街の観覧車

  • 文藝春秋
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感想 : 3
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  • 本 ・本 (291ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784163072401

感想・レビュー・書評

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  • 短編集。全10話。

    今回は、私の好きなブラック・ユーモアとは少しスタンスを異にする作品が多かったかなぁ。でも阿刀田さんの作品は基本的になんでもおもしろい♪

    今回も、気に入った言葉があったのでちょっと抜粋。

    『うすあかり』から。



    過去は現実に存在したものより

    いっそう鮮明なものとなって戻って来る。

    時には現実に存在したものを

    はるかに越えて飛翔する。



    内容ももちろんなんだけど、この表現がすばらしいと思いません??心に沁みるんだよね〜。

    この文って、言い得て妙。過去の出来事って、実際よりも数倍よかったことのように感じるし、実際よりもうんと光輝いてた気がしちゃうんだよね〜。

    でも、いつまでも過去にしがみついてないで、現在を楽しまないとね、やっぱり。

  • 一時期,阿刀田 高 にハマっていたが,家に残っているのはこれだけだ。

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著者プロフィール

作家
1935年、東京生れ。早稲田大学文学部卒。国立国会図書館に勤務しながら執筆活動を続け、78年『冷蔵庫より愛をこめて』でデビュー。79年「来訪者」で日本推理作家協会賞、短編集『ナポレオン狂』で直木賞。95年『新トロイア物語』で吉川英治文学賞。日本ペンクラブ会長や文化庁文化審議会会長、山梨県立図書館長などを歴任。2018年、文化功労者。

「2019年 『私が作家になった理由』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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