Number PLUS Sports Graphic 中田英寿 20年目のイタリア (September 2018)

  • 文藝春秋 (2018年9月5日発売)
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本 ・雑誌 (100ページ) / ISBN・EAN: 9784160082373

感想・レビュー・書評

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  • セリエAでの栄光と挫折。こうなってしまうよなぁ、中田の経歴からすると。ペルージャでの輝きとローマでの栄光。その光を纏ってさらなる高みへと行くはずだったんだけどなぁ、パルマでは。
    パルマ在籍当時の自分のサッカー知識・情報量では、チーム状況とかが理解できずに、なんで上手くいかないんだろう、ってただただ不思議だった覚えがあるわ。
    そこから居場所を求めて、チームを転々とするシーズンが続いて、引退しちゃったんだよなぁ。

    読んでいて驚いてしまったのは、ペルージャやローマで歓迎されるのは当たり前と思っていたけど、そのほかのチームでも歓迎されていたこと。中田英寿の人間性もあることながら、それぞれのクラブで選手個人への尊敬があるからなんだろうなぁ、と思います。サッカー選手という、ある意味ではクラブの商品としての側面を持つけれど、それ以前に一人の人間なんだ、という当たり前の認識。
    そういうことが素晴らしいし、そういうクラブで敬意をもたれている中田英寿という選手は、やはり素晴らしいのだな、と再確認。

    個人的ハイライトは、どうしてもローマ対ユベントスのあの試合になりますね。バティとモンテッラが左右に開いて、どっちに出すのか?と思っていたら、ずどんとミドル。あの時のGKファン・デル・サールなんだよねぇ。スクデットとれないとかいろいろあって、彼フルハムで稲本と一緒にやるんだよね。で、その後マンUで復活と。
    パルマ行かずに、ローマでCL出てたらその後どうなってたんだろうか。こればっかりはわからない、ほんとにわからない。
    ただ、自分のやりたいサッカーをやれるチームを探してた、というのであればビッグクラブ・メガクラブに移籍大活躍というifではなさそうだ。

    現在の手数少なく最短距離でゴールまで、のサッカーにはあってると思うんだけどね。CMFで君臨する姿とか想像できそうじゃない?

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