- Amazon.co.jp ・本 (494ページ)
- / ISBN・EAN: 9784153350076
作品紹介・あらすじ
オスマン帝国のイスタンブールで、ドイツの野望を打ち砕いた公子アレックと男装の士官候補生デリン。英国海軍の飛行獣リヴァイアサンで東京へ向かっていた彼らは、ロシアのツングースカで驚異の光景を目にする。その状況を引き起こしたという天才科学者ニコラ・テスラは、戦争終結の可能性を秘めた電磁兵器ゴリアテをニューヨークに建設しているという。なんとしても戦争を終結させたいアレックは、ゴリアテの真価を判断すべくテスラに接近するが…。はたしてアレックの願いはかなうのか。そしてデリンの、アレックへの密かな想いの行方は?スチームパンク冒険譚三部作、完結。
感想・レビュー・書評
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カッパ!強いカッパ!そして日本はまともな描写でした。
普通男装の少女が出てきたら、一瞬の色気とかが描かれると思うのです(?)が、そういったとこがほとんどないのが新鮮で。
終わっちゃうのが残念です!
wiki見て、えっ奥さんあの人、と衝撃でした。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
933-W-3
閲覧 -
リヴァイアサンシリーズ完結。童心に戻って読める安定した作品だった。ただ、たくさん出てくる登場人物や、小道具がいまいち生かしきれてないような。ベヒモスすげーーー!ボブリルかわいいいい!で終わってしまう。で結局何だったの?みたいな。それはともかくデリンちゃんが可愛らしかったので良しとするが、カッパのイラストだけは日本人として納得いかない。
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リヴァイアサンシリーズ完結。
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【由来】
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【期待したもの】
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【要約】
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【ノート】
・あれ?何か、大団円のスケール感が、期待していたほどではなく、尻すぼみ感が...。 -
90:男装の飛行獣乗りデリンとオーストリア公子アレックがWW?の世界を駆け回るシリーズ最終巻。クランカーとダーウィニストという世界観も魅力的だし、デリンのウィットと漢気、アレックの繊細さや真面目さがうまく絡んだ物語展開もとても面白かったです。
この世界で、WW?は二人の活躍によって終結し、泥沼化することなく世界は明日を迎える。読み応え、読み心地ともに素晴らしかったです。SF、FT、歴史好きさん、どの方にもお勧めできそうな間口の広さも素敵。 -
第一次大戦時の史実を織り交ぜた空想科学小説3部作、完結です。
人造獣とロボが闊歩する世界を十二分に堪能しました。世界を救う旅が結局のところ嫁探しの旅だったというオチでしたが。
思想や宗教や民族が入り混じり、それぞれの正義が互いに潰し合う戦争。それを一個人が最終兵器を使って止められるなんて、確かに誇大妄想。狂人の発想。大切な人を救いたいという個人的な感情を優先する感覚の方が、それが正しいとは言えないとしても…健全に思えます。
ジュブナイル小説として良い終わり方でした。 -
待ってました。3部作のラスト。秘密がばれてからは少し失速気味だったものの、全体としてはかなり楽しめて満足。それにしても、P169の挿絵には笑わせられたなぁ。