文藝春秋オピニオン2021年の論点100 (文春ムック)

  • 文藝春秋 (2020年11月20日発売)
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  • 本 ・本
  • / ISBN・EAN: 9784160070172

感想・レビュー・書評

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  • 各界専門家の見方や提言が指し示す言葉。知見が開ける。たとえば、長田昭二さんの『「モーダルシフト」で復活する貨物鉄道』では、災害時の貨物輸送が滞り、被災者の生活物資が困窮する事態。物流の大切さ重要性が意識出来た。トラック輸送だけではなく貨物列車の重要性も在来線が被害を受けた例で初めて知る。今後の新幹線による貨物輸送の必要性も理解できた。
    奥野修司さんの『世界に逆行「農薬大国」日本の現実』では、毒性は遺伝する。農薬の使用が多い国は自閉症の有病率が高く明らかに相関関係があると言われている。親が食べたグリホサートが孫世代に障害となって現れる。読んで怖かった。
    辻田真佐憲さんの『「専門知」は万能ではない今、求められる「総合知」の力』では、専門家崇拝の危険性。権威主義的な専門家崇拝に陥らず、細分化された専門知をまとめあげ、これくらいでいいのかという大まかな見取り図を提供できる総合知の必要性感じた。
    まずは、さまざまな事柄を知ることから始めて自ら考え行動する。それが自分や家族や次世代を守ることになると思う。

  • 柳川先生のだけ。面白かった。オンライン環境の進化は自分にとっても大きな影響があった。

  • コロナ関連の論文から優先して読んだ。その中で、泉秀一氏の「アフターコロナ勝ち組の正体」が興味深かった。コロナによってもたらされた新しいトレンドとして、ネットワーク上に広がる仮想空間での経済活動や、巨大ビジネスの可能性について論じられていて、例として、あつ森や米津玄師の事例があげられている。今後の一つの方向性になるのだろうと感じた。その一方で、音楽のライブについては、リアル以外はあり得ないという感覚もある。自分が好きなバンドのリーダーが、ファンの会報で、ネットライヴで果たしてファンが納得してくれるのかという苦悩を吐露していた。今後は、感染状況をにらみながら、ビジネスにおいても、生活においても、ネットでの経済活動の可能性を模索しながら、リアルでもどこまでやれるかを探っていくことになると思う。

  • 自分が興味のあるもの、読んでおいた方がいいと思うものを選びながら読み進めた。

    1つ1つのトピックが、2~4ページ以内と比較的短めにまとめられているので、読みやすかった。1日1~2トピックずつ読むと決めて、約3ヶ月かけて読了した。

    多くの著名人が執筆を担当しており、「政治」「経済」「国際」などの分野ごとに記事が区分されていた。やはり全体的に新型コロナウイルスの話題が上がることが多く、新型コロナはありとあらゆる分野に何かしらの影響を与えていることを実感した。


  • 東京慈恵会医科大 近藤一博先生
    最も頭の悪いウイルスでさえ最も頭のいいウイルス学者より賢い
    うつ病の役8割はウイルス感染症
    新型コロナの場合、人の生き死ににつながる危険なウイルスは肺に入って増殖する。肺のウイルスが他の人に感染すれば危険だが、マスクをすれば痰を媒介なした感染は困難になり重症化するような感染はしにくい

  • 2021年、最も読むべき一冊。
    多ジャンルの著名人によるコロナ禍の今を見つめる視点が窺い知れ、有益な内容が詰まっていました!

    激しければオススメです!!是非お読みください

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