阿川佐和子のこの噺家に会いたい 15人の落語家・講談師が明かす、笑いと語りのエッセンス。 (文春MOOK)

  • 文藝春秋 (2022年7月28日発売)
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本 ・本 / ISBN・EAN: 9784160070516

感想・レビュー・書評

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  • 「週刊文春」の人気連載「阿川佐和子のこの人に会いたい」に登場した、15人の落語家・講談師が明かす、笑いと語りのエッセンス【目次】
    ○柳家喬太郎:何回かオンライン落語を経験して思ったのは、今後ライブと並行して残るんじゃないかと。
    ○神田松之丞(六代目・神田伯山)不思議なもので、一年くらいで耳が慣れて、講談が面白く感じられるよう~
    ○桂歌丸最後の『笑点』は、普段通りやって、決して涙は見せまいと思ったんですけど、ダメでした。
    ○高田文夫(立川藤志楼)ビートたけしが、フライデーを襲撃する直前に、小料理屋で「まあまあ」となだめた
    ○桂米團治:米朝は、上方だけでもなく、日本全体の落語をリメイクした人だと思うんです。
    ○小沢昭一撮影所の化粧部屋で、川島(雄三)組と黒澤(明)組が一緒になったことがあってね。
    ○立川志の輔:落語はバイブル。日本人が楽に生きられる要素が詰まった、教典だったらいいなあと。
    ○三遊亭円楽(六代目)もう一度、先代に似てくるでしょう。顔も伸びてくると思います(笑)。
    ○柳家小三治:自分の力がこれでいいなんて、絶対思えない。誰も信用できないんだ(笑)。
    ○立川談春:自分の「うまさ」をつきつめたい。
    でも本当は師匠に褒められたいだけなんです。
    ○林家木久蔵(初代。現・林家木久扇)三木助の「木」に正蔵の「蔵」、それが長く続くようにって「木久蔵」になったんです。
    ○春風亭昇太:古典ができないから新作やってるって
    言われるのが悔しかった。
    ○桂三枝(現・六代 桂文枝)落語家として満足しきれていなかった。正直、辞めようと何度も思いました。
    ○立川談志 は十分に生きた。褒めてやろうと思ってます
    ○柳家小さん(五代目)小学生の頃は教室かけ持ちで噺して歩いたよ。

  • サワコの朝が終わってから、佐和子さんを見る機会が少なくなった。

    表紙の写真は、良いですねえ。こういう表情を引き出せるカメラマンは大したものです。

    裏表紙を見て落語ファンなので全員知ってます。

    しかし生で見たことがあるのは、
    一段目 柳家喬太郎 鈴本演芸場
    二段目 桂米團治  伊丹寄席/いたみホール
    三段目 春風亭昇太 浅草演芸ホール
    四段目 桂三枝   MBS
    だけ。
     蝋燭が消えた人が6人。
    神田伯山、立川志の輔、立川談春、木久ちゃん等など、
    高座を聴いてみたい。

    高田文夫は立川談志の弟子でもあるけど、藤志楼って
    とうしろ=素人という洒落だし、やっぱり放送作家のイメージが強い。

    誰でも知ってるその人の話を追確認する様なインタビューではつまらない。
    阿川佐和子だから引き出せたと言うのが、この人の強みでしょう。

  • 有り 779.1/ア/22 棚:19
    一宮も

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著者プロフィール

作家

「2023年 『ベスト・エッセイ2023』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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