聖徳太子 日と影の王子 (上)

  • 文藝春秋 (1987年1月1日発売)
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感想 : 3
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  • 本 ・本 (672ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784163096704

感想・レビュー・書評

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  • 作り話とはいえ、この時代の人物や歴史の背景を知ることができ、なかなかためになった。

  • 聖徳太子を知らない人は、ほとんどいないですよね。

    その割には、人物像ってあまり知られてないですよね。

    あらすじを読むと、難しそうですが、女性にまつわる話なども多く、聖徳太子の青春編といった趣きで、内容はわかりやすいです。

    でも、人の名前がわかりにくいですね。

    嫌になるくらいです。

    そこさえクリアすれば、結構面白いです。

    大河ドラマにして欲しいくらいの名作ですね。

    あまりに、人間らしくて、ちょっとイメージが崩れるかも。

    でも、一度読んでみてください。

    歴史に興味のある方、オススメです。

  • 黒岩版聖徳太子は一般に知られている超人的な人物ではなく、
    聡明で人を惹き付けるだけの魅力と器を持ち、繊細で多感な青年として描かれている。
    師である高句麗僧慧慈(えじ)との交流、妻や子達、
    舎人や厩戸に心酔する氏族との関係などの人間模様は黒岩節炸裂で読み応えがある。

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著者プロフィール

1924-2003年。大阪市生まれ。同志社大学法学部卒。在学中に学徒動員で満洲に出征、ソ満国境で敗戦を迎える。日本へ帰国後、様々な職業を転々としたあと、59年に「近代説話」の同人となる。60年に『背徳のメス』で直木賞を受賞、金や権力に捉われた人間を描く社会派作家として活躍する。また古代史への関心も深く、80年には歴史小説の『天の川の太陽』で吉川英治文学賞を受賞する。84年からは直木賞の選考委員も務めた。91年紫綬褒章受章、92年菊池寛賞受賞。他の著書に『飛田ホテル』(ちくま文庫)。

「2018年 『西成山王ホテル』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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