かたちには理由がある (ハヤカワ新書)

  • 早川書房 (2023年8月22日発売)
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本 ・本 (136ページ) / ISBN・EAN: 9784153400108

作品紹介・あらすじ

デザインは「素敵な妥協」。大量に使われる製品は「研ぎ澄まされた普通」でなければならない――信号機、Suicaチャージ機、トートバッグ、カトラリーなど、公共機器から生活用品まで手がける人気プロダクトデザイナーが初めて語る、「かたち」をめぐる思考。

感想・レビュー・書評

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  • 【8月28日(月)】『かたちには理由がある』発売記念 著者・秋田道夫さん講演会&サイン会|Hayakawa Books & Magazines(β)
    https://www.hayakawabooks.com/n/n15c51308594a

    プロダクトデザイナーはどう「観察」しているのか? 秋田道夫『かたちには理由がある』冒頭公開|Hayakawa Books & Magazines(β)
    https://www.hayakawabooks.com/n/n441800f292fd

    秋田道夫 |note
    https://note.com/kotobakatachi

    かたちには理由がある | 種類,単行本 | ハヤカワ・オンライン
    https://www.hayakawa-online.co.jp/shopdetail/000000015535/

    • 猫丸(nyancomaru)さん
      ◆かっこいいだけじゃない[評]永江朗(ライター)
      <書評>『かたちには理由がある』秋田道夫 著:東京新聞 TOKYO Web
      https:/...
      ◆かっこいいだけじゃない[評]永江朗(ライター)
      <書評>『かたちには理由がある』秋田道夫 著:東京新聞 TOKYO Web
      https://www.tokyo-np.co.jp/article/277740?rct=shohyo
      2023/09/19
  • 秋田さんの人柄に惹かれ、数々の作品が掲載されたこちらも読んでみた。デザインへの拘りや他者目線で物事を考えるコツが手軽に学べて満足な一冊でした。

  • 一般に使われてる言葉の「デザイン」、エンジニア、デザイナーなど工業的な設計の人が用いる「デザイン」には多少の差異があるように感じる。
    芸術的美と工学的美は必ずしも相容れない。
    Apple製品は芸術的美を排除したシンプル、使いやすさで一線を画した
    科学とデザインは真逆の作業である
    科学は個別の事象を統合し抽象化するのに対し、デザインは抽象的事実(物理法則や統計学など)を具体的事物に投影する
    デザインは総合的な知識を要求する、との一節があったがまさにその通りだと思う
    普段は何気なく使ってる日用品にもデザイナーの意匠、哲学が潜んでいるかもしれない、そんな視点を与えてくれる非常に面白い本だった

  • デザインをするには、デザインの尖った学びも大事。だが、自分の「いい」と思ったことに取り組んでいく。人より上を目指すではなく、自分が納得できる、自分にあったものを創作する。自分の仕事(全くデザインの仕事と違うが)にも活かしていきたい。

  • とても読みやすいので、思わず購入してしまった椅子について熱く語る、みたいなシリーズ本があったら楽しそうです

    40歳の時に70歳の自分とパーティーで会う夢のお話が面白かったです

    プロダクトデザイナーの考え方の切れ端のようなものが少しだけつかめたようや気がしました

  • [NDC]501
    [情報入手先]
    [テーマ] でーれーBOOKS2025/エントリー作品

    大量生産品のデザインを考えることを仕事にしている著者。
    「ものにはかたちがあり、かたちには理由があります。」という著者が、自分が手がけた製品を題材に、「かたち」をめぐる考察をします。著者は信号機のデザインで有名になりました。信号機にも、そのかたちにした理由があるんです。読後は、周りのモノに「なぜ、これはこういうかたちなんだろう?」と思うことでしょう。
    モノをよく観察すると、よくできた「かたち」に出会うことがあります。よくできた「かたち」に出会えると、心が躍ります。日常の中での幸せな瞬間です。これがデザインの力だと、私は思います。

    「大量に使われる製品は「研ぎ澄まされたふつう」でなければならない」という著者のことばは、心にしみました。

  • プロダクトデザイナーにはお会いしたことはない。故に面白い。
    飽きられているから、飽きられようがないものを作り上げでいる。
    ものにはかたちがあり、かたちには理由がある。感性を磨きながら日々を過ごすために観察はデザインに勝る。
    説明なく筋道がわかりやすく迷わない。製品から言葉を発しているデザインが一つの理想とのこと。
    それを穏やかであってほしいと願う著者の考え方でたり、うるさくない静けさなのかと思う。

  • デザイナーさんの半生記としてならよいが、何故か教訓染みたデザインシンキングに寄せようとしている感が煩わしい。

  • プロダクトデザイナーである秋田さんのデザインに関するポリシーをまとめた本。
    デザインとは素敵な妥協をすること。大量に使われる製品は研ぎ澄まされたふつうでなければならないなど、奥が深い。

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著者プロフィール

プロダクトデザイナー・京都芸術大学客員教授。
1953年大阪生まれ。愛知県立芸術大学卒業。
ケンウッド、ソニーで製品デザインを担当。
1988年よりフリーランスとして活動を続ける。
代表作に、省力型フードレスLED車両灯器、LED薄型歩行者灯器、六本木ヒルズ・虎ノ門ヒルズセキュリティゲート、鉄道用チャージ機、一本用ワインセラー、サーモマグコーヒーメーカー、土鍋「do-nabe240」など。
2020年には現在世界一受賞が難しいと言われるGerman Design Award Gold priceを獲得するなど、受賞多数。
2021年3月よりTwitterで「自分の思ったことや感じたこと」の発信を開始。2022年7月からフォロワーが急増し、10万人を超える。
著書に『自分に語りかける時も敬語で』(夜間飛行)がある。

「2023年 『機嫌のデザイン』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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