白萩屋敷の月 御宿かわせみ

  • 文藝春秋 (1986年10月16日発売)
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本 ・本 (256ページ) / ISBN・EAN: 9784163092508

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  • お宿かわせみシリーズ。第8巻。美男の医者・恋娘・絵馬の文字・水戸の梅・持参嫁・幽霊亭の女・藤屋の火事・白萩屋敷の月。
    「美男の医者」で天野宗一郎初登場、「恋娘」は情けない親と反抗期をいつまでも引きずる娘の話、「絵馬の文字」は子供たちの純真さとお上のさばきが涙を誘う、「白萩屋敷の月」では年齢差から発展しなかった恋の秘話が切ない情景が見事なお話、など。るいが人妻に変装中のためお歯黒なのに、見とれる男たちに東吾がやきもちを焼くシーンなど新鮮。

  • 御宿かわせみ、多様な登場人物が出てきます、
    落語のような世界で、江戸の世俗がよく伝わってきます。水戸の梅、幽霊亭の女が好きです。
    るいや東吾はさておき 周りの脇が大好きです。
    畝源三郎やお吉が絶妙
     しかし、東吾は女心がわからん奴です


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著者プロフィール

東京都生まれ。日本女子大学国文科卒業。戸川幸夫の知遇を得、その推薦で長谷川伸の門下となる。1959年『鏨師』(たがねし)で第41回直木賞を受賞。1991年『花影の花』により、第25回吉川英治文学賞を受賞。また、これまでの業績により、1997年紫綬褒章を、1998年第46回菊池寛賞を受賞。2004年文化功労者に選ばれ、2016年文化勲章を受章した。著書に南町奉行所内与力・隼新八郎がさまざまな事件を解く「はやぶさ新八御用帳」「はやぶさ新八御用旅」シリーズや「御宿かわせみ」シリーズなどがある。

「2019年 『新装版 はやぶさ新八御用帳(十) 幽霊屋敷の女』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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