- 早川書房 (2024年9月19日発売)
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感想 : 23件
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Amazon.co.jp ・本 (384ページ) / ISBN・EAN: 9784152103611
作品紹介・あらすじ
高齢者を口減らしすべく介護施設をつぎつぎ襲撃する若者と、待ち受ける老婦人を描く表題作。4人の夫を看取ってきた女性と、"運命の相手"との再会を描く「岩のマットレス」。復讐譚、ゴシックホラー、社会批評など、バラエティに富んだ9篇を収めた傑作短篇集
みんなの感想まとめ
老いをテーマにした短編集は、シニカルで棘のある笑いを交えながら、女性視点で描かれた多様な物語が魅力です。各短編は初めはわかりにくいものの、読み進めるうちにその面白さに気づくことでしょう。特に、年齢を重...
感想・レビュー・書評
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どの話も出だしはちょっとわかりにくいかもと思いつつ読み進めていくうちに、あれ?面白いぞとなる。文字通りNine Wicked Tales でした。
描写もゴスで、さがなしで、アティテュードはパンクでよかったな。オススメです。 -
老いをテーマにした短編が9話入っている。女性視点で書かれている作品が多く、シニカルで棘のある笑いを含む。なんだかよくわからない話もあった。
年齢をとると心穏やかに静かに暮らせるというのは幻想で、私は一生私のままなんだと思った。 -
アトウッドは鴻巣さんで間違いないが、クレア・キーガンも。鴻巣さんの翻訳が続いているがハズレなし。
老いをテーマにした短編集。ティーンエイジャーが読んでどう思うかはわからないが、一般に、年寄りを主人公にしたフィクションは足りないしアトウッドが書いてくれて嬉しい。コミカルで、風刺とひねりが効いている。自分が中年になるリアルに感じられていっそう面白い。「アルフィンランド」「蘇りし者」「ダークレディ」は、昔の恋愛や関係のもつれをユニークで様々な視点で立体的に描いてみせ、アトウッドの三部作にもハズレなしだと思った。 -
おっさんおばさんはみんな読むと良いと思う。単なる懐古趣味や昔は良かったではなく、痛快で小気味良いのにしみじみと時の流れの恐ろしさを感じてしまう不思議な読後感を味わえる。
かなり好き嫌いが出る作品がほとんどだと思うが、おっさんである私は十分楽しめた。 -
どれも練られた短編で、最初はちょっととっつきにくいけど、アトウッドだから、このくらい読めなきゃとちょっと我慢してるとじわっと面白くなってきて、「ダークレディ」でレールに乗れた感じ
にやにやしたり
文学の素養があるともっと楽しめるんだろうとひしひしと感じられ、改めて古典も勉強したいと思わせてもらいました
という真面目な話ではなく、軽いノリだと、老いぼれってこのくらい意地悪でもいいのね〜、とちょっと嬉しくなったりも -
9つの短編はまったく異なる内容だけれど、共通しているのは、(2編を除いて)主人公が老人だということ。それぞれ順風満帆とはいいがた経験をしているのに、人生に対する恨みつらみ・怒りを覚えるような年代はとっくに過ぎ、どこか達観とユーモアを醸し出している。ホラー要素のある話もあるけれど、個人的には、どこかほんわかしながら全編楽しんで読めました。それにしても、アトウッドの引き出しの多さと語りの上手さときたら。。
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ユーモア混じりで風刺が効いてて好き。
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表題の『老いぼれを燃やせ』がなんというか非常にタイムリーで、鴻巣さんがよく言っている「予言する作家」としてのアトウッドの凄さがよくわかる。
他の短編はまあまあ、突き抜けておもしろい作品があるわけでもなかった。
一箇所気になったのが、カベルネソーヴィニヨンの白が出てくるところがあって、そんなのあるの?と思った。調べたら一応あるらしいけど、そんな珍しいワインを登場させる意味があったんだろうか。 -
軽くてユーモアがあって読みやすかったです。
フリーズドライ花婿と死者の手はあなたを愛すが面白かった。
アルフィンランド3部作はよく分からんかった…あのダメ男を愛する価値が笑 -
主に、老齢の女が視点人物の、短編九篇。過去を回想し、怒りを燃やしたり、自虐的に笑ったり。かつては芸術周辺にいた、今はただの老人になっていることが我慢がならない感じか。気になったのを、いくつか。
『ダークレディ』
70歳の男女の双子が、新聞の訃報欄をさかなに、ぐだぐだ言い合って暮らしている。どちらも口が悪くて、互いをくさす。女のジョリーは過去に性被害をうけたことがあり、男のティンは助けられなかったことを悔いている。二人とも、恋愛関連に問題がある。ジョリーは詩人のミューズだったことがある。
『変わり種』
とある家に生まれた、変わった娘。呪いだろうか、病気だろうか。家族にも忌避されて生きている娘自信が語る、寓話のような、短い、不思議な話。
『フリーズドライ花婿』
妻に離婚を切り出された、インチキヴィンテージ家具の販売をしているクズ男が、オークションで手に入れた倉庫の中に入っていたものは。このクズ男が、しじゅう、自分が殺害された時、刑事が聞き込みにきてこの人と話す、などという想像をめぐらしているのも面白かったし、倉庫の中身についての驚きも。長期間支払いがない倉庫の中身を明かさないままかけるオークションというもの自体にも興味を持った。
『老いぼれを燃やせ』
養老院に暮らしている、視力を失いかけている女。別室に暮らす男と、男女の駆け引きがあることにうんざりしつつも、過去を懐古しながら、自分の部屋で共に過ごし、外の様子を探らせている。と、プラカードを持って、院を囲む若者の団体が現れる。全国で広がっている「老いぼれを燃やせ」運動。老人がいるから自分たちの番が回ってこないと主張する団体で、本当に火をつけられてしまう。 -
読み進める
なかなか読めなかったのですが高評価で読み進める
難解な話もあれば読みやすい話もあり
感情の波を感じました
面白い話もあり達成感がありました -
【本学OPACへのリンク☟】
https://opac123.tsuda.ac.jp/opac/volume/733234 -
初めての作家さん。
最初余り品が良いという内容ではなかったので、ちょっと辟易しながら読み進めていたのだけど、途中何故か面白くなって来て、読了後には別の本も読んでみたくなった。
ウィットの効いたブラックジョークというか、なかなか刺激的で珍しい読書となった。
日本人には余りない感覚。 -
面白いけど、自分の知識や経験が足りず、良さを全て読み取る事ができていない気がする、、
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あああ。私も高齢者に近づいているんだな。という実感。
登場人物の心情がわかりやすかった。
訳がよいと思う。鴻巣 友季子(訳) -
自分自身も燃やされる方になりました。
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著者プロフィール
マーガレット・アトウッドの作品
