メアリ・ジキルと怪物淑女たちの欧州旅行 ウィーン篇 (I) (新☆ハヤカワ・SF・シリーズ)
- 早川書房 (2023年1月24日発売)


- 本 ・本 (448ページ)
- / ISBN・EAN: 9784153350588
作品紹介・あらすじ
ヴィクトリア朝ロンドンで暮らすメアリ・ジキルら、特異な能力をもつ"モンスター娘"こと〈アテナ・クラブ〉の令嬢たちに、ヴァン・ヘルシング教授の娘ルシンダから救助を求める手紙が届く。彼女たちは一路ウィーンへ! 大陸で繰り広げられる華麗な大冒険
感想・レビュー・書評
-
まーたやっちまった!
だから上下巻あるやつは一緒に借りてきなさいよもう!
もう!
ジキル博士の娘と仲間たち(アテナ・クラブ)の物語は第二部に突入
今回はエイブラハム・ヴァン・ヘルシングとその娘、アイリーン・ノートン、そして世界的に有名な実在のあの人が登の場!
すごいんだからもう!
え?ヘルシングもアイリーンも知らない?
世話が焼けるなー(ほんとは自分も最初わかんなくて調べてみてあー!ってなったし)
ヘルシングは「ドラキュラ」に登場する吸血鬼ハンターの大博士ですよ!
アイリーンはシャーロック・ホームズを出し抜いた唯一の女性で、灰原哀のモデルになった人です
え?灰原哀知らない?もうめんどうみきれんわ
アテナ・クラブに届いたヘルシングの娘ルアンダの助けを求める手紙によって、クラブのメンバーがイギリスから大陸に渡って大活劇を繰り広げます
そして終始ぼやかしていますが、ルアンダはどうやら吸血鬼にされてるっぽい
終始ぼやかしてますが、そんなん最初からわかっとるわ!というね
吸血鬼の眷属みたいなんも出てくるし
それにしても、色々なところから引っ張ってきてますが、わりと自由にキャラ付けしてうまく回しているのでむしろ好感が持てます
ただ、やっぱりシャーロック・ホームズに関しては原作に忠実なキャラとなっております
シャーロキアンがうるさいですからねw
そして、主人公のメアリ・ジキルはホームズにちょっと惹かれてるんですが、ここの描写がすごくいいのよね
なんていうかね簡単に言うとめんどくさいのよ
めんどくさいのあいつ
なんかイラッとするし
一般的な感覚から言ったらとんでもない変人ですからね
とんでもない変人に恋しちゃうと大変なのよ女子は
ブタペスト編、早く借りてこなくっちゃ! -
<アテナ・クラブの驚くべき冒険>シリーズの第二作。本書はその前半部分。メアリ嬢はジキル博士の娘。さらにハイド氏、ドクター・モロー、フランケンシュタイン(科学者の方)、ラパチーニ教授の「娘」たちが集結した<アテナ・クラブ>。加えて名探偵ホームズとワトソンも。謎の組織<錬金術師協会>の陰謀に立ち向かう。
アテナ・クラブの面々はヴァン・ヘルシング教授の娘ルシンダを助けるべくウィーンへ。そこで彼女たちを助けるのがアイリーン・アドラーで、現在はアイリーン・ノートン夫人(未亡人です)となっている。
ちょっと展開が間延びした感があるが、相変わらず面白
い。評価は「ウイーン篇」に関してです。「ブダペスト篇」が楽しみ。 -
Theodora Goss
https://theodoragoss.com
メアリ・ジキルと怪物淑女たちの欧州旅行1 ウィーン篇 シオドラ・ゴス(著/文) - 早川書房 | 版元ドットコム
https://www.hanmoto.com/bd/isbn/9784153350588-
あの“モンスター娘”たちが帰ってきた! 今度はヨーロッパ大陸で大冒険!! 『メアリ・ジキルと怪物淑女たちの欧州旅行 Ⅰウィーン篇』刊行|Ha...あの“モンスター娘”たちが帰ってきた! 今度はヨーロッパ大陸で大冒険!! 『メアリ・ジキルと怪物淑女たちの欧州旅行 Ⅰウィーン篇』刊行|Hayakawa Books & Magazines(β)
https://www.hayakawabooks.com/n/n3f0da30424982023/02/19
-
-
ジキル博士の娘メアリが父親の死をきっかけに出会ったハイドの娘ダイアナ。更には毒を持つラパチーニの娘、豹を母に持つモロー博士の娘、フランケンシュタインの娘。モンスターな娘たちが集まってシャーロックホームズの助けを借りながらの大冒険という話だ。今回は錬金術師協会と父ヴァンヘルシング教授に囚われてウイーンの精神病院に収容されているルシンダ・ヴァン・ヘルシングの救出に乗り出す。ホームズの出番はなく代わりにホームズに助力を頼まれたアイリーン・アドラーが登場。
ヴァン・ヘルシングが出てくるからには吸血鬼が出てくるし、モロー博士が作った人間と動物のハーフも出てくる。これだけ好きにやったら面白くないはずがない。
しかし!作者のシオドラ・ゴスは間延びした書き方をする。話は豹娘のキャサリン・モローが書いた物語を皆でまわし読みしながら、合間あいまに口々に感想や皮肉や反論を言うのだ。これがいちいちテンポを乱す。いちいち声に出してオーバーアクションで感情を表したり、つまらぬジョークを飛ばして笑い声の間まで取るアメリカのコメディドラマに似ている。まるで原稿用紙のマス目を埋めるために余計なエピソードを入れた作文のようだ。作家で言うとダイアナ・ウィン・ジョーンズがこういう書き方をするので読みづらいのだが、まあ好きな人もいるのだろう。ここは個人の好みだ。
そしてこの本は1である。全2巻の前半部分にあたる。ルシンダ救出に成功したものの‥次の危機が迫っている!というところで話は終わる。いろんな特殊能力を持った娘たちが現れるあたりサイボーグ009みたいな。敵も謎のモンスターたちでそこでアクションよろしく戦うのだからトントン進んでほしいものだ。勢いで読めないのでちょっと休んでから続きを読みます!
シオドラ・ゴスの作品






でもいわゆる二次創作ってやつですな
「シャーロック」は見たことないっす
でもいわゆる二次創作ってやつですな
「シャーロック」は見たことないっす
悪いことは言わないから。
悪いことは言わないから。