- 本 ・本 (216ページ)
- / ISBN・EAN: 9784152500038
感想・レビュー・書評
-
詳細をみるコメント0件をすべて表示
-
人間の世界で、ペットなり野良なりの動物が、動物として存在し、動物の世界での事件を解決したり、人間の言葉を解して、人間界の事件を独自に解決したりする話とか、動物が擬人化されて、人間のように過ごす世界の話とか、そういうのはよくありますが、この本は、哺乳類でなく虫です。
虫が擬人化された世界観です。
カマキリ探偵とバッタ博士が活躍する5つの短編集。
いわゆる人間が「害虫」と思っている虫が悪者側です。
虫の生態が事件の発端になったり、解決の手掛かりになったりしてます。
カマキリ探偵とバッタ博士は、ホームズとワトソンがモデルかな。
私は虫は苦手ではないけれど、虫が苦手な人は、この表紙もダメかもね。。。 -
世にホームズのオマージュ作品は数あれど、虫の世界を舞台にした独特さが目を惹きました。
しかもただ単に虫に置き換えただけでなく、虫の生態そのものが事件解決に関わるというての凝りよう。その為に推理というよりは虫の生態クイズみたいな部分もありますが、それはそれで「え?そうなの!?」という驚きがあります。
しかしイラストが妙にリアルだったり、出てくる虫がカメムシだったりナンキンムシだったりするので虫が苦手な人はご注意あれ。 -
ホームズへのオマージュが満ちた秀作。虫たちの生活ぶりがそれに上手くかみ合っている。イラストも美麗。
-
N.
-
名探偵といえば、かのシャーロック・ホームズ。この話は、ホームズ→カマキリ探偵、ワトソン→バッタ博士の配役で、出てくる登場人物は全て虫。虫による事件を虫が解決するのだ。虫好きの子どもで、しかもミステリー好きなら、読んでみて!
ウィリアム・コツウィンクルの作品





