黒魚【クロウオ】都市 (新☆ハヤカワ・SF・シリーズ)

  • 早川書房 (2020年11月19日発売)
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本棚登録 : 136
感想 : 6
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  • 本 ・本 (384ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784153350502

作品紹介・あらすじ

感染症〈ブレイクス〉が流行している北極圏の街クアナークでは、さまざまな事情を抱えた人々が暮らしていた。そこでなかば伝説として語り継がれるのは、シャチやホッキョクグマといった動物と意識を共有し一体になれる女の物語だった。キャンベル記念賞受賞作

感想・レビュー・書評

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  • 久々に読むの辛かった~(泣)
    SF小説って、世界観を理解するまでは読みにくくて、途中から乗って読めるようになるものだけど、この本は最後まで読みにくいのが続いた。訳のせい?構成のせい??
    キャンベル賞とやらを取ったみたいですが、人にはおすすめしません。

  • 内容が頭に入って来ず、途中で断念しました。

  • 海面上昇が進み世界中が荒廃した世界の北極圏に、A Iに統治された巨大都市がある。そこにはあらゆる土地から脱出してきた貧しい人々が押し寄せ、ぎゅうぎゅう詰めの生活を送っている一方、都市を作りA Iの陰に隠れたひと握りの金持ちが不動産を牛耳っている。この都市にオルカとホッキョクグマを連れた1人の女性がたどり着くところから話が始まる。非常に作り込まれた世界で興味深い設定がいちいち面白いのだけど、細かい章立てで目まぐるしく視点が変わるのでイマイチ入り込めない。この長さにするのなら、もうちょっと人物減らしても良かったのかなと思った。

  • SF。
    群像劇風の構成が、良くも悪くも特徴的。
    なかなか入り込みにくいが、複数の視点が交差していくと盛り上がってくる。
    都市の世界観、感染症、精神結合、家族愛、犯罪組織と、いろいろ詰め込みすぎな気もする。
    個人的には、動物との精神結合が非常に興味深い。

  • 海面上昇が進み、水没や内戦で多くの国家が消滅した近未来を舞台にしたSF小説。4人の登場人物と謎の放送(?)を小刻みに替えながら話は進むが、現在とはまったく違った世界観やテクノロジー、風俗など矢継ぎ早に繰り出されるアイディアについていくのがやっとで、小説として楽しめるようになったのは中盤を過ぎてからだった。歳のせいか最近のSF小説はこの傾向が強くて、新作を読むのを躊躇してしまう。ジョン・W・キャンベル記念賞受賞作。

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