シャーリー・ホームズとジョー・ワトソンの醜聞

  • 早川書房 (2024年1月24日発売)
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本 ・本 (368ページ) / ISBN・EAN: 9784152103024

作品紹介・あらすじ

ジョーが221bに帰ると、同居人の半電脳探偵シャーリーが珍しく慌てている。なんとジョーは8カ月前に結婚して221bを出ていたというのだ。だが、ジョーには結婚の記憶がなかった。まもなく、ジョーと同じように記憶にない求婚をしたという依頼人が現れて……!

感想・レビュー・書評

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  • お馴染みとなったシリーズ3作目。思ったよりも読むのに時間がかかり、2日に分けて読了。オリジナルと違って、ワトソンが活動的で小説の進化を感じます。

  • 高殿円著『シャーリー・ホームズと緋色の憂鬱』文庫電子版発売記念、短篇特別公開!|Hayakawa Books & Magazines(β)
    https://www.hayakawabooks.com/n/n20a6a19cb167

    作家の読書道 第253回: 高殿円さん - 作家の読書道(2023年5月26日)
    https://www.webdoku.jp/rensai/sakka/michi253_takadono/index.html

    lit.link/yukiuta
    https://lit.link/yukiuta

    シャーリー・ホームズとジョー・ワトソンの醜聞 | 種類,単行本 | ハヤカワ・オンライン
    https://www.hayakawa-online.co.jp/shopdetail/000000015697/

  • いやぁ、面白かった!
    無知なもんで、実際のイギリス問題も柵中の問題もどこまで同じなのかはわからないけど、それでも「あぁそうなのか。こーゆー意見もわかるな」とも思って感慨深い。
    トンガの復讐したい気持ちがなんとなくわかる。
    イギリスはインドとか植民地にしてた歴史があるもんなぁとか。
    現実に本当にこんなふうに政府やらなんやらが絡んでるのではと訝るほどに面白かった。
    シャーリーがエイレネを放っておけないのも、ジョーの過去が思ってい以上に不穏なにおいがするのもよかった。

  • ミステリマガジン2023年7月号、9月号、11月号、2024年1月号に京されたものに加筆修正して2024年1月早川書房刊。シリーズ3作目。ワトソンの記憶にない結婚話から、謎の依頼人の謎の依頼と謎謎謎と進む展開の分けのわからなさは尋常ではなく、ホームズの謎の行動もあり、さすがに匙を投げそうになりました。ラストに行き着いて、やっぱり予想した通りの斜め上、下を行く事件の顛末に腹立たしいやら、情けないやら、もう読まん!!とは思ったものの、次はもう少し予想の範囲の展開にして欲しいと思うのでありました…。

  • 面白かったには面白かったんですが、中々文章が難解すぎて頭に入らず何度も戻ったりして、やっと読了でした。

    ジョーがいきなり結婚してたと慌てたり、今度はシャーリーが結婚する事になったりと、ハラハラしっぱなしでした。

    英国の闇と言うか…
    英国の離婚がこんなに面倒だとは知らなかったです。

  • シャーロックホームズ原作未読、高殿円さんファンなんで今作も購入

    他の方の感想にもあるようにちょっと読み進めづらかった…! 無理やり現代、男女逆転にしているのでお話の展開がすっと頭に入ってこないというか。
    1周読み終わって、シャーロックホームズのwikiを読んであぁそこはそういうことか!とすっきり楽しく2周目を読めたので、シャーロックホームズの知識があると楽しく読めるかと

    原作→群衆を扇動
    現代ver→ウーバーイーツを大量に呼ぶ
    あたりはアレンジが面白かった

    高殿円さんの本の中でも2000円オーバーと単価が高いのは部数が見込めないからか…

  • あんまり入り込めなくて気もそぞろに読んだ。

    2024.9.22
    146

  • キャラが好きなので読み切れたが、世界情勢や用語などわからないことが多すぎて読むのが少し大変だった。用語を調べながら二周目を読もうと思う。
    受容体の話だけではジョーが記憶喪失状態だった説明にはならないはずだが解説はなくもやもや。ジョーの過去は、読む人が読めばわかるようになっているのだろうか?

    最後にジョーが将来再び結婚することや、今までの話が壮大な伏線になっていることが匂わせてあるので、次の巻を楽しみにしています。

  • 図書館本。予約してから待たされた。ジョーの結婚話に「何それ」という気分。

  • ホームズパスティーシュ第3段。
    なんとジョーが結婚。
    しかもその記憶がない?!
    出だしからハチャメチャでしたが、今回も存分に楽しめました。
    EU離脱に揺れるイギリスを舞台に仮想通貨やウイルスや結婚、マッチングパーティーまで。
    ハドソン夫人も変わらず有能。
    今回は珍しく揺れる乙女なシャーリーを見ることが出来ます。
    ジョーとシャーリーは付き合ってる疑惑があってもおかしくない場面があった沢山。
    このシリーズずっと続い欲しい。
    あわよくばずっと2人はルームメイトでいて欲しい。

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著者プロフィール

1976年兵庫県生まれ。2000年『マグダミリア三つの星』で第4回角川学園小説大賞奨励賞を受賞しデビュー。主な著作に「トッカン」シリーズ、「上流階級 富久丸百貨店外商部」シリーズ、『メサイア 警備局特別公安五係』、『シャーリー・ホームズと緋色の憂鬱』、『マル合の下僕』、「カーリー」シリーズ、『剣と紅 戦国の女領主・井伊直虎』、『主君 井伊の赤鬼・直政伝』(文藝春秋)など。2013年『カミングアウト』で第1回エキナカ書店大賞を受賞。漫画原作も多数。

「2023年 『忘らるる物語』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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