」からヒトそして生命の本質に迫ろうとしてきた人類の歩みを鮮やかに描く。

感想・レビュー・書評

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  • シッダールタ・ムカジー「細胞(上)」読了。前作“遺伝子”と“がん”では、それらの背景にある研究の変遷や人間ドラマの描写が素晴らしく感銘を受けた。そんな著者の新作に自然と期待が膨らんだ。テーマは生命の基本単位である細胞だ。副題にあるNew Humanが各章の通底にあり未来の医療を想像させられた。

  • ビル・ゲイツがオススメしてたので購入。
    おいおい、めちゃくちゃ面白いじゃんよ…!

    「細胞」という深遠なテーマを、いくつかの部に分けてその歴史とシステムを紹介していく本作。医師である筆者だからこそ描けるリアリティと、深い知識に裏打ちされたエピソードは読む人をキチンと引き付ける。上下巻と分量は多かったけど、わりとスラスラ読めたかも。

    特に面白かったのは「腐敗」の話。
    「私達はなぜ生きながらにして腐敗しないのだろうか?」という問いは考えたこともなかったが、言われてみると確かに不思議な話だ。
    (これはもちろん腐敗を行う微生物を免疫が退治しているから)

    まとめは下巻の方で。同じ作者の「がん‐4000年の歴史‐」も買ってみようかな。

  • 信州大学附属図書館の所蔵はこちら→ https://www-lib.shinshu-u.ac.jp/opc/recordID/catalog.bib/BD05520659

  • #科学ノンフィクションを読む

    金沢大学附属図書館所在情報
    ▼▼▼▼▼
    https://www1.lib.kanazawa-u.ac.jp/recordID/catalog.bib/BD05520659?caller=xc-search

  • 医学部分館2階書架 : 463/MUK/(1) : https://opac.lib.kagawa-u.ac.jp/opac/search?barcode=3410171416

  • 女子栄養大学図書館OPAC▼https://opac.eiyo.ac.jp/detail?bbid=2000069676

  • 総説
    楽しく読んだ

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著者プロフィール

シッダールタ・ムカジー(Siddhartha Mukherjee)
がん専門の内科医、研究者。著書は本書のほかに『病の皇帝「がん」に挑む——人類4000年の苦闘』(田中文訳、早川書房)がある。同書は2011年にピュリツァー賞一般ノンフィクション部門を受賞。
コロンビア大学助教授(医学)で、同メディカルセンターにがん専門内科医として勤務している。
ローズ奨学金を得て、スタンフォード大学、オックスフォード大学、ハーバード・メディカルスクールを卒業・修了。
『ネイチャー』『Cell』『The New England Journal of Medicine』『ニューヨーク・タイムズ』などに論文や記事を発表している。
2015年にはケン・バーンズと協力して、がんのこれまでの歴史と将来の見通しをテーマに、アメリカPBSで全3回6時間にわたるドキュメンタリーを制作した。
ムカジーの研究はがんと幹細胞に関するもので、彼の研究室は幹細胞研究の新局面を開く発見(骨や軟骨を形成する幹細胞の分離など)で知られている。
ニューヨークで妻と2人の娘とともに暮らしている。

「2018年 『不確かな医学』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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