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- 本 ・本
- / ISBN・EAN: 9784163089805
感想・レビュー・書評
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大仏建立に突き進む聖武天皇に思わず同情してしまいました。飢饉や大地震、流行病などの天災と、長屋王の変、藤原広嗣の乱などの叛乱。この事態に聖武天皇はどれほど怯えたか。仏にすがる以外道がみえない彼の心情に涙しました。
それから、藤原家一族の期待を背負う光明子の描写がよかったです。きっと資料などはほとんどなく、作家の想像なのでしょうが、すごく説得力のある容貌・性格に感じました。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
~帯より~
華やかに咲き誇る天平の文化の陰で、
熾烈で重大なドラマが進行していた。
蘇我氏の血を受け継いだ持統、元明、元正ら女帝が築いてきた勢力に対して、
光明子を皇室に送り入れた宇合を中心とする藤原氏が
政権を奪取しようと猛然と起ち上がったのである。
それはまず最大の政敵・長屋王への襲撃から火蓋を切り、
事態は血を血で洗う凄惨な抗争へと、
一気に燃え上がってゆく……。 -
途中で挫折
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著者プロフィール
杉本苑子の作品





