青が散る

著者 :
  • 文藝春秋
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本棚登録 : 94
感想 : 17
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  • Amazon.co.jp ・本 (445ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784163071305

感想・レビュー・書評

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  • 《教員オススメ本》
    通常の配架場所: シラバスコーナー
    請求記号: 913.6//Mi77

    【選書理由・おすすめコメント】
    新設大学のテニス部員たちを主人公とした、「定番中の定番」ともいえる青春小説。若さの持つ喜びや悲しみ、輝きや苦渋などが、今まさに学生生活を謳歌する皆さんの胸にストレートに響くと思います。大学時代の今読まなくていつ読むの?という一冊です!
    (経済学部 小山真理子先生)

  • 青春小説

  • 読み終わって、切ないような清々しいよな、そんな気分になりました。

  • 途中まで読んでたのを、最初から再読。

    実家から持って来た本なので、読み終わるまでに実に時間がかかったなぁ

    関西の新設大学の4年間、テニス、恋愛、友情・・・
    と書くとなんだか薄っぺらいけど、鮮やかで良い青春小説。

    宮本輝はストーリーテラーの印象が強いのだけど(いや描写も良いんだけど)
    この作品はストーリーそのものよりもこの年齢独特の描写、空気感が
    素晴らしかった。

    夏子との出会いの雨の匂いや、テニスの練習の時の日射しの眩しさ、
    ガリバーの家の中華料理店の油のシミまで目の前にあるよう。
    夏子と燎平の関係や、結婚してからアメリカから一時帰国して来た時の裕子、
    金子との友情や、安斎の病気の結末。
    全部、これ見よがしのリアルじゃない、けれど真実味のある
    今となっては古き良き時代になってしまった昭和の青春の物語。

    惜しむらくは、作品ではなく、これを読んだ私自身のタイミング!
    おまけにテニスは全然わからないので(セットとゲームの違いもわからない笑)
    試合の描写もなんとなくの流れしか理解できない

    やっぱあるんだよなー、出会うタイミングって。

    夏子はももクロの夏菜子で再現されてたんだけど、ドラマになった時は
    若き二谷友里恵だったとか。そりゃピッタリだわ!

  • 読了日は不明。
    宮本輝さんの本を全然登録してなかったので、まとめて20冊ほど(ほとんどの作品を単行本の時に読んでいるが、今や表紙が出てこないのでやむなく大半を文庫で)登録。
    まだ登録しきれてない作品もあり。

    この本を読んでいたので、村上春樹の「ノルウェイの森」がかすんで見えた記憶がある。

  • 辰己教授の王道という言葉が、燎平の中の一切を洗い流したという表現は、見事という他はない。

  • これも試験問題で出たのが知るきっかけ。
    本屋で探し出したときの本の厚さが!!でも読みやすいおもしろい。

  • 図書館

    面白かった!!
    なんでもっと早く読まなかったんだろう

    この人のほかの本も読もう!

  • 再読。

  • 青春の思い出再読。やっぱり良かった。筋肉となってテニスがしたくなった

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著者プロフィール

1947年兵庫生まれ。追手門学院大学文学部卒。「泥の河」で第13回太宰治賞を受賞し、デビュー。「蛍川」で第78回芥川龍之介賞、「優俊」で吉川英治文学賞を、歴代最年少で受賞する。以後「花の降る午後」「草原の椅子」など、数々の作品を執筆する傍ら、芥川賞の選考委員も務める。2000年には紫綬勲章を受章。

「2018年 『螢川』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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