サッカーに愛された男 小野伸二のすべて。 1998-2023 完全保存版 (Sports Graphic Number PLUS)
- 文藝春秋 (2024年1月5日発売)


- 本 ・本
- / ISBN・EAN: 9784160082717
感想・レビュー・書評
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やっぱり大好きです。永久保存版。
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NumberPLUS「完全保存版 サッカーに愛された男 小野伸二の全て」。
表紙の笑顔と巻頭見開きの笑顔に変わりがないのが素晴らしい。あぁ、小野伸二ってこういう人なんだよなぁ、と思わせます。
日本人のサッカー選手で「天才」とは?と聞かれたら、小野伸二と答えます。理由は?と聞かれたら、アーカイブで動画見てくれればわかる、と言いますね。答えとして適当かどうかは置いといて。「天才」以外に名付けるとするならば「太陽」ですね。「太陽王子」と言われたのはキャプ翼の葵新伍でしたが、小野伸二も相応しいと思います。
重ね重ね思うのは、フィリピン戦での怪我がなければ、彼はどこまで登って行ったのだろう?どこまで日本代表を連れて言ってくれたのだろう?というifの物語。あのケガがなければ、というのは誰もが思うこと。ケガ前のイメージは戻ってこなかった、ということですが、本人の中では一度もベストを出していない中での、数々のパフォーマンスですからね。どこまで登って行ったのでしょうね。当時であればフェイエを足がかりに、イングランドやイタリアに行っていたのかもしれない。フェイエ所属時代はよく見ていたなぁ。UEFA杯優勝も見ることができました。トマソンとすごく息が合っていたんですよね。ミランへステップアップしたトマソンと同じく、ミラン行きとか可能性はあったのかもしれない。
悔しいのは、キャリアの終盤をエスパルスで全うできなかったことか。所属時は長谷川健太最終年とゴトビ時代。ゴトビ時代は不遇だった記憶。試合に使われることが少なくなりましたね。あの時天皇杯とっていれば、エスパルスも成長できたと思います。いろいろと悔やまれるゴトビ時代。健太の遺産を食い潰してしまった時代だと思ってます。エスパルスで覚えているのは、リュングベリがいた時の名古屋戦だったかな。もう最終節近く。ホーム最終戦だったか。小野とリュングベリで完璧に試合作り上げてしまったゲームでした。
最後はエスパルスでセレモニーやりたかったですね。
何はともあれ現役生活お疲れ様でした。そういえば、サイン会で握手してもらったことあるんだよな。TVで見た印象と違ったのがガタイの良さでした。デカかった。
今後、サッカーに関わってゆく仕事をするのであれば、やはり監督業はどうですか、と聞きたくなるよね。どんなチームを作るのか。
堅守だったりするのかな。攻撃よりも守備の方に重点置くのかな。
セカンドキャリアが気になります。どの道を歩くのか。
しかし、表紙はいい写真だな。
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