人間はどこまで家畜か【NFT電子書籍付】 現代人の精神構造 (ハヤカワ新書)
- 早川書房 (2024年2月21日発売)
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感想 : 2件
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Amazon.co.jp ・本 (224ページ) / ISBN・EAN: 9784153450196
作品紹介・あらすじ
清潔な都市環境、健康と生産性の徹底した管理など、人間の「自己家畜化」を促す文化的な圧力がかつてなく強まる現代。だがそれは疎外をも生み出し、そのひずみはすでに「発達障害」や「社交不安症」といった形で表れている。この先に待つのはいかなる未来か?アプリ上で読むことができ、譲渡・売買可能なNFT電子書籍付。特典として書き下ろしエッセイ「≪モンタージュ症例≫発達障害の30代前半男性とその父」を収録。【取得期限:2026/2/18 23:59】
みんなの感想まとめ
人間の「自己家畜化」というテーマを深く掘り下げ、現代社会における文化的変化への適応とその影響を考察しています。著者は、過去の暴力文化からの変化や、精神疾患の増加を通じて、現代の価値観がどのように形成さ...
感想・レビュー・書評
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自己家畜化とは野生生物が人間との共同生活に適応する変化を示すらしい
牛や鶏などは人為的な選択によるため自己家畜化ではなく、犬猫がこれに相当する
そしてこの変化は人間にも当て嵌まる
人間については文化的変化への適応が自己家畜化の変化といえる
人は如何しても狭い視野で物事を捉えがちだが、暴力性を不徳とした社会は極近代の価値観でしかない
中世以前は決闘文化が当たり前、近代であっても数十年遡れば今よりも暴力は当たり前だった
それが無くなってきたのは文化的変化への人間の適応、自己家畜化による
しかしながら、変化というのは誰しも適応できるものではない
生物的な変化に伴う変容はゆっくりとした速度なので取りこぼされる事は少ないが、文化的進化は技術の変容で加速するため本来の生物的変容以上の速度となり、取り零しが生じやすい
実際に文化的変化により社会に求められる標準的人間像の的が狭まってきており、過去と比べて精神疾患と判別される人の数は増えている
視点を変えると精神疾患とされる方の方が動物としての人間としては妥当とも言える
文化的変容を否定しないが、無為に変わる世界を正しいとして、その的から外れた人を正常でないとする世は功利的考えから妥当と思い難い
インクルーシブとか言っている方は、そもそもの世界の有り様を見つめ直して、自らの言葉を見直した方がよい詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
精神科医らしい切り口の本。
後半は昨今の発達障害の問題に触れている。
この本は読む前に社会契約論に目を通しておくとより楽しめる。
個人的にはホモ・サピエンスであればコスパが最も高いのは子孫を繁栄させることであるはずなのに、コスパを考えた時に若年層は結婚はコスパが悪いと避けるという点。
非常に考えさせられた。
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