涙を呑む鳥 ナガの心臓 上 (I)

  • 早川書房 (2024年7月30日発売)
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感想 : 2
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  • 本 ・本 (304ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784152103512

作品紹介・あらすじ

人間、ナガ、トッケビ、レコンの四種族が暮らす大陸。その南方に暮らすナガの少年リュンは、死の際の友に託された使命を果たすべく北へ旅に出る。そして彼を守るため三人の仲間が集まった……。〈ドラゴンラージャ〉著者による本格ファンタジイ、シリーズ開幕

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    涙を呑む鳥1 ナガの心臓 上 イ・ヨンド(著/文) - 早川書房 | 版元ドットコム
    https://www.hanmoto.com/bd/isbn/9784152103512

  • 【きっかけ】
    中学時代に読んだ『ドラゴンラージャ』シリーズの作者が手がけた作品の日本語訳がついに出た!
    何年越しの望みだろうか…それにしても値段が2400円+税…たっかーーー!!
    なけなしのお財布を叩いて買いましたけれども…

    【あらすじ】
    大陸の北部には人間と、羽毛に覆われた巨大なレコン、火を自在に操るトッケビの三種族が暮らしている。そして南部の密林には、三種族と敵対する、鱗をもつナガが棲まっていた。北部と南部を隔てる限界線にほど近い、砂漠の端にある〝最後の酒場〟に三種族からそれぞれ一名ずつ――人間のケイガン、レコンのティナハン、トッケビのビヒョン――が集まった。彼らはあるナガを北部に連れていく〝救出隊〟として、砂漠の向こうのキーボレンの密林を旅することに……。
    そのころ、キーボレンの密林にあるナガの都市ハテングラジュでは、ナガの少年リュンが心臓を摘出される恐怖に震えていた……。(カバーのそでから引用)

    【心に残ったところ】
    ◉“本作品には「宣り」という表現が出てきます。本作にはナガという種族が出てきますが、彼らは口から出てくる言葉は使わず、精神的にコミュニケションを取ります。それが「宣り」です。他の種族の「話す」と同じ意味を持ち、鍵括弧(「」)ではなく、山括弧(<>)に入っているのが「宣り」による会話です。「話す」が「話し」、「話して」、「話せば」、と活用するように、「宣り」、「宣うて」「宣れば」というように活用します。

    ※「宣り」の読み方は「のり」

    【感想】
    ページを開くと、この注意書き。見た瞬間、もう脳汁が沸騰したかのように興奮したよ!!!!
    言葉を使わず、精神で会話する…「話す」ではなく、「宣る」…異文化大好きな私にはもうたまらない設定だった。

    さすがイ・ヨンド氏、今回の世界観も未知すぎて、種族の文化を説明するだけで100ページも使っており、メインキャラの3人の旅の様子が描かれたのは第三章、184ページからだった!!

    人間がカブトムシに乗るとか…とにかくこちらの常識は役に立たないので、見知らぬ単語や文化が出てくるたびに「これ何だっけ?」とさかのぼって読まなくてはならなかった。
    しかし、これぞファンタジーの醍醐味。

    気になる絶体絶命のところで上巻が終わってしまった。
    下巻が楽しみ!(しかし高いので図書館で借りた!わりと新刊なのにすぐ借りられた。みんな読もうよ…)

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