原爆初動調査 隠された真実 (ハヤカワ新書 012)

  • 早川書房 (2023年8月22日発売)
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本 ・本 (256ページ) / ISBN・EAN: 9784153400122

作品紹介・あらすじ

広島と長崎でアメリカ軍が戦後行った「原爆の被害と効果」の大規模調査。残留放射線が計測され、科学者が人体への影響の可能性を指摘したにもかかわらずなぜ事実は隠蔽されたのか。2021年に放送後大反響を呼んだ「NHKスペシャル」に新情報を加え書籍化

感想・レビュー・書評

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  • 「彼らが遺した“原爆”の資料に託されたものを感じた」NHKスペシャル取材班が明かすジャーナリストとしての苦悩と矜持 | ORICON NEWS(2023-08-15)
    https://www.oricon.co.jp/special/64403/

    「原爆初動調査 隠された真実」 - NHKスペシャル - NHK(初回放送日: 2021年8月9日)
    https://www.nhk.jp/p/special/ts/2NY2QQLPM3/episode/te/QP8G3PR83P/

    原爆初動調査 隠された真実 | 種類,単行本 | ハヤカワ・オンライン
    https://www.hayakawa-online.co.jp/shopdetail/000000015544/

  • これは過去の問題や過ちではない。

  • 2021年に放送されたNHKスペシャルが母体の本。ヒロシマナガサキの残留放射線の存在を確認しながら隠蔽したアメリカ政府。国際社会での派遣維持と裏腹に捨て置かれた日米の被爆者たち。戦後70年以上経過して明かされる驚愕の事実。

    既に生存者も残り少ない中での丹念な取材。新聞社が取材能力を失った今、個人のノンフィクション作家よりNHKの取材力が日本では一番なのかもしれない。半官の組織にしかこのような力のないのも危険ではあるが。

    戦後70年は草木が生えないと言われた被爆地。それだけの年月が過ぎても終わらない問題点を世に知らしめた点は高く評価できる。

  • まさに足で稼ぐといった取材記。
    原爆の被害のイメージとしてははだしのゲンなどの題材が比較的身近に存在しえていると思っていたが、そういう題材ですら取りこぼしてしまう陰惨な影の部分は国際関係の中で埋没してしまうことが今更ながら深く身にしみる。

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著者プロフィール

長年「ひきこもり」をテーマに取材を続けてきたメンバーを中心とする、全国で広がる「ひきこもり死」の実態を調査・取材するプロジェクトチーム。2020年11月に放送されたNHKスペシャル「ある、ひきこもりの死 扉の向こうの家族」の制作およびドラマ「こもりびと」の取材を担当。中高年ひきこもりの実像を伝え、大きな反響を呼んだ。

「2021年 『NHKスペシャル ルポ 中高年ひきこもり 親亡き後の現実』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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