台湾文学コレクション1 近未来短篇集

  • 早川書房 (2024年7月3日発売)
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本棚登録 : 212
感想 : 5
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  • 本 ・本 (352ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784152103420

作品紹介・あらすじ

先端技術を敬遠する母と反発する娘を描く「2042」、恋する相手のデータを収集する女性の行き過ぎた愛情の行方を語る「USBメモリの恋人」、逃げた介護ロボットの真相を痛切に描く「小雅」など、台湾の実力派作家たちの選りすぐりの傑作SF8篇を収録

感想・レビュー・書評

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  • AIが活躍する世界を8人の作家が描く。どれも読みやすく、そしてありそうな世界とどの作家の短編を読んでも引き込まれてその世界に入り込んでいた。
    面白いので他の作品も読んでみたいと思える作家ばかりでした

  • 台湾のSFということで読んでみた

    日本ではSFといえば星新一さんを思い浮かべるが
    同じようになんとも言えない終わり方は多いが
    現代的にAIを使った、などある

    ただほぼ全てに性について書かれていることが
    ちょっと不快感だった

  • 私には読みづらい作品が多かった。全く頭に入ってこなくて、何度も同じ行を繰り返し読んでしまったり、この入り込めなさは一体なんだろう……と考える。

  • ホテル・カリフォルニア
    2042
    ※なんとなくどの作品も村上春樹的な湿ったマッチョイズムというか...女性描写のミステリアスさに違和感がある。男性描写のドミナンスにも。
    思えば東西問わず人型のAIは女性が圧倒的...「人造肉とセックスロボット」で指摘されてた通り、その主人公男性とAI女性がカップルになるほとんどの描写において、結局AIというテーマというより、ダッチワイフ的女性像の追求しか見えてこない欠点があり。つまり生身の女がいいと言いつつ人間臭くなりすぎると捨てる。

    ホテル・カリフォルニア:
    ・シンセの恋人との情事...どことなく「bladerunner2049」でのレプリカントのjoyとofficer kのシーンを思い出す。
    思えばblade runnerでは対照的でデッカードとレイチェルの性行為のシーンはない。だからこその2作目での処女懐胎のイメージ。
    思えば手塚治虫の短編でもそれまでのsfでも、ロボットやaiとの性交シーンの描写が直接あるのは珍しいのでは。

    ・ホテル・カリフォルニアはよく使われるなあ..

    2042:
    2046も元祖sfで...

  • 台湾の近未来(SFといってもいいと思う)短篇集。8名の作家による8つの作品が収録されており、6篇の作家は初邦訳らしい。そもそも台湾のSFってあまり紹介されていないよね。
    で、訳にも問題はあるけど、けっこう分かりにくい。ポストヒューマンと人類、さらに宗教とジェンダーを扱っているけど、特に宗教が絡むとさっぱりだ。
    けど、ものの見方の違いがおもしろい一冊であることは間違いないね。

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