勇魚(いさな) (下巻)

  • 文藝春秋 (1987年1月1日発売)
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感想 : 6
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  • 本 ・本 (336ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784163095509

感想・レビュー・書評

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  • アマゾンで1円購入!ラッキー。
    2015/04/27
    2015/05/24読了

  • 読めて本当によかったです。
    上下巻の大作でしたが、
    苦労せずに読むことができました。

    二人の男をメインにした物語。
    ようやく青年は、その失った左腕を
    もろともせぬ、地位を手に入れることになります。

    もちろん、有能すぎるほどの男ですが、
    時に、やはり「オトコ」に戻ってしまいます。
    血気盛んですものね。

    そういえば、もう一人の男も含め、
    どこか女性に負い目があるのです。
    片方は、ついぞ向き合い、新たな一歩を
    踏み出すことがかないましたが…

    まさに、最後は報われた、と思うことでしょう。
    いろいろと苦難を味わった彼の、
    本当の意味での「ゴール」

  • 太地で捕鯨を営んでいた刃刺「甚助」が、「ジム・スカイ」となっていく波乱万丈人生を中心に語られていく。また、彼に外国見聞の使命を与えた松平定頼のその後を幕末史実の著名人と絡ませて、その生き様を描いている。甚助の弟、三郎と「およし」の話も切ない。
    C.W.ニコルの日本人に対する敬愛が伝わってくる素晴らしい物語だった。

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著者プロフィール

C. W. ニコル:1940年、英国南ウェールズ生まれ。95年、日本に帰化。英国女王より名誉大英勲章を受章。ナチュラリストとして長野の黒姫山を護り、ウェールズ地方の森林保護運動と連携して「(財)C. W. ニコル・アファンの森財団」を設立。著書に『15歳の寺子屋 森をつくる』など多数。

「2018年 『BIOCITY ビオシティ 75号 東日本大震災、復興の光と影』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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