AI覇権 4つの戦場

  • 早川書房 (2024年5月22日発売)
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本 ・本 (592ページ) / ISBN・EAN: 9784152103345

作品紹介・あらすじ

AI時代の世界覇権の行方を左右するもの、それはデータ、計算、人材、機構の4つの戦場だ――。前著『無人の兵団』でロボット兵器の実態をスクープした著者が、「知能」を持つ自律兵器やサイバー戦など、戦略資源としてのAIをめぐる暗闘の実情を炙り出す。

感想・レビュー・書評

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  • 21世紀は半導体の覇権を握る国が覇権を獲得すると「半導体戦争」と言う本を読み思っていたが、覇権を取るにはどうやらAIも先頭を走らないと獲得出来ない。

    その21世紀の覇を狙うのは二大超大国アメリカと中国。この本が出版されたのが去年5月、この本では将来的にAIの発展速度及びAIが人を超えるシンギュラリティーの予測はまだ出来ないと記していた。
    出版後に中国の企業が発表した格安高性能AIディープシークは、まさに衝撃だった。最先端半導体チップを使わず型落ちのチップでオープンAIとNVIDIAにとんでもないショックを与えた。アメリカ政府も衝撃を受けただろう、なぜならこの本の後半を締めたAIを軍事にも利用出来るから。ゲーム感覚で航空機を無人で操作する未来も来る。
    現在の所AIは、チェスや囲碁のトップ棋士に勝利するAIなど特化した分野くらいのレベルだが、ディープシークショックでどんどんAIは進化する可能性を示した。推論AIやクリエイターに影響する画像生成AI、監視に使える顔認識AIなど中国をリーダーとする権威主義国家と民主主義国家で、悪い方にも良い方にも使える。
    AIが身近になる時代は、楽しみだか私は怖いと言う気持ちが勝る。徹底的になルール作りの大切さがこの本を読んで分かりました。

  • 600ページを超えるボリュームであるが、終わり150ページぐらいは参考文献集なので、何とか読み切れた。しかし、軍事・テクノロジーの馴染のない用語も出てくるので、理解しながら読み進めるには、少し時間がかかった。

  • ●ヘロンシステムズ。AIによる戦闘システム。空中戦で人間に圧勝。
    ●中国とアメリカのAIエコシステム。中国は量、アメリカは質。

  • 請求記号 391.3/Sc 1

  • 回りくどい言い回しが多くて読みにくかった。
    「無人の兵団 AI、ロボット、自律型兵器と未来の戦争」の方は理解できた。

  • 東2法経図・6F開架:007.3A/Sc1a//K

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