ひとりぼっちのエルフ (ハリネズミの本箱)

  • 早川書房 (2005年12月16日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (432ページ) / ISBN・EAN: 9784152500373

みんなの感想まとめ

優しさと温もりに満ちた物語が展開される本作では、小さくて寂しいエルフのヨーシュと、彼を守るサエラとモンセルの絆が描かれています。彼らの生活を通じて、自然のサイクルや当たり前の幸せに気づかされる瞬間が多...

感想・レビュー・書評

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  • 優しくて小さくて寂しいエルフのヨーシュ。ヨーシュを守るサエラとモンセル。そこから始まる優しいお話。
    「特別なときのためにとっておいたクルミを、三個取りだした。笑ったお祝いだよって言って。」

    当たり前のことに気がつく。春に花が咲き、実りの秋がやってきて蓄えの冬がくる。適度な太陽と適度な雨に豊かな暮らし。
    空腹は寒さや恐れを引き起こすこと。

    「なにもかもがこわくてたまらないときには、食べものより、夢をみることの方がずっと必要なんだ。」

  • ラストが好き。
    物語ることで人々を導くヨーシュ、ロビーの頭の上で輝く王冠、そして、ドラゴン。
    いやーまさかあそこでドラゴンがそんな行動にでるとは思わなかった。
    そして新しい国の名前。

    ほえーっと思わされることが多々あった。
    藤の花、王冠、卵。
    後にそーゆーことか、と思わされる。
    特に、ドラゴンの卵。まさか、そんな理由であんな泣きまくっていたとは・・・・・。

    エルフやドラゴンや人間。
    それぞれが、それぞれの立場からそれぞれを見るとこんな感じなのかーっと思えるところがおもしろい。

    物語は1人の女と幼いエルフが出会うところから。
    そこでひと冒険。
    そして時がたつ。
    まさか、一度は逃れた魔の手に再び絡め取られるとは思わなかったが、ロビーまで殺されなかったのは
    不幸中の幸い、といったところか。
    物語はまだまだ続くらしい。
    最後のエルフの物語から、
    最後のエルフと人間の間の子の物語へも続いてゆくのかな?
    どーも、薄暗い雰囲気に雨とともに包まれている世界のようだが、その中からも、
    明日への道を見いだすことができるのなら、
    人は自ら歩こうとすることができるの、か。

    映画化ってあるけど、実写?アニメ?
    うーん、でもこれは読んで味わう方がいい物語のような気もする。

  • 面白かった。イタリアでは続編も出ていて、映画化の話もあるそうで期待したい。

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著者プロフィール

大阪外国語大学外国語学部イタリア語学科卒業、雑誌、書籍編集者を経て、現在イタリア文学翻訳家として活躍中。主な訳書にニコロ・アンマニーティ『ぼくは怖くない』、シルヴィア・アヴァッローネ『鋼の夏』、シルヴァーナ・デ・マーリ『ひとりぼっちのエルフ』(いずれも早川書房)、ジーノ・ストラダ『ちょうちょ地雷』(紀伊國屋書店)などがある。

「2019年 『イクバルの闘い ー世界一勇気ある少年ー〈新装版〉』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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