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本 ・本 (160ページ) / ISBN・EAN: 9784152103314
作品紹介・あらすじ
30歳下の男性と付き合うなかで感じる熱情、若かりし頃の記憶、脳裏によぎる死の想念を冷徹に描く「若い男」。著者が生まれる前に亡くなった姉と両親の秘密を緊密な文章で解きほぐす「もうひとりの娘」。ノーベル文学賞作家のエッセンスを凝縮した自伝的作品
感想・レビュー・書評
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アニー・エルノーの恋愛観が作品一杯に綴られていて、生々しいけど愛おしく切ない。価値観の違いを感じながらも、日頃からなんとなく窮屈に自分の立ち位置を演じている(つもりの)わたしには目から鱗が落ちる気持ちもあった。
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【本学OPACへのリンク☟】
https://opac123.tsuda.ac.jp/opac/volume/718123 -
エルノー。一見非常に私的な散文のように見えるが、ここまで究極に個人を描くと、翻って公的な社会のようなものが現れてくる。
相手のことを見ているようで、実はその相手の中にいる過去の自分を見ている。身体に刻み付けられた過去の記憶という文章が印象的だった。
でもやっぱりエルノーはフランス語で読んだほうが沁みるね -
ここまで私小説風だったとは…。
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