レッド・アロー

ウィリアム・ブルワー 上野元美

• 早川書房 (2024年1月29日発売)

作品紹介・あらすじ

デビュー作で思わぬ反響を呼んだ作家。次作の契約が決まるも原稿は一文字も進まず、前金は旅行に消えた。ある物理学者の回想録ゴーストライターの仕事が決まるも学者は失踪。このまま消えるかサイケデリック療法か。窮地に立たされた作家の精神世界を巡る長篇

感想・レビュー・書評

[猫丸(nyancomaru)さんの感想 · 2024年3月11日]

◆赤い矢がもたらす無数の現実［評］樋口恭介（作家）
＜書評＞『レッド・アロー』ウィリアム・ブルワー 著：東京新聞 TOKYO Web
https://www.tokyo-np.co.jp/article/314104?rct=shohyo

Review: William Brewer's trippy debut novel 'Red Arrow' - Los Angeles Times
https://www.latimes.com/entertainment-arts/books/story/2022-05-18/a-suicidal-writer-take-the-psychedelic-cure-in-a-time-bending-debut-novel

【1/29発売】自信喪失の作家が迷い込む"精神の旅"を描いた傑作長篇『レッド・アロー』（ウィリアム・ブルワー／上野元美訳）｜Hayakawa Books & Magazines（β）
https://www.hayakawabooks.com/n/ne913e70221e9

【試し読み】窮地に立たされた作家の苦悩をユーモアを交えながら描く長篇小説『レッド・アロー』（ウィリアム・ブルワー／上野元美訳）｜Hayakawa Books & Magazines（β）
https://www.hayakawabooks.com/n/nfeb197ec5068

William Brewer
https://www.williambrewer.net/

レッド・アロー | 種類,単行本 | ハヤカワ・オンライン
https://www.hayakawa-online.co.jp/shopdetail/000000015687/

[1815790番目の読書家さんの感想 · 2024年8月21日]

一言|『あらゆる視点から読むことができ、考えさせられる一冊』
感想|「赤い矢印」というキーワードが物語における時間感覚を支配しているようであった。言語や他国の情景がなかなか浮かびづらい所もあったが、他国の状況や歴史的背景を知ることができとても参考になった。途中、幻覚剤の話も話題に上がっていたが、このことについては、知識不足のためなんとも言えなかったが、主人公のように救われる人がいるという朗報があるとも思った。また、これらから、すべてのことは一概には決めかねるので、錯誤や学ぶことは大切だと実感した！