青葉繁れる

  • 文藝春秋 (1973年8月1日発売)
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感想 : 3
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  • 本 ・本 (221ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784163028705

感想・レビュー・書評

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  • 仙台などを舞台とした作品です。

  • 初めて読む 井上ひさしさんの本昭和27年の仙台。女子学生のスカートをずり下ろすことに青春をかける男子高三年生の学生5人組のはちゃはちゃな日々に くすくす笑いながら読みました。大暴れの生徒達の自主性を尊重しあたたかくでっかい心で守る先生達が書かれていて面白いだけのお話ではありませんでした。『熟慮断行』忘れないようにしよう。これからもちくちく井上さんの本を読んでいこうと思います。

  • 37年前の本を閉架書庫から引っ張り出して貰い、読む。30年ほど前、高校に入学した頃に父親から渡されて、一度読んだ記憶がある。井上ひさしが仙台一高に通っていた頃の事を題材にして書いた小説だ。僕も仙台の高校を卒業したが、一高とは正反対の「おミズ・チンピラ養成校」だった(此処まで書けば判る人は判る)(同じなのは男子校という点)(今は共に共学化した)から、ワルい奴の集まりで正に掃き溜めだったとも云える。青葉繁れる此の季節、何か懐かしくなって、手にした。どんなんだったかなぁ。

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著者プロフィール

(いのうえ・ひさし)
一九三四年山形県東置賜郡小松町(現・川西町)に生まれる。一九六四年、NHKの連続人形劇『ひょっこりひょうたん島』の台本を執筆(共作)。六九年、劇団テアトル・エコーに書き下ろした『日本人のへそ』で演劇界デビュー。翌七〇年、長編書き下ろし『ブンとフン』で小説家デビュー。以後、芝居と小説の両輪で数々の傑作を生み出した。小説に『手鎖心中』、『吉里吉里人』、主な戯曲に『藪原検校』、『化粧』、『頭痛肩こり樋口一葉』、『父と暮せば』、『ムサシ』、〈東京裁判三部作〉(『夢の裂け目』、『夢の泪』、『夢の痴』)など。二〇一〇年四月九日、七五歳で死去。

「2023年 『芝居の面白さ、教えます 日本編』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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